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	<title>教えて！お坊さん &#8211; まいてら</title>
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	<description>安心の寺院・僧侶紹介。あなたにピッタリの探し方</description>
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		<title>お寺のペット供養とは？ 安心できるペットの葬儀・お墓を解説【教えて！お坊さん】</title>
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		<dc:creator><![CDATA[玉川 将人]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 22 Apr 2025 09:26:18 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　大切な家族の一員であるペットが旅立ったとき、あなたはどう送り出してあげますか？ 　手厚く供養してあげたい気持ちはあっても、「何をどうすればいいのか」「安心できる業者や霊園が分からない」と、悩まれる人も少なくありません。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><em>　</em>大切な家族の一員であるペットが旅立ったとき、あなたはどう送り出してあげますか？<br />
<em>　</em>手厚く供養してあげたい気持ちはあっても、「何をどうすればいいのか」「安心できる業者や霊園が分からない」と、悩まれる人も少なくありません。</p>
<p><em>　</em>そんな中で近年、お寺でのペット供養が注目されています。仏さまに見守られながら、住職が読経をし、心を込めて供養をしてくれる——まさに家族の一員として、しっかりと送り出すことができるのです。</p>
<p><em>　</em>まいてら編集部は、ペット供養を行っている４寺院に話をうかがいながら、お寺ならではのペット供養について詳しくご紹介いたします。<br />
<em>　</em>この記事を読むことで、ペットを安らかに送り出し、心おだやかな供養ができます。大切なペットの旅立ちをあたたかく見守るためにも、ぜひ最後まで読み進めてみてください。</p>
<h2 class="c_header_post-b">ペット供養が増える背景 &#8211; 核家族・単身・室内飼育による“ペットの家族化”</h2>
<p><em>　</em>最近は、家族同様にペットと暮らす人が増えています。とある調査では、ペットを飼った経験のある人の約7割が「ペットは家族と同等である」と考えているそうです。<br />
<em>　</em>そのため、亡くなったペットに対しても、葬儀や法要を通じて手厚く弔う風潮が広がっています。この変化には、どのような社会的背景があるのでしょうか。</p>
<p><em>　</em><a href="https://mytera.jp/tera/kannouji7/monk/"><ruby>感応寺<rt>かんのうじ</rt></ruby>（東京都・浄土宗）の<ruby>成田淳教<rt>なりたじゆんきよう</rt></ruby>住職</a>は、ペットの&#8221;室内化”が進んだ結果、ともに過ごす時間が増え、それが家族としての結びつきを強め、&#8221;家族化&#8221;につながっていると考えます。</p>
<p>「核家族化や単身化により、多くの人が家族よりもペットと過ごす時間の方を長く感じています。そのためか、ペットとのお別れに際して、『親の時以上に悲しい』と表現する人も少なくありません」</p>
<p><em>　</em>住環境や都市環境の変化に注目するのは<a href="https://mytera.jp/tera/48chokakuji/monk/"><ruby>超覚寺<rt>ちようかくじ</rt></ruby>（広島県・真宗大谷派）の<ruby>和田隆恩<rt>わだりゆうおん</rt></ruby>住職</a>。「昔は家に庭があることが普通で、近くに森や山もありました。しかし現代の都市環境では埋葬のための適切な場所がないため、ペット火葬が普及していったのでしょう」と述べます。</p>
<p><em>　</em>また和田住職は、親戚の葬儀や法事に参加する機会が減っていることから、ペット供養が新たな情操教育の場としての役割を果たしているとも考えます。</p>
<p>「ペットの最期を看取ることは、命そのものに触れる経験です。特に子どもにとって、心を育む貴重な機会となるのではないでしょうか」</p>
<figure id="attachment_37489" aria-describedby="caption-attachment-37489" style="width: 671px" class="wp-caption aligncenter"><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481362581_645234031393443_2295990589777391334_n.jpg" alt="掲示板" width="671" height="891" class="size-full wp-image-37489" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481362581_645234031393443_2295990589777391334_n.jpg 671w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481362581_645234031393443_2295990589777391334_n-226x300.jpg 226w" sizes="(max-width: 671px) 100vw, 671px" /><figcaption id="caption-attachment-37489" class="wp-caption-text">超覚寺では毎日掲示板を張り替える。この日は&#8221;ムツゴロウさん&#8221;こと、畑正憲さんのことばを掲載。</figcaption></figure>
<h2 class="c_header_post-b">ペットの家族葬とは？ &#8211; 人間の葬儀との違いと共通点</h2>
<p><em>　</em>ペットも家族の一員として大切にされるこの時代に、本格的な&#8221;ペットの家族葬”を提供するお寺があります。感応寺の『せたがやペット斎場』です。</p>
<p><em>　</em>３基の火葬炉と美しい祭壇の飾られた式場は、まるで人間の葬儀会館そのものです。館内の足元や壁面には大理石が施され、明るく清潔感のある空間が広がり、最期の時間を心静かに過ごせるよう配慮されています。</p>
<p>「すべての命が等しく救われるようなお寺にしたい」と成田住職。葬儀では浄土宗の伝統的な儀式が執り行われ、その後の火葬や埋葬も、職員のサポートを受けながら手厚く行われます。</p>
<figure id="attachment_37493" aria-describedby="caption-attachment-37493" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-1024x683.jpg" alt="せたがやペット斎場" width="640" height="427" class="size-large wp-image-37493" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06.jpg 1920w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37493" class="wp-caption-text">せたがやペット斎場は毎日稼働し、「いまでは月200件の火葬、40件の葬儀をお勤めしている」と成田住職。画像はペット葬儀用の祭壇。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>本格的な火葬炉や葬儀会館を備えたお寺は珍しいですが、火葬後の焼骨をお祀りして、葬儀を執り行うお寺は少なくありません。<ruby>専求院<rt>せんぐいん</rt></ruby>（青森県・浄土宗）もそのひとつです。</p>
<p>「もともと青森県は&#8221;後火葬”の地域です。&#8221;通夜→火葬→葬儀”という流れが一般的で、これはペットの場合も同じです」と<a href="https://mytera.jp/tera/senguin64/monk/">専求院の<ruby>村井麻矢<rt>むらいまや</rt></ruby>さん</a>。</p>
<p><em>　</em>お寺の本堂は極楽浄土を再現した空間です。仏さまの前にお骨を安置し、荘厳な雰囲気の中で響くお経の声は、亡くなったペットへのやさしい祈りとなり、家族の心をより深く慰めてくれます。</p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">供養後も続くペットロスを癒す、お寺という安心の空間</h2>
<p><em>　</em>大切な家族を亡くした悲しみはお葬式のあとも続きますが、継続的なお参りがグリーフケアにつながるのは、人もペットも同じです。</p>
<p>「小江戸」として知られる埼玉県川越市。入間川沿いに広がる県内屈指の自然公園「川越水上公園」は平日から多くのペット愛好家でにぎわい、すぐそばにある<ruby>最明寺<rt>さいみようじ</rt></ruby>（天台宗）も、散歩ルートの一部として親しまれています。<br />
<figure id="attachment_37577" aria-describedby="caption-attachment-37577" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-1024x768.jpg" alt="" width="640" height="480" class="size-large wp-image-37577" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n.jpg 1920w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37577" class="wp-caption-text">自然豊かな川越水上公園のすぐそばに最明寺がある。</figcaption></figure></p>
<p><em>　</em>境内に建つのは、ヨーロッパのお城をモデルにした、ひと際目立つペット専用の『アニマルヒル合同墓』です。</p>
<figure id="attachment_37516" aria-describedby="caption-attachment-37516" style="width: 399px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/486740599_672301281925403_3681075615700465510_n.jpg" alt="アニマルヒル合同墓" width="399" height="565" class="size-full wp-image-37516" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/486740599_672301281925403_3681075615700465510_n.jpg 399w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/486740599_672301281925403_3681075615700465510_n-212x300.jpg 212w" sizes="auto, (max-width: 399px) 100vw, 399px" /><figcaption id="caption-attachment-37516" class="wp-caption-text">最明寺の『アニマルヒル合同墓』。暗号番号式のオートロック扉で守られている。</figcaption></figure>
<p><em>　</em><a href="https://mytera.jp/tera/saimyouji57/monk/">最明寺の<ruby>千田明寛<rt>せんだみようかん</rt></ruby>副住職</a>は、「今から約30年前、ペット供養そのものがまだ珍しかった時代に、動物好きの住職が、構想からデザインまで自ら手がけました」と、その誕生秘話を語ります。</p>
<p>「仏教の慈悲は、生きとし生けるものすべてに向けられるもの。住職と同じく私も動物が大好きなので、このお墓には特別な思い入れがあります」</p>
<p><em>　</em><ruby>花手水<rt>はなちようず</rt></ruby>で知られる最明寺はインスタグラムの&#8221;映えスポット”としても人気。「お墓参りとあわせて、公園での時間やお寺での様子を投稿される方もしばしばです」と千田副住職。お墓参りが日常の一部として取り入れられることで、ペットロスもゆっくりと癒されていくようです。</p>
<figure id="attachment_37517" aria-describedby="caption-attachment-37517" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n-768x1024.jpg" alt="合同墓" width="640" height="853" class="size-large wp-image-37517" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n-768x1024.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n-225x300.jpg 225w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n-1152x1536.jpg 1152w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37517" class="wp-caption-text">合同墓内部。扉を開けて、中に遺骨を納める。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>専求院の村井さんは、車で行くには遠い距離を、あえて徒歩でお参りする女性のエピソードを語ってくれました。</p>
<p>「代々の猫ちゃんをこちらで供養されている方です。『私が元気でいなければ、この子たちをお参りする人がいなくなってしまう』と、健康のために、あえて歩いてお参りされているんです」</p>
<p><em>　</em>ペットは家族の一員です。亡くなった家族への想いが心の支えとなり、日常を彩り、生きる活力となってくれていることを物語ります。</p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">ペットのお墓は多様化 &#8211; 納骨堂・共同墓・個別墓、そして「一緒に眠れる墓」という選択肢</h2>
<p><em>　</em>かつては「山や海に埋める」「川に流す」のも珍しくなかったペットの埋葬。しかし現在では、お墓への埋葬が一般的となり、永代供養墓や納骨堂、さらには樹木葬と、そのかたちもさまざまです。</p>
<p><em>　</em>お墓のタイプ別に、それぞれの特徴や魅力をお坊さんたちにうかがいました。</p>
<p><u><strong>【ペット永代供養墓（専求院）】</strong></u><br />
<em>　</em>永代供養墓とは、ひとつの場所に他のペットの遺骨をともに埋葬するタイプ。「合葬墓」や「集合墓」などとも呼ばれ、比較的費用を抑えられるスタイルです。</p>
<p><em>　</em>専求院のペット永代供養墓は『ヤマボウシ』と名づけられています。「&#8221;友情”という花言葉の通り、たくさんのペットたちが共に眠り、いつ来ても絆を感じられる空間にこだわりました」と村井さん。</p>
<p><em>　</em>利用者の方がそっと置いていった動物たちの置物も少しずつ増え、訪れるたびに温かいつながりを感じられます。<br />
<figure id="attachment_37476" aria-describedby="caption-attachment-37476" style="width: 750px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/pet01-750x500-1.jpg" alt="ヤマボウシ" width="750" height="500" class="size-full wp-image-37476" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/pet01-750x500-1.jpg 750w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/pet01-750x500-1-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/pet01-750x500-1-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 750px) 100vw, 750px" /><figcaption id="caption-attachment-37476" class="wp-caption-text">専求院のペット永代供養墓『ヤマボウシ』。読経料として1万円。<br /></figcaption></figure></p>
<p><u><strong>【ペット個別墓（最明寺）】</strong></u><br />
<em>　</em>最明寺の『アニマルヒル合葬墓』の手前には、『アニマルヒル個別墓』が並びます。<br />
<em>　</em>個別墓とは一家ごとにひとつのお墓を持つ形式。「わが家だけのお墓を持ちたい」「歴代のペットたちを同じ場所に納骨したい」と考える方におすすめです。</p>
<p><em>　</em>黒やマホガニーなど、色とりどりの墓石には、ペットの名前や特別なメッセージ、生前の愛らしい姿が彫刻されており、これらを見るだけで、家族の深い愛情が感じられます。</p>
<figure id="attachment_37519" aria-describedby="caption-attachment-37519" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n-768x1024.jpg" alt="アニマルヒル合同墓" width="640" height="853" class="size-large wp-image-37519" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n-768x1024.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n-225x300.jpg 225w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n-1152x1536.jpg 1152w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n.jpg 1536w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37519" class="wp-caption-text">最明寺の『アニマルヒル合葬墓』。永代供養料50万円/1区画。墓石代は別途。</figcaption></figure>
<p><u><strong>【ペットと一緒に眠れるお墓（感応寺・専求院）】</strong></u><br />
<em>　</em>かつては「人とペットは同じお墓に入るべきではない」と考えられていました。<br />
<em>　</em>しかし近年、&#8221;ペットとともに眠るお墓”を求める声が高まり、そのニーズに応える霊園やお寺も、少しずつ見られるようになってきました。</p>
<p>「感応寺にあるお墓は、すべてペットと一緒に入ることができます」と語る成田住職。</p>
<p><em>　</em>ペットと共に埋葬できる一般墓区画『プラスペット墓』は、都心という立地のため高額な永代使用料が設定されていましたが、それにも関わらず、10年で150区画がほぼ完売し、残りは4区画とのこと（2025年4月現在）。</p>
<p>「希望者には私の実家のお寺でも新たに始めたプラスペット墓や、ペットと一緒に入れる永代供養墓を案内しています」という成田住職のことばから、ペットと一緒に眠りたいというニーズの高さがうかがいしれます。</p>
<figure id="attachment_37521" aria-describedby="caption-attachment-37521" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-1024x768.jpg" alt="プラスペット墓" width="640" height="480" class="size-large wp-image-37521" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37521" class="wp-caption-text">感応寺のプラスペット墓。家族のお墓の奥に、ペットの姿をかたどった黒御影石の墓石が設置されている。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>また、専求院の個室墓「ナナカマド」も、人とペットを同じ場所に埋葬できるコンパクトなお墓です。カロート（お骨を納める空間）には最大4柱までの骨壺を納められ、墓石には好きなことばやデザインを彫刻できます。<br />
<figure id="attachment_37478" aria-describedby="caption-attachment-37478" style="width: 750px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/nanakamado.jpg" alt="ナナカマド" width="750" height="500" class="size-full wp-image-37478" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/nanakamado.jpg 750w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/nanakamado-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/nanakamado-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 750px) 100vw, 750px" /><figcaption id="caption-attachment-37478" class="wp-caption-text">専求院の個室墓「ナナカマド」。墓地使用料65万円/1区画。永代供養料15万円/人。</figcaption></figure><br />
<figure id="attachment_37479" aria-describedby="caption-attachment-37479" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-1024x680.jpg" alt="ペット墓" width="640" height="425" class="size-large wp-image-37479" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-1024x680.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-300x199.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-768x510.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-1536x1020.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37479" class="wp-caption-text">かわいらしいお地蔵様の両脇に並ぶプレートの中に、遺骨を納める。</figcaption></figure></p>
<p><u><strong>【ペットの納骨堂（感応寺）】</strong></u><br />
<em>　</em>近年人気を集めている室内納骨堂。天候に左右されずにお参りができ、建物の中で守られる安心感は、人もペットも同じです。</p>
<p><em>　</em>感応寺会館の2階には、ペット専用の納骨壇が並びます。「わが家だけのお墓を希望する人が、意外と多いようです」と成田住職。<br />
<em>　</em>売れ行きも好調で、それぞれの区画には、あふれんばかりの写真や遺骨、お供え物や思い出の品々。その一つひとつから、それぞれの家族の深い愛情が伝わってくるようです。</p>
<p><em>　</em>また、正面の扉は透かしガラスや障子紙で覆われており、中が見えないよう配慮されているのも、利用者にとって安心できるポイントです。</p>
<figure id="attachment_37495" aria-describedby="caption-attachment-37495" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-1024x768.jpeg" alt="ペット納骨堂" width="640" height="480" class="size-large wp-image-37495" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-1024x768.jpeg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-300x225.jpeg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-768x576.jpeg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-1536x1152.jpeg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13.jpeg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37495" class="wp-caption-text">感応寺の「ペット納骨堂」。使用料は初年度が11,000円~55,000円。別途保証金10,000円。更新費が11,000円/年。</figcaption></figure>
<p><u><strong>【土葬するペット樹木葬（超覚寺）】</strong></u><br />
<em>　</em>超覚寺のペット墓は、土葬する樹木葬。境内の菩提樹のそばには、たくさんのペットたちが静かに眠っています。</p>
<p><em>　</em>超覚寺では、江戸時代から動物の埋葬が行われていたそうですが、原爆によって灰燼に帰し、その存在は忘れられていました。その後約７０年を経て、当時の方法をそのままに、土葬の樹木葬を現代に蘇らせました。</p>
<p><em>　</em>埋葬当日は自ら穴を掘って家族を待ち受けるという和田住職は、土葬ならではの魅力を次のように語ります。</p>
<p>「火葬せずに自然に還したいと願う方も少なからずおられます。大切なウサギを火葬できずにうちに持ってこられた方は、土へと還っていく姿を見て、深く安堵されていました」</p>
<p><em>　</em>埋葬されたペットは、やがて菩提樹の一部となっていきます。お参りのたびに、家族は菩提樹を見上げ、ペットとのなつかしい日々を思い出すことでしょう。<br />
<figure id="attachment_37483" aria-describedby="caption-attachment-37483" style="width: 700px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482196622_3933614603548243_2724465356023211401_n.jpg" alt="ペット樹木葬" width="700" height="527" class="size-full wp-image-37483" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482196622_3933614603548243_2724465356023211401_n.jpg 700w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482196622_3933614603548243_2724465356023211401_n-300x226.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 700px) 100vw, 700px" /><figcaption id="caption-attachment-37483" class="wp-caption-text">超覚寺の「土葬する樹木葬」。和田さん曰く「お布施はいただかない。どうしてもという方はお気持ちほどお包み下さい」とのこと。</figcaption></figure></p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">お寺だから安心できる理由 &#8211; 一気通貫の供養、永代性、時代を超えた見守り</h2>
<p><em>　</em>ここまで、お寺で行われるさまざまなペット供養をご紹介してきました。</p>
<p><em>　</em>自治体の動物供養や民間のペット霊園にはない、お寺ならではの魅力は、「信頼できるお坊さんが、継続して管理・供養してくれる安心感」ではないでしょうか。</p>
<p><em>　</em>専求院の村井さんは、「雪が積もらない限り、毎日永代供養墓の前でお経を唱えています」と話します。顔が見える関係の中で、つながりを大切にしながら、ペットの安寧を願ってくれるお坊さんの存在は、何よりも心強いものです。<br />
<figure id="attachment_37487" aria-describedby="caption-attachment-37487" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-1024x683.jpg" alt="ペット火葬車" width="640" height="427" class="size-large wp-image-37487" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37487" class="wp-caption-text">専求院では、火葬車を用いたペット火葬にも対応。お寺という空間の中で、火葬から読経、埋葬までを一貫して行えることが、大きな安心につながっている。</figcaption></figure></p>
<p><em>　</em>さまざまな人が集うお寺は、やがて同じ想いを持つ者同士の絆を生みだします。</p>
<p><em>　</em>感応寺では、年に2回の合同法要に約500人もの人々が参列し、亡きペットを偲びます。<br />
（※感応寺の動物供養大祭の記事は<strong><a href="https://mytera.jp/paper/pet_ceremony_201904/" rel="noopener" target="_blank">こちら</a></strong>）</p>
<p>「ペットロスに寄り添いたいと、散歩仲間の方がペット同伴でお参りされたこともあります。かわいらしいポチ袋に御香典を包み、そこにペットの名前を書いて手渡す姿は、とてもほほえましい光景でしたね」と成田住職は語ります。</p>
<figure id="attachment_37497" aria-describedby="caption-attachment-37497" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-1024x683.jpg" alt="ペット供養祭" width="640" height="427" class="size-large wp-image-37497" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37497" class="wp-caption-text">感応寺で営まれるペット供養祭の様子。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>お寺は、仏さまに見守られながら、何世代にもわたって続いていく場所です。</p>
<p><em>　</em>超覚寺の和田住職が江戸時代の動物供養を現代に復活させ、最明寺の千田副住職が父の想いを受け継いでペット墓を管理するのも、お寺が「時を超えてつながる場所」だからこそ。</p>
<p><em>　</em>ずっとそばにいてくれるお坊さんという存在、時代を超えて仏さまに守られ続けるお寺という空間が、家族にとって何よりの安心となるのです。</p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">ペット供養がもたらす幸福感 &#8211; 喪失から感謝に変わる過程</h2>
<p><em>　</em>いかがでしたでしょうか。</p>
<p><em>　</em>このようにお寺でのペット供養は、ただの火葬、ただの遺骨の保管にとどまらず、ペットロスを癒し、ペットとの深い絆やともに過ごした時間への感謝を再確認し、よりよく生きていくきっかけとなってくれるものです。</p>
<p><em>　</em>わたしたちを幸せにするペット供養——それが、お寺ならではの良さではないでしょうか。</p>
<p><em>　</em>大切なペットを手厚く供養したいと考えている方は、まずはペット供養をしてくれるお寺に相談することをオススメします。</p>
<p><em>　</em>もしも身近にそうしたお寺が見つからない場合は、インターネットで検索してみましょう。</p>
<p>『まいてら』にも、ペットを大事に供養してくれるお寺がたくさん掲載されています。</p>
<p><em>　</em>この記事が、あなたとペットの絆を深め、穏やかな日々の一助となれば幸いです。</p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<p><strong>【本記事に登場したお坊さん】</strong><br />
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2016/08/0007_02_prof.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">成田淳教(なりたじゅんきょう)</p><p class="c_profile__txt-a">感応寺住職。昭和50年世田谷大吉寺生まれ、平成7年佛教大学別科修了、平成12年大正大学卒業、平成13年感応寺住職晋山、浄土宗東京教区青年会会長、関東ブロック浄土宗青年会理事長、全国浄土宗青年会理事長を歴任、動物供養協議会理事、浄土宗東京教区開宗８５０年推進委員</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/kannouji7/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>感応寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div></p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2019/01/5f22927c675f7b6fb2bef0f017be31e5.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">和田隆恩(わだりゅうおん)</p><p class="c_profile__txt-a">超覚寺住職。1967年京都府生まれ。山形大学理学部卒業。証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。遺族の分かち合いや傾聴相談など地道なグリーフケア活動を続ける。認定臨床宗教師。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/48chokakuji/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>超覚寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/08/DSC0974.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">村井麻矢(むらいまや)</p><p class="c_profile__txt-a">専求院寺庭婦人。終活カウンセラー、エンディングノート書き方講師として、ラジオ、新聞、講演などを通じて幅広い年代に終活の大切さを伝えている。2年間の新聞連載をまとめた著書『終活はじめませんか』（東奥日報社）がある。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/senguin64/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>専求院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/07/0057_senda.jpeg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">千田明寛(せんだみょうかん)</p><p class="c_profile__txt-a">最明寺副住職。昭和63年3月17日生まれ 法政大学法学部国際政治学科卒業後、比叡山延暦寺にて加行。26歳の時に天台宗開教使としてインドへ一年間の留学を経験。特技はヒンディー語。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/saimyouji57/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>最明寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/10/tamagawa_2amend.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">玉川将人（執筆）</p><p class="c_profile__txt-a">1981年生まれ。5年間で約500件の葬儀を担当した１級葬祭ディレクター。現在は仏壇墓石の素心（兵庫県）に勤務し、日本初の仏壇店メディア『こころね』も運営。仏教や弔いに特化したフリーライターとしても活動。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/writer_masato_tamagawa/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>玉川将人執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（編集・監修：まいてら代表）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。寺院の経営支援と現場取材を10年以上継続し、全国の住職との協働や対話を通じて、供養や法事の実践知を継続的に体系化してきた。著書に『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a>』（祥伝社新書）</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="ttps://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
]]></content:encoded>
					
		
		
		<gnf:modified>Mon, 08 Dec 2025 08:36:56 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>供養の本来の意味とは？仏さまを供養することで、あなたも供養されている&#x2049;（西岸寺住職・中西無量）</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/saiganji76_20230911/</link>
					<comments>https://mytera.jp/paper/saiganji76_20230911/#comments</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[玉川 将人]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 12 Sep 2023 01:28:37 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://mytera.jp/?post_type=paper&#038;p=34954</guid>

					<description><![CDATA[　私たちは、お寺やお墓、お仏壇で手を合わせて、亡くなった人のことを「供養くよう」しますが、この供養って、いったいどういうことなのでしょうか？ 供養の本来の意味は、 本来は仏や菩薩、諸天などの霊的存在に対して、尊敬や感謝の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><em>　</em>私たちは、お寺やお墓、お仏壇で手を合わせて、亡くなった人のことを「<ruby>供養<rt>くよう</rt></ruby>」しますが、この供養って、いったいどういうことなのでしょうか？</p>
<p>供養の本来の意味は、</p>
<p>本来は仏や菩薩、諸天などの霊的存在に対して、尊敬や感謝の気持ちを表すために行われる行為です。</p>
<p>この言葉は、サンスクリット語で「尊敬」を意味します。</p>
<p>古来から現代に至るまで、供養はさまざまな形で行われてきましたが、特に亡くなった人々に対するものが一般的です。</p>
<p>供養を通じて、敬意や感謝の気持ちを表し、亡くなった人々の魂が安らかに成仏することを願うという目的が共有されています。</p>
<p>今回はこの「供養」について<br />
より深く意味を教えて頂くため</p>
<p>　<ruby>西岸寺<rt>さいがんじ</rt></ruby>の<ruby>中西無量<rt>なかにしむりよう</rt></ruby>住職（福岡県・真宗大谷派）に、まいてら編集部・玉川が伺いました。</p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/jushoku.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">中西 無量（なかにし むりょう）</p><p class="c_profile__txt-a">１９７４年田川市生まれ。２００２年大谷大学大学院博士課程（満期退学）の後、真宗大谷派（東本願寺）職員として、２０年ほど京都や九州各地で勤務。途中、宗派職員と西岸寺の「二足のわらじ」生活を送るも、２０２２年～西岸寺に専従。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/saiganji76/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>西岸寺寺院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<h2 class="c_header_post-b">供養は循環している</h2>
<p>&#8211; 「亡き人を供養する」「ご先祖さまを供養する」などとよく言いますが、供養ってどんな状態のことを指すのでしょうか？</p>
<p><em>　</em>そうですね。もっとも大切なのは、供養の主体はお坊さんではなく、「あなた」だということ。葬儀や法事の席では、お坊さんのお経をただそばで聞いているだけかもしれませんが、供養の主人公はあくまであなた自身、お坊さんはその伴走者でしかありません。</p>
<p>&#8211; 供養というのは、亡き人の冥福を祈ること、で合っていますか？</p>
<p><em>　</em>私、浄土真宗の僧侶なので「冥福」が気になりますが（笑）、それはさておき半分正しくて、でも半分物足りないというところでしょうか。まいてら代表の井出悦郎さんの著書『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a>』の中でも書かれていますが、供養は「<ruby>供給資養<rt>きようきゆうしよう</rt></ruby>」の略語だと言われており、双方向の供養を意味します。</p>
<p>&#8211; 双方向？</p>
<p><em>　</em>私の属する浄土真宗の場合、<ruby>阿弥陀如来<rt>あみだによらい</rt></ruby>さまという仏さまを大切にしますが、如来さまへの供養を「供給」、如来さまからの供養を「資養」と言い換えてもいいでしょう。</p>
<p>&#8211; へえ。仏さまから私たちへの供養、というものもあるのですか？</p>
<p><em>　</em>はい。供養と聞くと、私たちから仏さまやご先祖さまへといった、一方向的な供養ばかりを連想しがちです。ローソクやお線香やお花のお供えも、念仏や読経も、すべてそうですよね。でもそれだけではなく、仏さまから慈悲が注がれているという、こちらに向けられた供養というものもまたあるのです。</p>
<p>&#8211; 仏さまからの慈悲。なんだかとてもありがたいですね。</p>
<p><em>　</em>逆に浄土真宗では、仏さまから向けられる供養の面が強調されすぎているところがあります。私たちはすでに阿弥陀如来さまに救われているから、こちらからは何も供養をしなくてもいいんだと。でもそれはやはり一方向的でしかない。双方向の供養があって、はじめて心が満たされるのではないでしょうか。</p>
<h2 class="c_header_post-b">如来とは、先人たちが“よりどころ”にしてきた智慧の結晶</h2>
<figure id="attachment_34956" aria-describedby="caption-attachment-34956" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/0830_saiganji_dm-1024x724.jpg" alt="パンフレット" width="640" height="453" class="size-large wp-image-34956" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/0830_saiganji_dm-1024x724.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/0830_saiganji_dm-300x212.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/0830_saiganji_dm-768x543.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/0830_saiganji_dm-1536x1086.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/0830_saiganji_dm-2048x1448.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-34956" class="wp-caption-text">西岸寺で使われている冊子(抜粋)</figcaption></figure>
<p>&#8211; 中西さんは、法事や葬儀でもこの冊子を用いて、供養についてお話しするのですよね。</p>
<p><em>　</em>はい。まずご自身を「私」の位置に置いてもらいます。</p>
<p>&#8211; 点線の向こうが「浄土」なのですね。私から浄土に、紫の矢印が向けられています。</p>
<p>「礼拝、念仏、お勤め、焼香」などを通じた、私たちから仏さま、ご先祖さまへの供養を表しています。</p>
<p>&#8211; 一方で、赤い矢印は「仏事（仏さまの仕事）」としてこちらに向けられていますが、「如来」と「<ruby>諸仏<rt>しよぶつ</rt></ruby>」とは、どういった存在なのですか？</p>
<p><em>　</em>如来とはご本尊のこと。その宗派が最も大切にする仏さまのことで、お寺の本堂でも家のお仏壇の中でも、必ず中心に祀られています。浄土真宗のご本尊は阿弥陀如来さまですが、私は如来を「先人たちが生前“よりどころ”にし、私たちに<ruby>遺<rt>のこ</rt></ruby>してくれた智慧の結晶」だとお伝えしています。</p>
<p>&#8211; 如来さまは、智慧の結晶？</p>
<p><em>　</em>はい。ここで言う智慧とは、人間がこの世間で大事にしている価値観を超えたもののことです。たとえば、何が善で何が悪だとか、何が損で何が得かなど。そのような人間が囚われがちな世俗の価値観を超えるもっと大きな仏さまのはたらきというものがあって、それが目に見える形で結晶化したのが、如来さまなのです。</p>
<p>&#8211; 少し、むずかしいですね。</p>
<p><em>　</em>たとえば、世間的には「長生きは良いことだ」と考えられていますよね。</p>
<p>&#8211; はい。</p>
<p><em>　</em>でも、長生きをすれば近しい方とのお別れ（死別）の悲しみ・苦しみは増えます。もっと言えば、いままさに息を引き取ろうとする人にとってこの価値観は意味を失っていきますよね。</p>
<p>&#8211; きっとそうですね。</p>
<p><em>　</em>こうしたことはインスタントに「分かった」とはいきません。人類の長い歴史の中で磨き上げられてきた経験知であって、私たちはそこに思いを致すことで、今は亡き故人と出会い直したり、自らの死と向き合ったりできるのだと思うのです。そのようにして培われた智慧、大いなるはたらきを、如来さまというお方が表してくれているのだと思います。</p>
<figure id="attachment_34960" aria-describedby="caption-attachment-34960" style="width: 960px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/371163082_270379982436029_3378061688052311234_n.jpg" alt="中西" width="960" height="657" class="size-full wp-image-34960" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/371163082_270379982436029_3378061688052311234_n.jpg 960w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/371163082_270379982436029_3378061688052311234_n-300x205.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/371163082_270379982436029_3378061688052311234_n-768x526.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 960px) 100vw, 960px" /><figcaption id="caption-attachment-34960" class="wp-caption-text">通夜の席で、葬儀や供養は何のために行うのかを、冊子を用いて話す中西さん。</figcaption></figure>
<h2 class="c_header_post-b">身のまわりにいる“諸仏”たち</h2>
<p>&#8211; たしかに。命や生死の現場に近ければ近いほど、世俗の価値観を超えた大いなるはたらきが必要となってくるような気がします。</p>
<p><em>　</em>しかもそうしたことは、普段平凡に生きているだけではなかなか気づけませんが、そこで気づきを与えて下さるのが、私たちの身のまわりにいる先人たちです。こうした人たちのことを、「諸仏」と呼んでいます。</p>
<p>&#8211; 供養することの大切さや、仏さまの智慧に気づくきっかけを与えてくれる人たちのことですね。</p>
<p><em>　</em>そうです。私の場合、両親や祖父母、ご門徒さまといった私を囲んで下さる人たち。さらには浄土真宗を開かれた<ruby>親鸞聖人<rt>しんらんしようにん</rt></ruby>や、仏教を開かれたお<ruby>釈迦<rt>しやか</rt></ruby>さまも大切な先人、つまり諸仏です。こうした人たちがいて下さったからこそ、いま私はこうして僧侶としていられます。</p>
<p>&#8211; 私の場合、祖母はまさに諸仏です。幼いころ、祖母の家に遊びに行くとお仏壇に必ずおこづかいが置いてあって、それ目当てに手を合わせる習慣が付きました（笑）</p>
<p><em>　</em>おばあさんは、苦労の多い人生を送る中で幾度となく如来さま、そして諸仏（今はなきあの人）を想ってお仏壇に座り、時には涙を流しながら“よりどころ”にしてこられたんでしょうね。だからこそ、可愛い玉川さんにも「人生のよりどころを持ってほしい。自分が亡くなった後もここで会えるから」と、玉川さんをお仏壇の前へ連れてきてくださったんだと思います。まさに、玉川さんのことを生きながらに供養されていたのですよ。ちなみに、お仏壇に手を合わせる時、正面に座らされたのではないですか？</p>
<p>&#8211; はい、座布団の上にちょこんと。その横におばあちゃんが座ってくれていました。</p>
<p><em>　</em>ですよね、それは供養の主人公が玉川さんで、伴走者がおばあさんであると、私には映ります。今は亡きおばあさんは、玉川さんにとって「諸仏」そのものですよ。</p>
<p>&#8211; 主人公と伴走者！　冒頭の話につながりましたね！</p>
<p><em>　</em>供養は、双方向に行き交い、そして循環している。このことを身体中で感じながら日々を生活するだけで、心の平穏と充足がもたらされますよ。</p>
<p>&#8211; きっと、それを日々感じられる場所が、お寺であり、お仏壇なのですね。</p>
<p><em>　</em>そうですね。時には、心を静かに落ち着けて、お寺に、お仏壇に、手を合わせてもらいたいものです。そして、お坊さんは供養のサポートをする伴走者です。分からないことがあった時、すぐそばに何でも話せるお坊さんがいれば、これは大変心強いです。</p>
<p>&#8211; 田川はいいですね。こんなすてきな供養の伴走者がおられるのですから（笑）</p>
<p><em>　</em>ご門徒さまや地域の方々にそう言っていただけるよう、日々精進していきます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/PXL_20230725_031653791.jpg" alt="中西" width="960" height="720" class="aligncenter size-full wp-image-34962" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/PXL_20230725_031653791.jpg 960w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/PXL_20230725_031653791-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/08/PXL_20230725_031653791-768x576.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 960px) 100vw, 960px" /></p>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__txt-a">福岡県田川市</div><div class="c_tera__title-a">西岸寺</div><div class="c_tera__txt-b">あなたの悲喜・苦楽に伴走するお寺として</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://mytera.jp/tera/saiganji76/monk/" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">寺院ページを見る</a></p></div></div>
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		<gnf:modified>Fri, 29 Mar 2024 15:15:02 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>法事はめんどくさい？一周忌など法話は「幸せ」のためにある！ &#8211; 四十九日や一周忌の意義、お布施や喪服マナーは？【教えて！お坊さん】</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/oshiete_houji/</link>
					<comments>https://mytera.jp/paper/oshiete_houji/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 05 Sep 2022 02:00:00 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://mytera.jp/?post_type=paper&#038;p=32411</guid>

					<description><![CDATA[　家族や親族が集まって故人やご先祖様を供養する法事。久しぶりの再会を喜ぶ方もいれば、「法事なんてめんどくさい」「一周忌や法事の法話を聞くなんて嫌だな」と感じる方も少なくないのでは？ 「世間体やお寺との付き合いのため」 「 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><em>　</em>家族や親族が集まって故人やご先祖様を供養する法事。久しぶりの再会を喜ぶ方もいれば、「法事なんてめんどくさい」「一周忌や法事の法話を聞くなんて嫌だな」と感じる方も少なくないのでは？</p>
<p>「世間体やお寺との付き合いのため」<br />
「昔からのしきたりだから」<br />
<em>　</em>法事にはこのようなマイナスイメージもあるようです。そして……</p>
<p>「どうして法事をしなくてはいけないの？」<br />
「何回忌まで法事をすればいいの？」<br />
「服装は？　お供え物は？　しきたりやマナーが全然わからない」</p>
<p><em>　</em>こうした疑問が、まいてらにはたくさん寄せられます。このようなイメージや疑問について、法事を通じてたくさんのご家庭を見てきたお坊さんたちにぶつけてみました。</p>
<p><em>　</em>すると、お坊さんたちは一様に、「法事を行うことでたくさんの人が幸せになっている」と言うのです。</p>
<p><em>　</em>お坊さんたちの言葉の中に、あなたが幸せになれるためのヒントが見つかるかもしれません。どうぞ最後まで読んでみてください。</p>
<h2 class="c_header_post-b">赤ちゃんOKの法事。世代を超えて安心できる時間になる</h2>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-2-1024x576.jpg" alt="赤ちゃん大歓迎" width="640" height="360" class="aligncenter size-large wp-image-32420" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-2-1024x576.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-2-300x169.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-2-768x432.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-2-1536x864.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-2-2048x1153.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><br />
<em>　</em>法事は本来、世代をつなぎ、安心を取り戻すための時間です。</p>
<p><em>　</em>本堂に立ち込めるお香の香り、<ruby>厳<rt>おごそ</rt></ruby>かな雰囲気、そして「ごおおん」とおなかの中にまで響く鐘の音。いつもと違った場所で久しぶりに会う親戚同士の近況報告。</p>
<p>「元気にしてた？」<br />
「最近肩と膝が痛くてねえ」<br />
「前はあんなに小さかったのに、こんなに大きくなって」</p>
<p><em>　</em>法事でよく見かける光景です。「どうして法事をしなくてはいけないの？」の問いに、<a href="https://mytera.jp/tera/fugenin55/monk/"><ruby>普賢院<rt>ふげんいん</rt></ruby>の<ruby>品田泰峻<rt>しなだたいしゆん</rt></ruby>住職</a>（青森県・真言宗）は、お経や儀式に加えて、こうした何気ないやりとりが大切だと答えます。</p>
<p>「定期的に行われる冠婚葬祭って、実は法事だけなんですよね。定期的に親戚同士が再会し、お互いが等しく歳をとっていることを確認しあうだけで、なんだかホッとするものです。小さなお子さんの泣き声などを気にされる方もいますが、子どもたちがいることで、『私たちはひとりじゃない』『命はきちんと過去から受け継がれて未来につながっていく』ということを肌で感じられます。ぜひ赤ちゃんにも一緒にお参りいただいて、その顔をみんなに見せてあげてほしいですね」</p>
<p>「世代を超えたつながりは、まさに浄土教が説く『<ruby>無量寿<rt>むりようじゆ</rt></ruby>』の世界観に通じます」<br />
<em>　</em>こう教えてくれたのは<a href="https://mytera.jp/tera/zenkouji39/monk/"><ruby>善光寺<rt>ぜんこうじ</rt></ruby>の<ruby>大久保瑞昭<rt>おおくぼずいしよう</rt></ruby>住職</a>（北海道・浄土宗）。<br />
「無量寿とは、永遠の仏さまの中で生きていくこと。私たちが生まれる前から亡くなったあとも命が続いていくことの実感が、大きな安心感となります」</p>
<h2 class="c_header_post-b">法事や法話はグリーフケア。故人や家族の思い出を語り合い、心の整理が進む</h2>
<p><em>　</em>定期的に親族が集うだけなら、法事でなくてもいいように思えます。ですが、法事ならではのものに「法話」があります。法話は、お坊さんが話してくれる仏さまの教え。普段考えることのない死について、そして生きることについて向き合うきっかけとなります。</p>
<p><em>　</em>法話と聞くと、お坊さんからの話を一方的に聞く光景を思い描きがちですが、<a href="https://mytera.jp/tera/48chokakuji/monk/"><ruby>超覚寺<rt>ちようかくじ</rt></ruby>の<ruby>和田隆恩<rt>わだりゆうおん</rt></ruby>住職</a>（広島県・真宗大谷派）は、法話を参加者同士の語りの場にし、その中に「グリーフケア」の要素を見出します。</p>
<p><em>　</em>グリーフケアとは、死別の悲しみを癒し、いたわること。このグリーフケアのために、和田住職が普段から意識して取り組んでいるのが、故人との思い出話です。法事のお勤めを終えたあとの法話では、必ず「故人様はどんな方でしたか？」「どんな思い出がありますか？」と聞くようにしているそうです。</p>
<p>「こちらからの問いかけに答える形で、ご遺族に、大切な方との思い出を語ってもらっています。胸の内にある想いを言葉にして外に放つことが、グリーフケアにはとても大切なんです」<br />
<em>　</em>実は和田住職、今年（2022年）の1月に自身の父を亡くしています。葬儀では自らが喪主と導師を務めましたが、親族の受け入れ、葬儀社との打合せ、さらには自分自身で読経をしたため、ゆっくりとお別れをする時間がありませんでした。その分、落ち着いた雰囲気の中で行われた四十九日の法事で、初めて「本当のお別れ」を実感できたそうです。</p>
<p>「お勤めのあと、ふだんうかがっている故人との思い出話を、私自身の家族や親戚たちに向けて訊いてみました。すると、それぞれが父の思い出話を熱心に語り出してくれました。おかげでこれまで知らなかった父の一面を知ることができました。法事中、私も思わず涙が出てきました。葬儀の時は平気だったんですけどね。でも、泣けるって大事なんです」</p>
<p><em>　</em>みんなで話し、聴き、笑い、泣く。ひとりで抱え込むのではなく、みんなで分かち合い、受け止め合うことで、その悲しみが少しずつ和らいでいくのかもしれません。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-5-1024x768.jpg" alt="ろうそく" width="640" height="480" class="aligncenter size-large wp-image-32421" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-5-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-5-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-5-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-5-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-5-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><strong>※四十九日忌・一周忌等、法事を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=houji&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">悲しみはすぐ癒えない。ゆっくり弔う時間を継続的に持つ意味</h2>
<p><em>　</em>お葬式を終えたあとに行われる法事は、四十九日、百か日、一周忌にとどまらず、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌まで続き、地域によっては五十回忌や百回忌をするところもあります。なぜ、何度も法事をおこなうのでしょうか？</p>
<p>「長い年月には、死別の悲しみをゆっくりと癒してくれる効果もあります。そして定期的にお寺で法事をしてもらうことで、その癒しを再確認できるのではないでしょうか」</p>
<p><em>　</em>大久保住職は、あるお檀家さんのエピソードを紹介してくれました。最愛の妻を失い、三回忌や七回忌の時には寂しそうにしていたお檀家さんが、十三回忌を終えた時には穏やかな表情をしていたのだそうです。</p>
<p>「明るい性格で、お寺にも親しく関わり、うちの息子の面倒もよく見て下さった方でした。ある日、急性くも膜下出血で突然この世を去ります。ご主人は常々『自分が先に逝くものとばかり思っていた』と話されていましたから、とても寂しくつらい思いをされたのだと思います」</p>
<p><em>　</em>実は2年前（2019年）に、長男を13歳の若さで亡くした大久保住職。だからこそ、大切な人を亡くした方の、つらさや悲しみが分かると話します。<br />
「僧侶の私ですら、現実を素直に受け止められず、『神も仏もないのだろうか』と考えてしまうこともありました。そのお檀家さんも、奥様を亡くされてからの12年間、さまざまな想いがあったはずです」</p>
<p><em>　</em>これまで夫婦そろって参加していたお寺の行事に、ひとりになったあとも欠かさず参加しつづけたというお檀家さん。それはきっと、亡き妻の供養のためだったのだろうと、大久保住職は言います。</p>
<p>「まわりはご夫婦連れなのに、おひとりで寂しかったに違いないですが、きっと心の中で奥様がご一緒されていたのだと思います。時間をかけてゆっくりと大切な方の死を受け入れていく過程で、お寺を心の拠りどころにしてくれていたのでしょう」<br />
　<br />
<em>　</em>悲しみは長い時間をかけることでゆっくりと癒されます。しかし、ただ漫然と過ぎ行く時間に身を任せるのではなく、三回忌、七回忌、十三回忌と法事を重ねることで、そのつど立ち止まって、亡き人と自身の歩みを再確認し、また新たに歩みだすことができます。<br />
<em>　</em>亡き人を胸に抱いて生きていく。お寺は、そんな私たちをそばで見守ってくれる伴走者なのかもしれません。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-3-1024x768.jpg" alt="お供えの花" width="640" height="480" class="aligncenter size-large wp-image-32422" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-3-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-3-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-3-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-3-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-3-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><strong>※四十九日忌・一周忌等、法事を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=houji&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">法事がもたらす幸福感。人が満たされる瞬間とは？</h2>
<p><em>　</em>ここまでお坊さんたちの話を聞いてきて、法事が悲しみを癒し、つながりを感じさせてくれるものだということが何となく理解できました。こうして個別の意義や意味がわかってくると、さらに一歩踏み込んだ、根源的な疑問が浮かんできます。</p>
<p>「そもそもなぜ法事をするの？」</p>
<p><em>　</em>この問いをお坊さんたちにぶつけてみたところ……不思議とみなさん口を揃えて、冒頭でもご紹介した、この答えを返してくれたのです。</p>
<p>「法事は、幸せのためにある」</p>
<p><em>　</em>では、「幸せ」とは、いったいどういうことなのでしょうか。<br />
<em>　</em>まいてら編集部は、この素朴な疑問を<a href="https://mytera.jp/tera/ryutaiji71/monk/"><ruby>龍泰寺<rt>りゆうたいじ</rt></ruby>の<ruby>宮本覚道<rt>みやもとかくどう</rt></ruby>住職</a>（岐阜県・曹洞宗）に尋ねてみました。幸せって、何ですか？</p>
<p>「モノやお金が満たされることが幸せという考え方もあるでしょう。でも、本当の幸せは、自分の存在が承認されること。自分は決してひとりじゃないんだと、感じられることではないでしょうか。亡き人とのつながりという縦糸、久しぶりに再会した家族や親戚とのつながりという横糸。法事は、この縦糸と横糸、2つのつながりの糸を編み込むために行うように思います。法事をすることで、自分がたくさんの人とつながっていることを実感でき、自らの存在が承認されることを感じられるのです」</p>
<p><em>　</em>また別の視点を教えてくれたのは、普賢院の品田住職。</p>
<p>「幸せとは、執着から解放された穏やかな状態のことではないでしょうか。私たちは、家事や仕事など、毎日が何かと忙しく、ついつい目の前のことにとらわれてばかりです。でも、法事を通じて、亡き人やご先祖様と向き合うことで、自分たちが悠久の時間の中に生きていることに気づけます。大きな視点に立つことで、穏やかに自分自身と向き合えます。たまに海を見たくなって、大きな海を目の前にすると、小さな悩みがちっぽけに思えますよね。法事の良さって、あの感覚に近いのかもしれません」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-1-1024x566.jpg" alt="品田住職" width="640" height="354" class="aligncenter size-large wp-image-32423" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-1-1024x566.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-1-300x166.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-1-768x425.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-1.jpg 1284w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<h2 class="c_header_post-b">不安が消える法事マナーQ&#038;A。迷わないポイントをお坊さんが解説</h2>
<p><em>　</em>法事にはたくさんのマナーやしきたりがあります。実はこれらも、本来は、この世に生きる私たちの幸せのためにあるのだそうです。形式だけが重要なのではありません。法事のマナーの本当の意味について、お坊さんと一緒に考えてみましょう。</p>
<p><strong>Q.　故人の好物をお供えしてもいいですか？</strong><br />
<strong>　　→A.　OKなこともある</strong><br />
<em>　</em>仏教では<ruby>殺生<rt>せつしよう</rt></ruby>が禁じられ、飲酒を<ruby>戒<rt>いまし</rt></ruby>める教えもありますが、肉や魚、お酒などが亡くなった方の好物だった場合は、これらをお供えしてもよいのでしょうか？</p>
<p>「檀家さんから故人の好物だったうなぎをお供えしてもよいかと訊ねられた際には、『いいですよ』とお答えしました」と話すのは宮本住職。ご家族に、ものすごく喜ばれたそうです。<br />
「殺生したもののお供えには賛否両論ありますが、ご家族が供養の想いを込めてお供えするのであれば構わないと私は考えます。故人様が喜ぶ姿を思い浮かべることで、この世に生きる私たちも嬉しい気分になりますからね」</p>
<p><em>　</em>ただし、こうしたケースはあくまで檀家さんとの関係性があってのこと。考え方はお坊さんによってさまざまなので、気になる方は必ず法事をお願いするお坊さんに確認しましょう。</p>
<p><em>　</em>品田住職は、「供養とは、亡き人のことを思い出すこと。亡くなった方の好物が、そのままその方との思い出を蘇らせてくれる」と話します。そう考えると、「おじいちゃん、どんなものが好きだったかな」と、お供え物を選んでいる時から、すでに供養は始まっていることになりますね。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-4-1024x768.jpg" alt="お斎" width="640" height="480" class="aligncenter size-large wp-image-32424" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-4-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-4-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-4-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-4-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-4-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><strong>Q.　喪服でないとダメ？</strong><br />
<strong>　　→A.　形式よりも、しっかりお参りする心を大切に</strong><br />
<em>　</em>本来、喪服は家族が喪に服するためのものでした。けれども昨今では、葬儀に加え、法事に参加する際の礼服として着用されています。法事でもやはり、喪服を着用すべきなのでしょうか？</p>
<p><em>　</em>喪服の持つ役割を、大久保住職は「気持ちのスイッチ」だと話します。「法事は故人様を敬う特別な日です。だからこそ普段と異なる特別な服を着ることで、参加者ひとりひとりがきちんとした想いで法事に臨めます」<br />
<em>　</em>場に適した服装で身なりを整えることで、亡き人やご先祖様に向かう私たちの心も整うようです。</p>
<p><em>　</em>ただし、最近では家族だけの法事が多く、喪服を着用しないケースも少なくありません。<br />
<em>　</em>和田住職によると、「四十九日までは喪服を着用される方が多いですが、それ以降はほとんどの方が平服で、特に違和感も感じません」とのこと。宮本住職も同様に、「形式よりもしっかりとお参りすることが大切なんですよ」と話します。</p>
<p><em>　</em>とはいえ、法事は大切な儀式です。「平服でも、場の雰囲気を乱すことがないよう、カジュアルな服装は控えましょう」と品田住職。黒や紺やグレーを基調とした落ち着いた色柄が望ましいそうです。ご家庭や地域の慣習もあります。迷ったら、まずは菩提寺に相談してみましょう。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-1-1024x576.jpg" alt="法事の参列者" width="640" height="360" class="aligncenter size-large wp-image-32425" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-1-1024x576.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-1-300x169.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-1-768x432.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-1-1536x864.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_ookubo-1-2048x1153.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><strong>Q.　法事はいつまで行うべき？　身寄りがいない場合はどうする？</strong><br />
<strong>　　→A.　地域や家庭によりさまざま。永代供養という選択肢も</strong><br />
<em>　</em>私たちは長い時間をかけて法事をすることで、大切な家族の死をゆっくりと受け入れていきます。</p>
<p><em>　</em>法事は古くから、ほとんどの地域で三十三回忌まで行われ、このたびお話をうかがった4人のお坊さんのお寺では今もこの慣習が続いているようです。「広島ではほぼ100％のご家庭が三十三回忌までしています」と和田住職。「うちの地域（岐阜県）では、三十七回忌まで行いますよ」と宮本住職。風習も、ところ変わればです。</p>
<p><em>　</em>しかし最近では、法事を三十三回忌まで行わない家や、身寄りがなくなって法事そのものができないご家庭も増えています。</p>
<p><em>　</em>そんな時こそお寺に相談してみましょう。永代供養などの方法を提案してもらえるはずです。品田住職はこう言います。「お骨の預かりや永代供養のご相談は、近年増えてきています。永代にわたって丁寧なご供養をするので、どうぞ安心してお預けください」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-2-1024x768.jpg" alt="お香" width="640" height="480" class="aligncenter size-large wp-image-32426" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-2-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-2-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-2-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-2-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/08/oshiete_houji_shinada-2-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><strong>Q.　香典返しはどう考えればいいの？</strong><br />
<strong>　　→A.　形よりも、気持ちが大切</strong><br />
<em>　</em>いただいた香典の半分や３分の１を返すことがマナーと言われますが、対象者が親戚か友人かなどの関係性や距離感にもよりますし、金額にそこまでこだわらなくても良いでしょう。最近は分かりやすく商品券でお返しする場合もありますし、モノでお返ししたい時には<a href="https://antina.jp/AOS/" rel="noopener" target="_blank">ギフトサイト</a>を参考にしていただくこともおススメです。</p>
<h2 class="c_header_post-b">お布施で悩んだらお寺に相談を。相場よりも大切な考え方がある</h2>
<p><em>　</em>法事のお布施は、お坊さんへの謝礼であるばかりでなく、亡き人の供養や家族親戚とのご縁への感謝の気持ちを形にしたものです。安すぎると「これくらいでいいのかな？」と不安が残りますし、高すぎるとせっかくの法事の機会そのものが負担に感じられてしまいます。お布施は、納得感を持って包むのが理想です。</p>
<p><em>　</em>では、具体的にどうやって金額を決めたらいいのでしょうか。地域やお寺によってさまざまですが、法事のお布施には、大きく分けると次のようなパターンがあります。</p>
<ul>
<li>金額を明示するお寺</li>
<li>檀家の中でお布施の額を決めているお寺</li>
<li>平均的な目安を示しつつも、お気持ちに任せているお寺</li>
<li>完全にお気持ちに任せているお寺</li>
</ul>
<p><em>　</em>相場も地域や寺院によってさまざまです。全国的には3万円程度の地域・寺院が多いと考えられますが、5万円程度という地域・寺院もあります。<br />
<em>　</em>まいてらのお坊さんたちはみな一様に「ご家族それぞれに色々な事情があると思います。悩んだ時には事前に相談してほしいです」と話します。みなさんのご事情を聞きながら対応してくれるので、金額に悩んだときは、まずお寺に相談してみましょう。</p>
<p><strong>※四十九日忌・一周忌等、法事を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=houji&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">『面倒』が安心と幸せに変わる時間。法事や法話は自分を整えるひと時</h2>
<p><em>　</em>お坊さんたちが口々に語ったこの「法事と幸せ」の意味を、みなさんはどう受け止められましたか？</p>
<p><em>　</em>法事は、定期的に行うことによって死別の悲しみを長い時間かけて癒やし、仏様に見守られながら「私は決してひとりじゃない」「ご先祖様がいて私がいる」という実感が得られるものです。また、忙しい毎日ではかえりみることが難しい自分自身と向き合い、本来の自分を取り戻す機会ともなるのです。<br />
<em>　</em>法事は単なる儀式ではなく、心に安心を養い、大切なものを見つめ直す時間です。もし迷ったらお寺に気軽に相談いただき、準備を進めてください。</p>
<p><strong>※四十九日忌・一周忌等、法事を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=houji&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<p><strong>【記事に登場したお坊さん】</strong></p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2019/10/168a86f9135b891efa6d14a91c59b32e.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">品田泰峻(しなだ たいしゅん)</p><p class="c_profile__txt-a">普賢院住職。昭和58年生まれ。大学では人類学を専攻。卒業後に宗門大学編入、平成21年3月卒業。東京の寺院へ奉職後、平成23年に普賢院へ帰山。豊山流大師講詠秀。真言宗豊山派現代教化研究所研究員。趣味は探求。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/fugenin55/place/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>普賢院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/10/0039_02_prof.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">大久保瑞昭（おおくぼずいしょう）</p><p class="c_profile__txt-a">龍谷大学卒、浄土宗西山禅林寺派布教師、文化書道師範。仏さまの教えが説かれてあるお経をご一緒に読誦する法要や、仏さまの教えをお伝えするお説教、そして、お互いに人生の苦悩や感動を共有することで、仏教と共に有る人生をご一緒に歩みましょう。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/zenkouji39/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>善光寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2019/01/5f22927c675f7b6fb2bef0f017be31e5.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">和田隆恩（わだりゅうおん）</p><p class="c_profile__txt-a">1967年京都府生まれ。山形大学理学部卒業。証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。遺族の分かち合いや傾聴相談など地道なグリーフケア活動を続ける。認定臨床宗教師。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/48chokakuji/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>超覚寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/02/90051658cbd76bbc56d4496dcc400ade.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">宮本 覚道（みやもと かくどう）</p><p class="c_profile__txt-a">1978年生まれ。慶應大学卒業、駒澤大学大学院修了後、永平寺・總持寺の両本山で修行。龍泰寺住職。あかつき幼稚園園長。現役のパワーリフティング選手でアジアチャンピオン＆日本記録保持者にも。東海管区センター布教師。保護司。認定心理士。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/ryutaiji71/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>龍泰寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/10/tamagawa_2amend.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">玉川将人（執筆）</p><p class="c_profile__txt-a">1981年生まれ。5年間で約500件の葬儀を担当した１級葬祭ディレクター。現在は仏壇墓石の素心（兵庫県）に勤務し、日本初の仏壇店メディア『こころね』も運営。仏教や弔いに特化したフリーライターとしても活動。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/writer_masato_tamagawa/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>玉川将人執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（編集・監修：まいてら代表）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を2012年に創業。寺院の経営支援と現場取材を10年以上継続し、全国の住職との協働や対話を通じて、供養や法事の実践知を継続的に体系化してきた。著書に『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a>』（祥伝社新書）</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="ttps://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
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		<gnf:modified>Mon, 08 Dec 2025 12:57:08 +0000</gnf:modified>
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		<item>
		<title>仏教のお葬式って何が良いの？無宗教葬が増える時代に考える（教西寺 住職・三宅教道）</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/kyosaiji37_20210712/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[三宅 教道]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 15 Jul 2021 04:19:25 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[増える無宗教の葬儀。遺族から後悔の声も聞こえてくる 　コロナ下で無宗教でのお葬式が増えているそうです。ところが、無宗教葬を行ったご遺族からは、「何をしたら良いのかわからなくて困った」「弔った感覚が少なかった（満足度が低か [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/05/18_04_03-14-43-01_edited-2-280x280.png" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a"><ruby>三宅教道<rt>みやけきようどう</rt></ruby></p><p class="c_profile__txt-a">あなたのお話をお聞かせください。話すだけで心が軽くなる方もいらっしゃいます。気楽に世間話、ぐち悩み、ご相談をしていただけます。年齢・性別・社会的立場等関係なく、どなたにも来ていただけるようにしたいと考えています。<br />
</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/event/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>教西寺寺院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<h2 class="c_header_post-b">増える無宗教の葬儀。遺族から後悔の声も聞こえてくる</h2>
<p>　コロナ下で無宗教でのお葬式が増えているそうです。ところが、無宗教葬を行ったご遺族からは、「何をしたら良いのかわからなくて困った」「弔った感覚が少なかった（満足度が低かった）」という声を聞くことがあります。<br />
　実際に、無宗教のお葬式の後悩まれ不安を感じて、四十九日の法要から教西寺でお勤めされた方もいます。その方々は、法要の後、「本当にほっとしました」とおっしゃいました。仏教でお葬式をすると、何が良いのでしょうか。どうして安心される方が多いのでしょうか。</p>
<h2 class="c_header_post-b">仏教は、亡き人と私をつなぐ物語を示してくれる</h2>
<p>　亡き方はどこにいかれたのでしょうか。今、どうされているのでしょうか。消えてなくなった、では納得できない心情があると思います。そこで、天国から見守っている、風になった、お墓にいる、などそれぞれに亡き方の居場所を求める方があると思います。こうした問いへの答えを、仏教では聞くことができます。亡き方の行方と私たちがこれから何を頼りに生きていくのか、それらの物語が仏教の教えの中で示され、遺された皆で共有できるのです。<br />
　浄土真宗では、亡き方は<ruby>阿弥陀如来<rt>あみだによらい</rt></ruby>の清らかな世界、<ruby>極楽浄土<rt>ごくらくじようど</rt></ruby>に<ruby>往<rt>ゆ</rt></ruby>きます。そして仏の悟りを得ることができます。亡き方は体も心も苦しみから解き放たれ、安楽の境地に至るのです。そして、仏さまとなられた亡き方は、この世界に<ruby>還<rt>かえ</rt></ruby>りきて、私たちを<ruby>護<rt>まも</rt></ruby>って下さいます。私たちは「亡き方には苦しみがない」「私たちは見守られている」という安心の中に生きていきます。そして私たちも生ききった後は、阿弥陀如来に抱かれ、亡き方と同じ極楽浄土で再会できるのです。お寺でのお葬式は、それを空間全体から感じることができます。<br />
　そして、仏教には<ruby>法名<rt>ほうみよう</rt></ruby>（戒名）があることも大きなことです。<ruby>俗名 <rt>ぞくみよう</rt></ruby>（生前の名前）から、法名の名乗りを得ることで、いわば俗なる存在から清らかな聖なる存在となります。法名とは、親からもらった名（過去）、本人の生き様（現在）、仏として見守って下さる存在（未来）が含まれる真なる名です。法名によって亡き方がより尊く感じられます。<br />
　このように、仏教によって「いのちのゆくえ」や「どのように生きていくか」が示されます。暗闇の中の光のように、私たちのよりどころとなるのです。<br />
<img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/893c3a000ce043cdfffeddc574b4416a-1024x683.jpg" alt="" width="640" height="427" class="alignnone size-large wp-image-28474" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/893c3a000ce043cdfffeddc574b4416a-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/893c3a000ce043cdfffeddc574b4416a-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/893c3a000ce043cdfffeddc574b4416a-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/893c3a000ce043cdfffeddc574b4416a-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/893c3a000ce043cdfffeddc574b4416a-2048x1365.jpg 2048w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/893c3a000ce043cdfffeddc574b4416a-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<h2 class="c_header_post-b">時空を超えて亡き方の記憶を共有できるお寺という場</h2>
<p>　私は、たとえ亡くなられてから初めてお会いする方であっても、その方の人生やお人柄をできる限りお聞きします。生まれはどこでどんな時代？好きな食べ物や趣味は？ご家族の思い出、出かけた場所は？お仕事や大切にされていたことは？ほんの少しですけど、その方のことを教えていただきます。お葬式の導師を勤めるにあたって、私自身がその方のことを知ってから送らせていただきたい、との思いからです。</p>
<p>　最近、私という「他人」が亡き方のことを知っている、ということがとても大きいことではないかと思うようになりました。亡き方のことを一緒に話せる人がいない、という方は少なくありません。何年か経つと、友人や知人もその人のことを忘れていきます。職場や学校では亡くなったことを話しにくいこともあるでしょう。身内以外に亡き方のことやお葬式のことを知っていて、何年経っても話すことができる相手がいるということが、本当に力になるということを実感します。いわば「伴走者」。お弔いの時間を共に過ごす、ただ一緒にいる、というだけでも安心につながることがあると感じています。</p>
<p>　また、住職個人だけではなく、「お寺」という視点で言えば、例えば10年後でも100年後でも、世代が移ったとしても、お寺という場を通じ、時空を超えて記憶を共有することも可能になります。それこそお寺という場が持つ力の真骨頂です。<br />
<figure id="attachment_27961" aria-describedby="caption-attachment-27961" style="width: 640px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1024x722.png" alt="" width="640" height="451" class="size-large wp-image-27961" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1024x722.png 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-300x212.png 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-768x542.png 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1536x1083.png 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215.png 1560w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27961" class="wp-caption-text">ご遺族の許可を得て掲載。お人柄や法名の由来がお寺に記憶されている</figcaption></figure></p>
<h2 class="c_header_post-b">伝統という「決まったかたち」は知恵の結晶</h2>
<p>　精神的に大変な中、多くのことを次々に決めていかないといけないのがお葬式です。そこに「決まったかたちがある」ということは楽です。自分が知らなくても式は進んでいき、しかも親戚等も流れを知っている。「決まったかたち」にはそれだけで価値があります。そのかたちには、過去からの知恵がつまっています。長年の先人たちの試行錯誤の結果、このようにすれば心落ち着くというかたちを、ずっとブラッシュアップし続けてきたものなのです。</p>
<p>　また、かたちがあることは、後々の安心につながります。例えば、<ruby>満中陰<rt>まんちゆういん</rt></ruby>法要（四十九日）や百か日法要の頃には、心が落ち込む方が多いといわれています。だから、その頃に集まる場を設け、お互いに支え合う機会としているのですね。<br />
　そして、一周忌、三回忌と続いていく年回忌や、お盆やお彼岸などの季節行事もあります。これらの法要をご縁にして、亡き方のことを思い出し、改めて感謝申し上げることで、私たちの心身が整えられていきます。このような、定期的に亡き方のために集まることのできる伝統は、そのような習慣のない海外からも、グリーフケアの場として注目されています。</p>
<h2 class="c_header_post-b">大いなるいのちとのつながりを感じることが葬儀の意義</h2>
<p>　生まれてくる不思議、死んでいく不思議。命は大いなる不思議です。生まれも終わりも自分の好きにはできません。何もかもを自分の好きなようにしたいと科学を発達させてきた私たちですが、自分の命は好きなようにはできないのです。「人間が全てを決める」という<ruby>傲慢 <rt>ごうまん</rt></ruby>を一度見直し、「人間にはどうすることもできない」ことを謙虚に見つめることも大切なことではないでしょうか。<br />
　私たちの命は、この宇宙の大いなるいのちから生まれ出て、そしてまた大いなるいのちへと<ruby>還<rt>かえ</rt></ruby>っていきます。そう考えると、葬儀はこの世の命の卒業式であるとともに、仏さまという大いなるいのちとしての誕生式でもあります。宇宙のような大いなる仏さまの力に包まれる儀式を通じ、「私の命」が「大いなるいのち」であることを実感していくことに葬儀の意義があります。だからこそ、仏教式の葬儀は亡き方の見送りにふさわしいのではないでしょうか。</p>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/09/0037_01_main.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__txt-a">愛知県名古屋市昭和区</div><div class="c_tera__title-a"><ruby>教西寺<rt>きようさいじ</rt></ruby></div><div class="c_tera__txt-b">笑顔がつながる　明るい朱色のお寺</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/event/" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">寺院ページを見る</a></p></div></div>
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		<gnf:modified>Thu, 15 Jul 2021 04:25:41 +0000</gnf:modified>
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		<title>戒名料が高すぎる？実はお金がかからないお寺は多いです【教えて！お坊さん：戒名②】</title>
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		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 05 Jul 2021 22:46:50 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　お寺にまつわる素朴な疑問を、お坊さんたちに直接うかがう【教えて！お坊さん】シリーズ。戒名について私たちが知りたい「基本のキ」を教えてもらった前回に続いて、今回はいわゆる「戒名料」について、現状やホンネをオンライン座談会 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67.png" alt="" width="816" height="544" class="aligncenter size-full wp-image-28239" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67.png 816w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67-300x200.png 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67-768x512.png 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67-600x400.png 600w" sizes="auto, (max-width: 816px) 100vw, 816px" /></p>
<p>　お寺にまつわる素朴な疑問を、お坊さんたちに直接うかがう【教えて！お坊さん】シリーズ。戒名について私たちが知りたい「基本のキ」を教えてもらった<a href="https://mytera.jp/paper/kaimyo1/" rel="noopener" target="_blank">前回</a>に続いて、今回はいわゆる「戒名料」について、現状やホンネをオンライン座談会形式でうかがいました。</p>
<p>戒名料は高いと言われますが、実際はどうなのでしょうか？</p>
<p>お布施と戒名料は分ける必要があるのでしょうか。</p>
<p>戒名に関するさまざまな疑問やホンネについて赤裸々にお答えいただいています。</p>
<p>最後の編集後記とともにぜひご一読ください！</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名料が高すぎる！？お布施と分ける必要は？実は「戒名料」のないお寺は多い！</h2>
<p><strong>まいてら編集部（以下、編集部）</strong><br />
戒名にまつわるお金について語るとき、実際問題として世間では戒名「料」と言われていますが、みなさんはどう思いますか？</p>
<p><strong>日蓮宗僧侶A（以下、日蓮A）　</strong><br />
やっぱり戒名は高いという、料金的な印象をみなさん持っていますね。うちのお寺のお布施は、通夜も葬儀も戒名も全部セットなので大体このくらいですねと言っても、「戒名料はかからないですか？いくらですか？」と聞かれることが多いです。葬儀のお布施とは別にかかるんだろうなというイメージ。みなさん必ずネットで戒名料の相場というものを見てくるみたいで、うちのお寺はセットですと伝えると、「思ったより安いんですね」という反応があります。落差があるのでしょうね。もっと高く伝えれば良かったと思ったことも(笑)</p>
<p><strong>浄土真宗僧侶B（以下、真宗B）</strong><br />
浄土真宗では法名（浄土真宗における戒名）に対してお布施をもらうことは基本的にはありません。なので、ご門徒さんに戒名料は？と言われることもありません。うちのお寺の地域は浄土真宗ばかりなので、戒名料がテーマになりません。ただ、浄土真宗では生前に法名をもらう場合、帰敬式という儀式があり本山に1万円を納める決まりがあるので、これに関わるお布施はいただいて、賦課金（毎年納める本山への上納金のようなもの）とあわせて納めています。</p>
<p><strong>真言宗僧侶C（以下、真言C）</strong><br />
戒名料と言われていることに違和感がないわけではありませんが、お施主さんの立場からする「料」とした方が分かりやすいのではないか、とも思います。我々の地域では「●●仏教会申し合わせ基準」という基準表があり、それに則ってお布施の金額を提示しています。30年以上前に作られたものなので、他寺がこの基準を今も使っているかは不明ですが。<br />
法外なことをしているお寺はごく一部なのではないかと思います。ただし、葬儀と法事に頼りきっている以上はある程度まとまった金額をいただかないと寺が存続できないことも事実で、お布施の負担軽減には永代供養墓の販売や檀家外の葬儀を積極的に行うなどの収入の裾野を広げることがまず必要だと考えています。<br />
仏教界全体として見れば課題・改善点があるという意識、危機感が希薄なことが問題なのかもしれません。</p>
<p><strong>日蓮宗僧侶D（以下、日蓮D）　</strong><br />
うちの地域では戒名料という考えがありません。先代に聞いた話としては、関東のほうの葬儀で、施主が胸元からお布施袋を出したので、それはなんですか？　と住職が聞いたら、「戒名料」ですと言われたと。うちのお寺ではそのようなものはいただいていないですよ、と伝えたら、とても驚かれたそうです。私が住職になってからも、関東の葬儀社に急かされて火葬場から電話をかけてきた檀家がいました。戒名料がとんでもないはずだからと葬儀社に言われて、電話をかけたということでした。<br />
ただ、うちの地域でも、若い世代は戒名料という言葉を口にするようになってきています。昔は葬儀の中に戒名料という考えがなかったので、ネットの影響なのかなぁと。<br />
以前から生前戒名つけてとお願いはあるが、お布施と言っても、赤ちゃんに名前をつけた際にみなさん大体1万円を包まれるので、生前戒名でも同じくらいという感じですね。</p>
<p><strong>浄土宗僧侶E（以下、浄土E）</strong><br />
戒名は生まれた時にもらうクリスチャンネームと同じという考え方なので、うちのお寺でも戒名料はいただいていません。戒名料はいくらですか？　というのはよく聞かれますね。葬儀社から問合せが来るので、実際に戒名料という相場がある地域のお寺も少なくないのだと思います。<br />
そもそも戒名料という言い方は、そんな昔からじゃないと思うんです。バブルくらいからじゃないかな。お葬式で戒名一文字いくらと、東京から出てきたのが始まりではないでしょうか。それまではこの地域では戒名料という考えはなかったです。3万、5万を包むことくらいはあったかもしれないけど、何十万円とか何百万円というのはなかったはず。<br />
以前は、大きな社葬があった時に、事後的にものすごいお布施金額を伝えられることもあったと聞きます。お布施も納めた後に、この金額じゃ駄目と突き返されるとも聞きました。<br />
戒名は料金じゃないです。戒名は対価ではなく、お布施として出すものです。その納得感を遺族に持っていただくのはお坊さんの責任ですね。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">葬儀のお布施、どのくらいもらっている？</h2>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-1024x683.jpg" alt="" width="640" height="427" class="aligncenter size-large wp-image-28248" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-2048x1365.jpg 2048w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><strong>禅宗僧侶F（以下、禅F）</strong><br />
みなさん、良心的な感じですが、実際に葬儀でどのくらいお布施をもらっているんですか？　せっかくの機会だから、そこの部分を腹を割って話さないと。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
うちのお寺では、生前戒名のお布施は10万円以上。お通夜・お葬式・初七日と法号（日蓮宗の戒名）をつけてお布施は大体30万円ですね。先月に生前戒名をつけた人は両親が日蓮宗で、元のお寺から戒名料500万円と言われたので、うちに来たそう。生前戒名は10万円以上でと伝えたら、お布施を50万円も置いていっていただいたので、ありがたく頂戴しました。お話ししていると、こういう戒名がいい、もっと長い戒名がいいと、その方の要望に応えていったら多く包んでくれました。納得してお布施を納めてくれることを大切にしている結果かなと受け止めています。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
院号は定価が決まっていて、院号料が東本願寺は8万円、西本願寺は20万円。うちの地域は西本願寺のお寺が多いので、お東のお寺も院号は20万円で合わせています。お寺によっては40万円、50万円と言うお寺もあるようです。中には本山に納める以外のものをお寺が抜いているとも聞きます。先代住職は門徒さんに院号をつけることをプッシュしていたし、昔は院号をありがたく思う人が多かったです。でも、「院号をつける方が遺族の想いが強い」という風潮に自分は疑問があるので、自分が住職になってから院号はつけていません。自分が死んだ時も院号はいらないと思っているので、先代住職がなくなった時も院号はつけませんでした。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
自分が一生懸命教化活動をしたのに、本山が持っていくのか。納得いかないなぁ。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
院号を納めると、本山から領収書が出るんです。なので、住職がくすねずにちゃんと納めているかどうか、お寺によっては門徒さんが領収書で確認するというのも聞きます。<br />
そして、本山への納金が貯まっていくと、僧侶としての位が上がっていき、着られる衣も変わっていくんですよ。それを喜ぶ檀家さんも実際います。これからはそういう檀家さんは少なくなると思いますが。</p>
<h2 class="c_header_post-b">禅宗の戒名料、葬儀費用が高くなるのはなぜ？</h2>
<p><strong>禅F</strong><br />
みんな良心的ですねぇ。禅宗は戒名料を必ずもらうのが一般的で、禅宗の設定は高いかもしれません。<br />
せっかくなので、葬儀費用のイメージもみんなで共有しましょう。うちのお寺だと、真ん中くらいの戒名で、通夜・葬儀・骨上げ・初七日だとお布施は戒名を含めて100万円です。</p>
<p><strong>日蓮D</strong><br />
うちは檀家の総代が葬儀のお布施を決めている。各家に等級という形で。一般の檀家は40万円、総代は50万円。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
通夜・葬儀・骨上げ・初七日で、30万円から高くて50万円くらいかな。お坊さんじゃない同級生の友人が、仮にお葬式をしたとして、払えるお布施は30から50万円くらいだと思う。葬儀社が伝えている金額もその程度だし。まれにお布施が高い人がいる程度。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
うちの地域だと通夜・葬儀・骨上げ・初七日だと15から20万円です。東京の檀家さんの葬儀に行くと、倍になるけど。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
うちは通夜・葬儀で15から20万円、その前後に枕経や初七日がついてくると20から25万円くらい。葬儀のお布施が一本にまとまって包まれることはなくて、葬儀社が細かく包みを施主さんに渡しているので、細切れにいただきます。たまに「戒名料」と書かれた袋を渡されることもあるけど、受け取っていません。「また法事やなにかがあった時に、お布施に足してください」と伝えています。<br />
葬式を安く抑えろという故人の意志で、戒名はいらないとたまに言われることがあるけど、戒名の意味や戒名料をもらっていないと伝えると、ならばつけると言われることがほとんどですね。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
みなさん、そのくらいのお布施で、伴僧（葬儀の導師を補佐する僧）のお坊さんにはどう御礼をお支払しているんですか？<br />
私も最初の頃は正直にお布施が高いと思いました。なので師匠、先輩僧侶に聞いたら、禅宗は普段檀家さんに寄付をもらわなくて、自助努力が大きく、住職が持ち出したりすることが多いと。お寺を維持するために、普段寄付をもらわなければ、葬儀のお布施は高くなると。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
禅宗でも戒名料をもらっていないお寺はもちろんありますし、一概に言えないところではありますが……。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
禅宗はなんで一人じゃ葬儀をできないんですか？</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
やろうと思えばできるけど、お寺同士の助け合いのシステムがある。檀家さんが少ないお寺の住職を呼んで、助けてあげるということ。</p>
<h2 class="c_header_post-b">葬儀にお坊さんがたくさん来ることの意味とは？</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
うちの地域では、兄弟の人数だけお坊さんを立てるという浄土真宗の文化を聞いたことがある。真宗は法要をコントロールする伴僧がいる。でも、この数年は一人でお願いしますとしか言われませんし、浄土宗では一人でつとめる葬儀は定めがなく、僧侶各自に任されているのが現状です。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
うちの地域は伴僧には檀家さんからお布施を払います。なので、どのくらい包んでいるかは私は知りません。でも、今はもう2名で葬儀をやるお寺はうちの地域では一つだけ。檀家さんから嫌がられてますね。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
昔はお坊さんの人数が多いほうがありがたい、厳かで素晴らしいと、檀家さんがヨイショしていた。お坊さんの人数が多いと、親戚からも褒められた。うちのお寺で葬儀をしたということを、町中で自慢しながら歩いた時代もあると聞いたことがある。でも、葬儀が独僧（僧侶一人で法要を勤めること）になってくると、儀式の厳かさが出にくくなり、お布施を下げる一方。今はお布施が高すぎると言われることが増え、たまに怒られることもある。</p>
<p><strong>日蓮D</strong><br />
今の葬儀だと、お釈迦さまのお経を一人で唱えていることになる。色々お坊さんがいる法要だと、色々なお経が聞こえてくる。その中で気に入ったお経の声があれば、それがその人にとってのお釈迦さまの声。今の葬儀だと、そういう感動はどうしても薄まってしまうね。<br />
うちは親戚のお寺が禅宗で隣の市にある。例えば本堂建替えで、日蓮宗は檀家400軒で1億2千万円集められるけど、禅宗だと檀家400軒で7千万円くらいしか集まらないと聞いたことがある。その分、禅宗は普段の葬儀とか法事のお布施が高くなるのかもしれないね。</p>
<h2 class="c_header_post-b">「安く済んだ」「高くついた」と感じたら功徳にならない</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
うちもお布施の金額を聞かれることはありますが、こちらからは伝えません。葬儀社に目安を聞いたら大体の相場を教えてもらえると言っています。でも、目安を聞いて、安いと思ったら少し足してくださいと伝えています。例えば、一昔前なら結婚指輪が給料何か月分というところに納得感や思いが生まれるわけです。なので、安いなと思うと丁寧にやった感がなくなります。目安を聞いて高いと思ったら下げるのもかまわないし、安いと思ったら上げましょうと伝えます。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
禅宗はお布施が高いとか誤解しないでほしいので言っておくと、檀家さんの家それぞれで大変な状況もあります。昔は名家だったけど、今はひとり親というご家庭もあったりする。もちろん、そういうご家庭にはいくらでもいいよと伝えています。檀家さんとは、葬儀だけでなく、過去からもこれからも長くお付き合いするというのが基本姿勢ですから。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
安く済んだと思ったらお布施じゃないし、逆に高すぎるとも思ったらお布施じゃないですよね。結果的にその人とどのくらい向き合って、納得感をもって納めていただくのがお布施だと思う。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
みなさん、慈悲の寄り添い型ですねぇ……。でも、実際に禅宗からみなさんのお寺に移りたいという人はいる？</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
そう問われると、日蓮宗のお寺から移ってくることはあるけど、禅宗からはないなぁ。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
うちのお寺にお世話になりたいという人には、「うちは高いよ、やめておきなよ」と言うんだけど、実際に他宗から移ってくる人が少なくない。それは単純にお布施の金額だけでは測れない価値を感じているからなんだと思う。もちろん、こちらがその価値を提供できなくなったらみんな離れていくので、頑張らないといけないんだけど。</p>
<h2 class="c_header_post-b">お寺選びは夜の繁華街のお店選び？</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
ある時から戒名の説明を始めたら、戒名をもらって良かったという声が増えました。戒名の納得感があることで、葬儀をやって良かったとなります。お坊さんにとっても戒名を通じて、檀家さんとのコミュニケーションができるので、戒名の意味・価値を伝えやすくなり、結果としてお付き合いが長く続きます。なので、お寺にとっては戒名は先行投資だと思うんです。戒名料として回収するのではなく、将来に向けた種まきとしての戒名という考えが大切ですよね。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
確かに、いいお経だったねはそんなに聞かないけど、いい戒名で良かったという声はとても多い。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
法名の価値を伝えることは大切ですよ。自分だけで決めず、ご家族と一緒に考えて決めたりします。法名料をいただいていないので、うちのお寺では戒名料は安いと感じられている効果なのでしょうか、法事のお布施が上がったりすることがあります。そういう流れを見ていると、お布施に無頓着でいいんだと思うようになってきています。お布施や寄付のことを言わなくなってから、お墓参りなど平素の時にお布施をお供えくださる方が増えて、お葬式のお布施の割合は、お布施全体の３割ほどに下がってきています。なので、葬儀を除いた法事や法要のお布施だけでお寺を維持できるようになればいいと思っています。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
残された人生を生きる価値として、生前戒名をつけたいという人がいる。その生前戒名に対してお布施・寄付をしていく。生まれてきた時からの経歴を書いてもらい、どう生きてきたか、これからどう生きていきたいかを丁寧に聞いて、法号に落とし込んでいきます。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
今の戒名料の問題は、戒名のこととか何も知らずに葬式を済ませて、いきなり事後に請求されることですね。ぼったくりバーに近いですね。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
知らない夜の繁華街に行った時、知らない怪しいお店に行って、ぼったくりに会うこともあるでしょ。知らないところに行く時は、ちゃんと調べて行かないと。お寺選びもそうだと思いますよ。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
お寺選びは夜の繁華街。名言ですね。変なお寺につかまらず、いい戒名や葬儀をしたいと思ったら、それなりに調べないと駄目ですね。まいてらのお寺だったらどこに行っても安心だと思いますが。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">お坊さんへの不満が、戒名料のトラブルとして現れているのでは</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
戒名料がクローズアップされているけど、問題はそれだけじゃないと思うんです。葬儀の初対面の対応や色々なコミュニケーションを通じて、最終的に出てきた額に納得感がない。お葬式に対する不満が戒名料やお布施に集約されて爆発していると思う。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
うちのお寺は法号を納める見栄えのいいファイルを作り、その中に法号の意味や由来も記して、それを遺族に渡しています。作ったきっかけは、地方のお坊さんが来れなくて葬儀だけを自分だけで務めたこと。その時は、戒名は菩提寺がつけて、菩提寺から戒名が遺族にFAXされ、そのFAXが自分のところにも送られてきました。送られてきたFAXを見たら、汚い字で曲がって書かれていて、お布施を聞いたら100万円だと。心が沈みました。戒名が尊く高価なものだとお寺が思うのであれば、ちゃんと丁寧に書いて送るべきだと思う。ぞんざいに扱われたら、遺族にも納得感はないでしょう。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
戒名料という考えに納得できない人もいるし、そもそもそのお坊さんにお布施を渡すことに納得できない場合もあるはず。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いを一番象徴するものが戒名料なのではと思う。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名は平等であるなら、みんなに院号をつけては？</h2>
<p><strong>編集部</strong><br />
以前に編集部に、「仏教は平等ではないのか。なぜ死後の名前に階級があるのか？」と不満が寄せられたことがありました。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
うちのお寺は5段階あります。でも、それによって功徳が違うのかどうか。まだ明確に自分は説明できない。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
うちのお寺では、お父さんの時は院号をつけてお母さんの時はつけないというのは嫌がられる。亡くなって何年か経ち、釣り合いが取れないからつけてくださいという依頼が多いです。お墓に文字を彫る段になって、院号をつけてくださいとか。</p>
<p><strong>日蓮D</strong><br />
地域性で、うちのお寺では院号がほぼついてしまう。つけないのは子どもくらいですね。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
檀家さんには院号をつける。高い戒名を出して院居士をつけたいというのは、子どもや親戚たちが贈り物としてそれをつけることが多いかも。亡くなったお父さんを称える意味で。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
浄土真宗では院号をつけなくていいという流れが多い気がします。お布施の実入りを考えると、東本願寺は収入の半分が院号料なので、本山は普通の法名でとはなりません。うちのお寺では普段から平等、平等と言っているので、最後に院号をつけるかどうかという二者択一を迫るのは違和感があります。浄土真宗の法名は最大6文字なので、院号をつけると「●●院釋●●」で、あと4文字しか選べない。もっと長くつけてほしいという依頼もありました。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
だったらみんなに院号をつけるという考えもありますよね？　個人的には浄土真宗の法名は短くサッパリしすぎている感じがします。さすがに一生懸命に生きた人生だから短すぎる文字数に集約するのは難しい気がして、もう少し長いものをつけてほしいと思うことがあります。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
なるほど。そうするのが一番平等かもしれません。うちのお寺はみんなに院号をつけることを考えてみます。二文字だけだとかなり限定的で悩むことが多いので、全員釋の上に院号をつけることで幅が広がります。</p>
<h2 class="c_header_post-b">院号、宗派の違い、LGBTQも……戒名は時代を映し出す</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
戒名は時代背景とつながっていますよね。昔は家の跡継ぎが立派な供養をしたかを示すもので、社葬があった時代は、立派な戒名と葬儀を出すことで後継者として認められるという文化がありました。戒名は死後のランクと思われがちですが、死んだ人にランクがあるわけではなく、出した人の甲斐性に紐づいているというのが正確だと思います。見栄文化ですね。今のように家族葬が流行る前は、見栄文化と家文化が院号の背景にありました。故人ではなく、家のランキングですね。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
院号を求めたがる人は、警察官でここまで偉くなったとか、校長先生をやったとか、生前のポストに準じてつける人が多い印象です。そういうのに囚われていない人は戒名の院号とかを気にしないと思います。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
団塊より上の世代は、先祖がつけていたから親にもつけてあげたい、ご主人にもつけてあげたいという人もいる。そして、必ずしも見栄だけでなく、親への思いもあり、勲章みたいなものですね。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
家族から故人に送れる唯一の勲章が院号なのかもしれませんね。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
うちの宗派では得度するという前提で授戒（戒律をさずかること）してもらうので、葬儀は授戒儀礼ですね。歴史的に、授戒がブームで広まったのは社会のニーズだったと思います。必ずしもお寺側の論理だけではなく、社会が求めたものをお寺が提供してきたのだと思います。そうでなければここまで広まるわけがない。<br />
それが、家族葬になって、社会が戒名に求める価値や意味が変わったら、戒名や院号にこだわらないというのも自然かもしれません。うちの宗派では、例えば浄土真宗の戒名を絶対読まない、絶対につけかえるというお寺が圧倒的で、他の宗派に排他的です。でも、うちのお寺では合同墓を建てて合同供養をするようになってから、もともと他宗だった人も増えるので、いつの間にか自然に釈●●と位牌に書くようになってきました。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
戒名や葬儀は求める人に対してちゃんとするのが大切です。お寺としては残念ではあるけど、求めない人にはなくてもいいんだと思います。戒名を求める人には真摯に向き合って、しっかり説明して納得感を持ってもらうことが重要です。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
求める人には仏教の話や、戒名の深い話ができたりして、長く深く付き合えます。いらない人に対して、無理にセットでつけないほうがいいですね。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
男性か女性を表す信士・信女も、LGBTQの中で考えていかないといけないですよね。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
生前法名を希望されたLGBTQの方がいました。その方は生物学的には男性でしたが心は女性だということで、法名を付ける際、釋尼とつけました。本人がそう思えば、それを尊重することが大切です。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
相手の方が要望を持ってきてくれると、悩まなくていいからありがたいですよね。例えば雅号を持っていたりとかも。浄土真宗の方が来たとしても、うちのお寺では戒名を付け替えたりせず、相手の方の要望に従います。</p>
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<h2 class="c_header_post-b">人生のコピーライティング、グリーフケア、仏教の神髄…戒名には無限の広がりが</h2>
<p><strong>編集部</strong><br />
それでは最後に、戒名の未来についてみなさんの思いを述べていただきましょう。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
家族・遺族にヒアリングし、後世の人たちへ伝える勲章として、生き様や人生のキャッチコピーとして、人生を称えるものとして、仏教的な意味にプラスして戒名を授けていきたいです。実際に遺族は喜んでくれていますし、遺族にとって心の支えになっていて、残された人たちも故人の戒名を見ることで、こうやって生きていこうという戒めになっていると感じます。供養にもなり、生きた証にもなり、残された人たちの生きる戒めにもなる。遺族としっかり会話をして戒名をつけていくことを大切にしていきたいです。</p>
<p><strong>真言C</strong><br />
金銭的なこと以上に、授かった戒名の意味合いを考えていただきたいというのが本音です。戒名は先祖のご遺徳を住職が偲び、仏弟子として授けたお名前です。供養の度に戒名を眺めてそのご遺徳を思い出していただきたいのです。時間が経つにつれ、ご自身の人生が積み重ねられて同じ戒名を眺めても浮かぶ景色が変化していく、そこに戒名に無限の広がりがある、と私も師匠から諭されました。これだけはお伝えしたいですね。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
戒名の役割の一つとしてグリーフケアがありますよね。葬送の場では色々な喪失がありますが、戒名はそれを癒す側面があります。戒名をもらうことで、父さん、母さんがいいところに行って、ちゃんと過ごしているんだねと思えるのは遺族にとって大切なことです。しっかりヒアリングして、次はこういう道を歩んでいきますということを戒名に込め、だからみなさんもしっかり生きていきましょう、みなさんにとってこれからもどういう人であってほしいかという願いも込めましょうとお伝えしています。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
戒名によって故人が成仏したということをよりイメージしやすくなるはずです。故人にゆかりのある漢字を使った法名にすることで、残された人も納得すると思います。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
人生のコピーライティング、グリーフケア、仏教の神髄、宇宙の原理など、戒名には色々な側面があります。どの視点で喜ぶかは人によって様々で、それが戒名のつかみどころのない魅力だと思います。家族の記憶を後世に伝えるためにも、この人はこんなことをしていたんだよと、変幻自在に戒名を語るのが住職の力量。最高の戒名をつける自信を持って、これからも取り組んでいきたい。戒名はこれからも時代に応じて柔軟に変化していくのだと思います。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
その人の人生が次に進んで行くためのストーリーテラーがお坊さんだと思います。葬儀は一つの命が終わって、次の道を歩む節目の儀式です。大切な儀式で、ストーリーが納得できれば、みんなにとって意味がある儀式になり、そうであれば戒名が高いとかは問題にならない。納得感があるまでお坊さんを探せばいいんです。飲んだくれのお坊さんでも、この人に戒名をつけてほしいと檀家さんに心から思われているお坊さんはいます。そういうお寺の檀家さんは、あなたの飲み代になるのなら喜んで出すよという人は少なくないはずです。それが成立する人間相互の信頼感が大切ですね。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
新型コロナが出てきてから、納得して最期を迎えられる家族は少なくなっています。看取りが複雑化しています。戒名や葬儀は、その複雑な状況や心情を少しでも緩和することが役目だと思います。その意味で新型コロナの時代こそ、葬儀や戒名の役割が問われていると思います。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
多くの人にとって、葬儀や戒名はお寺とのお付き合いの入口ですからね。お寺から見たら先行投資ですよ。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
入場チケットは高くないほうがいいですね(笑)<br />
いい葬儀にするためにどうするか、どんな戒名をつけてほしいか、気楽に相談してほしいですね。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
本日は貴重なお話をありがとうございました。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">編集後記：戒名が前向きに受け止められる社会になってほしい（井出悦郎）</h2>
<p>　今回の匿名座談会ではお坊さんたちの本音を色々と聞くことができました。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>戒名料が存在しないお寺も少なくない</strong></span><br />
　驚いたのは、戒名料というものが存在しているお寺が多数派ではなかったことです。むしろ戒名料という形で独立していることに違和感を覚えるというお坊さんも少なくありませんでした。<br />
　そもそも仏式の葬儀において戒名は必須の要素であり、葬儀と戒名はワンセットです。したがって、お寺によって様々な事情があるのでしょうが、戒名料という形で戒名のお布施が独立しているのは、見方によっては不自然とも言えるかもしれません。<br />
　今回は正確な統計調査ではありませんが、葬儀のお布施に戒名は含まれると考えているお寺は決して少なくないと考えられます。お寺とお付き合いする際には、葬儀のお布施に戒名も含まれるのか率直に聞いてみるのが良いかもしれません。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>社会変化に応じて戒名の役割が変わることは自然</strong></span><br />
　そして、お坊さんたちが、時代の流れを受けて戒名の役割が柔軟に変化していく可能性を、肯定的に考えていることも興味深く思いました。<br />
　家族葬になれば見栄もなくなることで院号へのこだわりが減る可能性や、LGBTQの方への対応など、社会が変われば戒名もあり方も変わるということも当然という捉え方でした。</p>
<p>　2019年9月に大阪の應典院で、「100人で考える生前戒名ワークショップ」を開催させていただきました。<br />
　その際に、私見ではありますが、生活者視点での戒名の価値として以下のようなまとめを提示させていただきました。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-1024x710.jpg" alt="" width="640" height="444" class="aligncenter size-large wp-image-28357" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-1024x710.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-300x208.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-768x533.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-1536x1065.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-2048x1420.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>　今回、お坊さんたちが語ってくれた、これから社会における戒名の役割とも重なるものがあると感じます。<br />
　戒名が本来持つ柔軟性によって、多くの人に戒名が前向きに受け止めてもらえることを心から願います。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>人生100年時代こそ生前戒名を授かり、人生の指針としていただきたい</strong></span><br />
　お坊さんの本音としては、ご縁のある方とじっくり話しながら戒名を考えたいということでした。亡くなってからのお付き合いだけではなく、やはり生前からのお付き合いの中で、その方の人生（生き様）に適した戒名を考え、お授けしたいという思いを強く感じます。まいてら寺院だけでなく、そのような思いを持つお寺（住職）は全国に多いはずです。</p>
<p>　戒名は死んでからではなく、生きているうちに戒名をいただき、生前戒名を生きる指針として、最期の一瞬まで生き切るという人生が理想と感じます。特に人生100年時代で余生が長くなる中、生きる指針を持たない老後は充実感を覚えられなくなり、生きることが苦しみにも変わる可能性があるのではないでしょうか。<br />
　特に後半生が充実することが、人生100年時代の極意となるでしょうから、その際に生前戒名という歴史的に受け継がれてきた知恵を頼り、自らの人生の指針とするのが一つのあり方だと感じます。（参考記事：<a href="https://mytera.jp/paper/nikki-ikigai02/">お寺で定年後の居場所さがし（後編）－生前戒名というあり方</a>）</p>
<p>　そして、今回の座談会で生まれた一つの名言「お寺選びは夜の繁華街」。自分に適した戒名や葬儀を執り行いたい場合には、選択する側にもしっかりした準備が求められます。お寺や住職との相性も関係するでしょうから、最初に出会ったお寺に決める必要もありませんから、時間をかけながら自分に合ったお寺をじっくり探すことが大切だと思います。そのようなお寺を求める方々にとって、まいてらがお寺探しの貴重な参考情報として貢献できるよう、これからも精進していきたいと思います。</p>
<p>　今回、戒名料やお布施という、とても話しにくいテーマについて、ご協力いただいた僧侶のみなさんに心から敬意を表します。<br />
　話しにくいテーマだからこそブラックボックスにせず、お寺も一般生活者も率直に話し合いながら相互理解を深めていくことが大切だと考えます。本記事がその一助となることを心から願い、終わりの言葉とさせていただきます。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<p><strong>【本記事の編集・監修】</strong><br />
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（編集・監修：まいてら代表）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。寺院の経営支援と現場取材を10年以上継続し、全国の住職との協働や対話を通じて、供養や法事の実践知を継続的に体系化してきた。著書に『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a>』（祥伝社新書）</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="ttps://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div></p>
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		<gnf:modified>Mon, 08 Dec 2025 07:56:18 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>戒名は人柄で決まる？意味・戒名料など、戒名の基本【教えて！お坊さん：戒名①】</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/kaimyo1/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[玉川 将人]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Jun 2021 23:09:45 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　お仏壇やお墓で必ずといっていいほど目にする戒名かいみようですが、 「どうして必要なのか」「どのように文字が決まるのか」 「戒名の位によって何が変わるのか」 「戒名とは人柄で決まるのか？」など、 　わからないことばかり。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><em>　</em>お仏壇やお墓で必ずといっていいほど目にする<ruby>戒名<rt>かいみよう</rt></ruby>ですが、</p>
<p>「どうして必要なのか」「どのように文字が決まるのか」<br />
「戒名の位によって何が変わるのか」<br />
「戒名とは人柄で決まるのか？」など、</p>
<p><em>　</em>わからないことばかり。</p>
<p><em>　</em>世間では、戒名不要論や戒名料をめぐるモヤモヤも耳にします。</p>
<p><em>　</em>多くの人が感じているこうした疑問を、お坊さんたちに聞いてみました。宗派をこえ、さまざまな現役のお坊さんの声を直接お届けできる「まいてら」ならではの、「戒名のキホン」をお伝えします。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名は何を表すの？ &#8211; 人柄や生き方との関係</h2>
<p><em>　</em>戒名には、その人のパーソナリティや人生観がギュッと凝縮されています。生きている人にとっては、過去の自分をふり返り、未来を生きる指針となり、まさに戒名は人生（生き様）のコピーライティングと言えます。<br />
<em>　</em>亡くなった人に授けられる名前だと思われがちな戒名ですが、本来は師匠から出家者につけられる名前のことで、生きているうちに授かるものです。</p>
<p><em>　</em>いまでも生前の戒名授与を行う<a href="https://mytera.jp/tera/housenji32/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>宝泉寺<rt>ほうせんじ</rt></ruby>の<ruby>伊藤信道<rt>いとうしんどう</rt></ruby>住職</a>（愛知県・浄土宗西山禅林寺派）は「戒名は生きる<ruby>杖<rt>つえ</rt></ruby>」だとします。「戒名には、師匠から仏弟子への『こうした気持ちでがんばっていきなさい』という願いが込められています。その人を表す文字を使いもしますが、ご夫婦それぞれにいつまでも仲良くしてほしいという想いから『友』の字を授けたり、忍耐力に欠けた人に『忍』の字を授けたこともありました。こうすることで、生き方が戒名に近づき、その人の杖となって人生を支えてくれるんですよ」</p>
<figure id="attachment_27957" aria-describedby="caption-attachment-27957" style="width: 576px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-576x1024.jpg" alt="伊藤さんが授けた「忍」の入った戒名の位牌" width="576" height="1024" class="size-large wp-image-27957" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-576x1024.jpg 576w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-169x300.jpg 169w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-768x1365.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-864x1536.jpg 864w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187.jpg 1080w" sizes="auto, (max-width: 576px) 100vw, 576px" /><figcaption id="caption-attachment-27957" class="wp-caption-text">伊藤さんが授けた「忍」の入った戒名の位牌</figcaption></figure>
<p>「お戒名は未来」と表現するのは<a href="https://mytera.jp/tera/honkyuji22/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>本休寺<rt>ほんきゆうじ</rt></ruby>の<ruby>岩田親靜<rt>いわたしんじよう</rt></ruby>住職</a>（千葉県・日蓮宗）。「生前戒名は、その後の人生をよりよく生きるためのもの。死後戒名は死者と生者をつなぎ、遺された家族や子孫の未来を支えてくれるもの。数世代先の人でも、戒名の文字を見て『ご先祖様はこんな人だったのかな』と想いを馳せることができます」<br />
<em>　</em>故人にとっては、その人の記憶を数文字に凝縮してくれる戒名が、後世とのつながりのきっかけとなってくれるのです。</p>
<figure id="attachment_27958" aria-describedby="caption-attachment-27958" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-1024x576.jpg" alt="歴代住職のお墓の横に立つ永代供養墓" width="640" height="360" class="size-large wp-image-27958" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-1024x576.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-300x169.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-768x432.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-1536x864.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27958" class="wp-caption-text">歴代住職のお墓の横に立つ永代供養墓。埋葬された人たちの戒名を刻んだ石板が並ぶ</figcaption></figure>
<p><em>　</em>まいてらでは、2019年に「<a href="https://mytera.jp/paper/syukatsusai2019_report/" rel="noopener" target="_blank">100人で考える生前戒名ワークショップ</a>」を開催しましたが、「戒名を授かることで名字という家の縛りから解放される」という点に参加者の多くがうなずいていました。また、両親からもらった名前に自分の生き様や人柄を統合して、「本当の名前」にしてくれるのが戒名であるという点についても、納得されている方が多くいらっしゃいました。</p>
<p><em>　</em>生きる指針。亡き人とのつながり。そして自分自身を表す本当の名前。こうした点が、これまであまり語られることのなかった戒名の魅力や奥深さといえます。</p>
<p><strong>※戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名の仕組みを知る &#8211; 院号(院殿号)・道号・戒名・位号の違い</h2>
<p><em>　</em>ここで、戒名の基本についておさえておきましょう。</p>
<p><strong>【戒名の歴史と意味】</strong><br />
<em>　</em>戒名とは、師匠が出家者に授ける名前のこと。仏教にはお坊さんが守るべき「戒律」という決まりがあり、出家の際にこれを守る誓いを立てることから「戒名」と呼ばれます。</p>
<p><em>　</em>戒名の始まりは、お釈迦様の生きていた古代インドとする説もありますが、現代日本の戒名の起源は中国に見られます。中国で死者につけられていた名前である「<ruby>諱<rt>いみな</rt></ruby>」が原型で、日本ではこれが戒名となって定着します。「名づけの文化」は日本でも古くからあり、昔の武将などは、必ず幼名や童名（<ruby>源義経<rt>みなもとのよしつね</rt></ruby>の「<ruby>牛若丸<rt>うしわかまる</rt></ruby>」や<ruby>徳川家康<rt>とくがわいえやす</rt></ruby>の「<ruby>竹千代<rt>たけちよ</rt></ruby>」など）から、次々と新しい名前を名乗っていきました。人が成長する過程ごとにつけられる名前、その延長に死者への戒名があるとも考えられているのです。</p>
<figure id="attachment_27959" aria-describedby="caption-attachment-27959" style="width: 966px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/531074ef20c5d83ad2e6d2a73a2a75d4.jpg" alt="得度式（お坊さんになるための儀式）の様子" width="966" height="596" class="size-full wp-image-27959" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/531074ef20c5d83ad2e6d2a73a2a75d4.jpg 966w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/531074ef20c5d83ad2e6d2a73a2a75d4-300x185.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/531074ef20c5d83ad2e6d2a73a2a75d4-768x474.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 966px) 100vw, 966px" /><figcaption id="caption-attachment-27959" class="wp-caption-text">得度式（お坊さんになるための儀式）の様子。師匠から弟子へ、戒名が授けられる</figcaption></figure>
<p><strong>【戒名の基本構成】</strong><br />
　戒名とは本来２字で表されます。「空海」「最澄」「親鸞」「日蓮」…。作家の<ruby>瀬戸内晴美<rt>せとうちはるみ</rt></ruby>さんは出家して「寂聴」という戒名を授かっています。しかし死後戒名では、この2字に、院号（<ruby>院殿号<rt>いんでんごう</rt></ruby>）、<ruby>道号<rt>どうごう</rt></ruby>、<ruby>位号<rt>いごう</rt></ruby>といった称号が加わります。</p>
<p>　<strong>◯◯院　△△　◇◇　居士（大姉）<br />
　 院号 　 道号　戒名　　位号</strong></p>
<p><strong>・院号（院殿号）</strong>：お寺に大きな貢献をした人に授けられる称号で、もとは寺院を建立した皇族や武士を<ruby>顕彰<rt>けんしよう</rt></ruby>するものでした。院殿号は主に武士に授けられ、例えば徳川家康の戒名は「安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士」です。現代における院号は、バブル期以降に庶民化しました。</p>
<p><strong>・道号</strong>：戒名の上に付けられる2字のことです。かつての中国では本名の他に「<ruby>字<rt>あざな</rt></ruby>」をつける慣習があり、これが転じて現在の道号となっていったとされています。</p>
<p><strong>・戒名</strong>：その人自身を表す仏教徒としての名前です。生前に用いていた名前を1文字使う、経本の中の文字を使うなど、さまざまなつけ方があります。浄土真宗では<ruby>法名<rt>ほうみよう</rt></ruby>、日蓮宗では<ruby>法号<rt>ほうごう</rt></ruby>と言います。</p>
<p><strong>・位号</strong>：戒名における階級です。お寺や社会への貢献度に応じてつけられます。<ruby>居士<rt>こじ</rt></ruby>／<ruby>大姉<rt>だいし</rt></ruby>、<ruby>信士<rt>しんじ</rt></ruby>／<ruby>信女<rt>しんによ</rt></ruby>、子どもには、<ruby>童子<rt>どうじ</rt></ruby>／<ruby>童女<rt>どうじよ</rt></ruby>、<ruby>孩子<rt>がいし</rt></ruby>／<ruby>孩女<rt>がいによ</rt></ruby>、<ruby>嬰子<rt>えいじ</rt></ruby>／<ruby>嬰女<rt>えいによ</rt></ruby>などがあります。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名とは本来どんなものか &#8211; 宗派を超えて共有される考え方や違い</h2>
<p><em>　</em>実際の現場で、お坊さんたちはどのように戒名をつけているのでしょうか？<br />
<em>　</em>特に気になるのが道号と戒名の違い。ともに「その人を表す文字」があてられるそうですが、いったい何が違うのでしょうか。お坊さんたちが口を揃えたのは、「戒名はその人の個性や内面性、道号はその人が生きてきた環境や社会性を表す」というもの。個人と社会をひとつにして、仏としての名前を授かるのだそうです。</p>
<p>　<a href="https://mytera.jp/tera/jyutokuji53/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>壽徳寺<rt>じゆとくじ</rt></ruby>の<ruby>松村妙仁<rt>まつむらみようにん</rt></ruby>住職</a>（福島県・真言宗豊山派）は「戒名には『優』や『厳』など、お人柄や雰囲気にあった文字をあてます。一方で、道号は生前の功績や特技、生活環境などを表すことが多いですね。たとえば、会社の創業者の人には『興』の文字、山々に囲まれた生活環境の人には『峰』という文字などをつけたことがあります」と教えてくれました。</p>
<p>「道号には宇宙観を込める」と話すのは<a href="https://mytera.jp/tera/shitennouji21/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>四天王寺<rt>してんのうじ</rt></ruby>の<ruby>倉島隆行<rt>くらしまりゆうぎよう</rt></ruby>住職</a>（三重県・曹洞宗）。宇宙観とは、山や川や海などその人を囲む自然環境のこと。「夜空に浮かぶきれいな月を道号にしたことがあります。その日は私の父の葬儀とお檀家さんの通夜が重なったのですが、お通夜の会場まで車を走らせていると、きれいな月が浮かんでいました。父とその方が同じ月を見上げてこの世界を旅立たれたのだあと、そのご縁をありがたく思えたのです」</p>
<p><em>　</em>宗派によっては、道号や戒名に開祖や高僧の一字を入れます。浄土宗西山禅林寺派の戒名には「<ruby>空<rt>くう</rt></ruby>」、浄土宗鎮西派では「<ruby>誉<rt>よ</rt></ruby>」の文字が入り、「空」は浄土宗の開祖である法然上人の戒名「<ruby>源空<rt>げんくう</rt></ruby>」に、「誉」は浄土宗第5祖の<ruby>定慧<rt>じようえ</rt></ruby>の「<ruby>良誉<rt>りようよ</rt></ruby>」にちなんでいるのだそうです。また日蓮宗では、日蓮上人の「日」の字を用います。</p>
<figure id="attachment_27960" aria-describedby="caption-attachment-27960" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d-1024x768.jpg" alt="五重相伝" width="640" height="480" class="size-large wp-image-27960" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d.jpg 1125w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27960" class="wp-caption-text"><ruby>五重相伝<rt>ごじゅうそうでん</rt></ruby>と呼ばれる儀式。参加する檀家ひとりひとりに生前戒名が授けられる</figcaption></figure>
<p>「戒名は人から人へ、師匠から弟子へ授けるのが大原則。戒名の中で師匠と弟子が一体になるのですよ」と伊藤住職。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名の格差は存在する？ &#8211; 戒名と供養内容との関係</h2>
<p><em>　</em>戒名には、位号や院号などの複数の要素がありますが、すべてのお坊さんが「供養の内容に違いはない」と答えてくれました。</p>
<p><em>　</em>そして、もしご先祖様がいい戒名をもらっていたら、それに合わせないといけないのでしょうか。伊藤住職は、お寺として居士大姉を勧めることはないと話します。「お寺としては、信士信女で十分ですよとお伝えしています。ただその上で、ご先祖様の戒名に合わせて居士や大姉にしようかと迷われる方はいますね。そこはもう、ご家族のお気持ちです」</p>
<p><em>　</em>また浄土真宗では戒名ではなく「<ruby>法名<rt>ほうみよう</rt></ruby>」と呼び、すべて「<ruby>釋<rt>しやく</rt></ruby>◯◯」の2字で表されます。格差・階級のない、まさに平等の精神。阿弥陀如来さまの働きである『法』を信じる人はどんな人でも救われるという真宗の教えが表れています。ちなみに法名の2字の前につく「釋」は、お釋迦様（釋尊）の弟子という意味です」と、<a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>教西寺<rt>きようさいじ</rt></ruby>の<ruby>三宅教道<rt>みやけきようどう</rt></ruby>住職</a>（愛知県・浄土真宗本願寺派）。「でもその人を表すには2字では足りないことも…」と、真宗僧侶ならではの本音もあるようです。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名料は本来ない &#8211; お布施として理解すべき理由</h2>
<p><em>　</em>戒名の階級によって包むべき戒名料が変わるという話をよく耳にしますよね。しかし「戒名料なんて存在しない」と話すお坊さんは少なくありません。</p>
<p><em>　</em>本来の戒名は、元気なうちに<ruby>授戒会<rt>じゆかいえ</rt></ruby>などの法要に参加して、仏弟子となった証として授けられるもの。伊藤住職は「法要に対してのお布施はお寺に納めてもらいますが、戒名に対して支払われる費用はありません」と、自身の経験から話します。</p>
<p><em>　</em>では、なぜ「戒名料」という考え方が一人歩きしているのでしょうか。岩田住職は「あらゆるモノやサービスにも価格をつけてしまう現代人の価値観が大きく影響しているのではないか」と考えます。行き過ぎた資本主義が、お葬式から戒名までもを買い物すべき商品にしてしまったのかもしれません。</p>
<p><em>　</em>日頃のお寺との関わりの中で交わされていた戒名やお布施も、今の時代ではお葬式の中で突然遺族に迫ってきます。戒名の意味が分からないままただ高額なお布施を求められると、不信感を覚えてしまう気持ちも分かります。岩田住職は「お布施はあっても戒名料はあってはならない」と、その違いを次のように話します。</p>
<p>「お布施には包む人の心が反映されますが、それを戒名料と称してしまうと、戒名がたちまち『商品』に変わってしまいます。本来、戒名とは仏教の教えに沿って生きていくことの証。お金で買うものではなく、生き方に悩み苦しむ人と僧侶との対話や信頼関係によって成り立つものなんです」</p>
<p><em>　</em>実際の現場で伊藤住職は、あくまでも目安として地域の相場を伝え、その上でいくら包むべきかはお檀家さんに委ねます。「実際に経済的に困窮している人には『無理しなくていいよ』とお伝えしますよ。ましてやいくら包んでくださいと請求することなんてありえない」とのこと。</p>
<p><em>　</em>また、岩田住職も「戒名には階級だけでなく文字数の違いもありますし、お檀家さんのお寺や社会への貢献度など、さまざまな要因を加味して授けます。その上でお布施の目安をお伝えすることもありますが、それは目安でしかなく、定価ではないのです」と、お布施の金額はご家族の『心』が決めるものとします。中には、お気持ちから相場以上のお布施を包んで下さるケースもあるのだとか。</p>
<p><em>　</em>そしてお二人とも、「金額によって供養の内容が変わることはありません」と、同じ想いを口にしました。</p>
<p>※戒名料について詳しくはこちらの記事「<a href="https://mytera.jp/paper/kaimyo2/" rel="noopener" target="_blank">戒名料についてお坊さんがホンネの覆面座談会</a>」をご覧ください</p>
<h2 class="c_header_post-b">自分で戒名をつけてよい？ &#8211; 自由度とお寺への相談のバランス</h2>
<p><em>　</em>戒名を自分でつけた人は、過去に何人もいます。有名なところでは、作家の山田風太郎の「風々院風々風々居士」、落語家の７代目<ruby>立川談志<rt>たてかわだんし</rt></ruby>の「立川雲黒斎家元勝手居士」など。<br />
<em>　</em>とはいえ、戒名はあくまでも、仏門に入る時に師匠から弟子に授けられるもの。「自分で作った戒名は戒名とは呼べないのでは」というのが、お坊さんたちの共通見解です。</p>
<p><em>　</em>ただし、どのような戒名にしたいかを伝えることはできますし、お坊さんの側も家族の声に耳を傾け、想いをくみとりながら、戒名を考えていきます。</p>
<p><em>　</em>三宅住職は、臨終後すぐに行われるお勤めのあと、約１時間かけて家族と話し込み、その場で法名を一緒に考えるのだとか。「あるご門徒さんのお葬式では、ご家族のさまざまなエピソードの中から、『自由』『お洒落』『イケメン』『優しい』『ニコニコ』などの言葉が出てきました。いつも安心や楽しさをもたらしてくださる方だったようなので、『楽』という文字を授けて、法名としました」</p>
<figure id="attachment_27961" aria-describedby="caption-attachment-27961" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1024x722.png" alt="法名の由来" width="640" height="451" class="size-large wp-image-27961" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1024x722.png 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-300x212.png 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-768x542.png 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1536x1083.png 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215.png 1560w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27961" class="wp-caption-text">教西寺では法名の由来や生前の様子を住職と坊守の2人でお通夜までに１枚の紙にまとめ、葬儀式場で家族や参列者に手ずから配る（ご家族の許可を経て掲載）</figcaption></figure>
<p>「その人らしい法名ができると、ご家族の中にも納得感が生まれ、みんなが思う故人様像が共有できるんです」と三宅さん。こうした時間そのものが遺族のグリーフケアにもなりそうです。</p>
<p>「ご不幸があったお檀家さんのお家には、ご逝去からお通夜の日まで、可能な限り毎日欠かさず足を運びます。ご家族と接する数だけ信頼関係が深まり、おひとりおひとりのお話の中から戒名の文字が浮かび上がってきます」と岩田住職。できあがった戒名も、あわただしい葬儀会館ではなく、自宅でゆっくりと見てもらっているそうです。</p>
<p><em>　</em>松村住職も、故人様への言葉に耳を傾けることを大切にします。その後、戒名とにらめっこする時間はなんと6時間。「どの文字がその人らしいか、声にした時の語感や響きなど、あれこれ考えます。パソコンに向かって、筆書きして、お経本を開き、お檀家さんと長年親しくしていた母に相談し、また考えて……そして必ず一晩置きますね」お坊さんたちはこれほどの熟考を経て、戒名を決めていくのです。</p>
<figure id="attachment_27962" aria-describedby="caption-attachment-27962" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-1024x768.jpg" alt="境内にある歴代住職のお墓" width="640" height="480" class="size-large wp-image-27962" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27962" class="wp-caption-text">境内にある歴代住職のお墓。江戸時代を生きた歴代住職の生き様が偲ばれる</figcaption></figure>
<p><em>　</em>お位牌やお墓に刻まれた戒名を、改めて1文字1文字じっと見てみると、とても美しい文字の組み合わせでできていることに気づきます。膨大な数の漢字から選ばれた数文字に、その人自身の生き様、家族の想い、そして師匠であるお坊さんからの願いが凝縮されているのです。</p>
<p><em>　</em>戒名は、世俗を離れて仏へと歩みを進めはじめた人への名前。亡き祖父母や両親が、仏となって私たちのことを見守ってくれている。そう思うと、戒名ってありがたいものだなあとしみじみ感じられますね。</p>
<p><strong>※戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<p><strong>【記事に登場したお坊さん】</strong><br />
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2016/11/0032_02_prof.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">伊藤信道（いとうしんどう）</p><p class="c_profile__txt-a">宝泉寺住職。1955年（昭和30年）津島市生まれ。龍谷大学文学部仏教学科卒。大学では陸上競技部。アーユス仏教国際協力ネットワークや名古屋NGOセンター創立に関わる。浄土宗西山禅林寺派の僧侶育成機関「宗学院」講師も勤める。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/housenji32/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>宝泉寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div></p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/03/0022_02_prof-1.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">岩田親靜（いわたしんじょう）</p><p class="c_profile__txt-a">本休寺住職。1972年生まれ。26歳の時に住職就任。30歳で結婚。現在、三人の子供の親。末娘の寝かしつけ時に、寝てしまい。朝3時頃に起きることが多い。趣味は読書。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/honkyuji22/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>本休寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2019/07/ae8371d0ad81151bb9e7d2776dc5ffa1.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">松村妙仁（まつむらみょうにん）</p><p class="c_profile__txt-a">壽徳寺住職。大学進学で上京。卒業後、音楽教室運営やコンサート・イベント企画運営会社に就職。先代住職であった父の死や東日本大震災をきっかけに、福島に戻ることを決意し、仏門へ。2015年11月、壽徳寺住職拝命。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/jyutokuji53/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>壽徳寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/06/0021_02_prof-1.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">倉島隆行(くらしまりゅうぎょう)</p><p class="c_profile__txt-a">四天王寺住職。大本山永平寺で修行後、欧州等へ参禅修行に向かう。その後、伊勢皇學館大学に結集された伊勢国際宗教フォーラム世話人としてダライ・ラマ１４世を招聘するなど、様々な宗教の垣根を超えて諸宗教対話に尽力している。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/shitennouji21/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>四天王寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/05/18_04_03-14-43-01_edited-2-280x280.png" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">三宅教道（みやけきょうどう）</p><p class="c_profile__txt-a">教西寺住職。あなたのお話をお聞かせください。話すだけで心が軽くなる方もいらっしゃいます。気楽に世間話、ぐち悩み、ご相談をしていただけます。年齢・性別・社会的立場等関係なく、どなたにも来ていただけるようにしたいと考えています。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/event/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>教西寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/10/tamagawa_2amend.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">玉川将人（執筆）</p><p class="c_profile__txt-a">1981年生まれ。5年間で約500件の葬儀を担当した１級葬祭ディレクター。現在は仏壇墓石の素心（兵庫県）に勤務し、日本初の仏壇店メディア『こころね』も運営。仏教や弔いに特化したフリーライターとしても活動。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/writer_masato_tamagawa/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>玉川将人執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（編集・監修：まいてら代表）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。寺院の経営支援と現場取材を10年以上継続し、全国の住職との協働や対話を通じて、供養や法事の実践知を継続的に体系化してきた。著書に『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a>』（祥伝社新書）</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="ttps://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
]]></content:encoded>
					
		
		
		<gnf:modified>Mon, 08 Dec 2025 12:53:16 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>冊子「コロナ下で死別を経験したあなたへ」 ～ コロナ下で大切な人を亡くしたときの心身の整え方：後編（教西寺 住職・三宅教道）</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/kyosaiji37_20210420-2/</link>
					<comments>https://mytera.jp/paper/kyosaiji37_20210420-2/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[三宅 教道]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 22 Apr 2021 04:07:59 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　前編では、私が伯母を亡くした経験をお話しました。後編では、「あいまいな喪失」の対処方法と、それに関係する冊子「コロナ下で死別を経験したあなたへ」についてお話します。 亡くなったことを実感できない「あいまいな喪失」 　こ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/05/18_04_03-14-43-01_edited-2-280x280.png" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a"><ruby>三宅教道<rt>みやけきようどう</rt></ruby></p><p class="c_profile__txt-a">あなたのお話をお聞かせください。話すだけで心が軽くなる方もいらっしゃいます。気楽に世間話、ぐち悩み、ご相談をしていただけます。年齢・性別・社会的立場等関係なく、どなたにも来ていただけるようにしたいと考えています。<br />
</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/event/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>教西寺寺院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<p>　<a href="https://mytera.jp/paper/kyosaiji37_20210420-1/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">前編</a>では、私が伯母を亡くした経験をお話しました。後編では、「あいまいな喪失」の対処方法と、それに関係する冊子「コロナ下で死別を経験したあなたへ」についてお話します。</p>
<h2 class="c_header_post-b">亡くなったことを実感できない「あいまいな喪失」</h2>
<p>　このコロナ下で、「入院中に面会できなかった」「お葬式を縮小しないといけなかった」「お葬式に行けなかった」とお聞きすることがよくあります。お葬式は大切な儀式です。亡き方へ安らかにと願い、亡き方のつながりを改めて見つめます。</p>
<p>　また、お葬式は区切りやけじめをつける機会であり、遺された者たちが支え合い、今後喪失をかかえやすくなっていく場でもあります。お葬式に行けず、謝ったり感謝したりする機会がないことで、亡くなったことを実感できず、言葉にできない不確かな気持ちとなられている方も多いのではないでしょうか。これは「あいまいな喪失」といわれます。悩み苦しみは、あなたが弱いからではなくて、あいまいなことによって解決が難しいからなのです。</p>
<h2 class="c_header_post-b">喪失が引き起こすさまざまな反応</h2>
<p>　大切な人やものをなくしたとき、心や身体には様々な反応が現れます。</p>
<p>　悲しさ、寂しさ、後悔、無力感、脱力感、怒り、安堵、何も感じない、無感動、罪悪感、涙、泣けない、眠れない、食べれない、忘れやすい、疲労感、聞き取れない、熱が出る、仕事や勉強や家事が手につかない、過活動、神仏や人生への疑問、、、などなど。</p>
<p>　しかし、これらの反応は全部「あたりまえ」のこと。心や身体にどんな反応が現れても大丈夫です。そして、私たちは一人ひとり違いますので、身近な家族、似た環境の友人などでも、感じ方は人それぞれです。今このときの自分の感じ方を大切にしてください。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/17_07_18-16-04-40-1-1024x683.jpg" alt="" width="640" height="427" class="alignnone size-large wp-image-27238" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/17_07_18-16-04-40-1-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/17_07_18-16-04-40-1-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/17_07_18-16-04-40-1-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/17_07_18-16-04-40-1-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/17_07_18-16-04-40-1-2048x1365.jpg 2048w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/17_07_18-16-04-40-1-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<h2 class="c_header_post-b">心と身体を整えることで「あいまいな喪失」に向き合う</h2>
<p>「あいまいな喪失」と冷静に付き合えるよう、かたちにしてみてはいかがでしょうか。時間と空間を整え、亡き方とのつながりと自分の心をみつめます。</p>
<p>　まず、日常生活とは切り離した時間と空間をつくりましょう。亡き方と向き合う時間を区切り、清らかと思える場を用意します。近所のお寺や自家のお墓、お仏壇など。お仏壇がなければ、いつもの部屋の一角に、日常とは違う場所を整えます。ご本尊、お写真、お名前、ろうそく、お花、お香、お供えなど用意できるものを設置します。このように場を整えることによって、亡き人と向き合う準備ができました。</p>
<p>　そして、次に挙げる中から、できることをやってみるとよいでしょう。<br />
　<br />
　<ruby>読経<rt>どきよう</rt></ruby>。念仏。写経。黙念。瞑想。語りかける。手紙を書く、読み上げる。歌う。写真をみる。好きだったものを食べる。誰かに話す。</p>
<p>　正解は一つではないので、これらを参考に、ご自身に合った方法をやってみてください。少し落ち着いて、心身ともに「安らいでいる」と感じられるのが、ご自身にとっての良い方法だと思います。</p>
<p>　しかし、それをやっても「なかなか落ち着かない」という方もいらっしゃると思います。そのときは、まず「落ち着かなくても大丈夫」と考えることが大切です。<br />
　そしてご自身の状態に合わせながら、日にちを開けて何度か繰り返してみてください。少しずつ積み重ねることによって、次第に心身が整えられていくことと思います。　</p>
<h2 class="c_header_post-b">喪失による反応は「乗り越える」ではなく「抱えていく」もの</h2>
<p>　喪失によって現れる様々な心身の反応は、一般的には「乗り越える」「立ち直る」などの言葉があるように、「なくしていくもの」「あるとだめなもの」と考えられることがあります。<br />
　しかし、実際には完全になくなるものではないし、なくすことを目指すものでもありません。何年、何十年経っても、回復に向かったり落ち込んだりを繰り返しつつ、生きている限り一生つき合っていくものです。悲しい気持ちをなかったことにするのではなく、悲しい気持ちも自分の中にある、と肯定して受け止めていくこと。そのように喪失を大切にし、自分を大切にしていただければと思います。</p>
<h2 class="c_header_post-b">ご紹介：冊子「コロナ下で死別を経験したあなたへ」</h2>
<p>　死別や喪失に向き合うときに、一体何が起こっているか。僧侶として、人としてどうありたいか。私は坊守（私の妻でもあります）と共に、<a href="https://www.live-on.me/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">一般社団法人リヴオン</a>を通してグリーフケアを学んでいます。<br />
　一般社団法人リヴオンは、「グリーフ（※）ケアやサポートが当たり前にある社会」の実現を目指して活動している団体です。<br />
　※グリーフとは…死別や喪失から生まれてくるその人なりの自然な反応、感情、プロセス</p>
<p>　リヴオンでは今、<a href="https://camp-fire.jp/projects/380065/activities#menu" rel="noopener noreferrer" target="_blank">「コロナ下で死別を経験したあなたへ」</a>という冊子を発行しています。<br />
　タイトルには「コロナ下で死別を経験したあなたへ」となっていますが、手に取ってほしいのはコロナが理由で近しい人を亡くした方だけではありません。このコロナの期間中に、思ったようにならないといしんどさを抱えている方にもお届けしたいと、リヴオンでは考えています。もちろんこの記事にご紹介した「あいまいな喪失」の対処方法についても解説しています。<br />
　ご希望の方は<a href="https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeh2RraV1HG3QKNq5XOx3jNV3K3dr0lDCnYfDsbkod4o8_enw/viewform" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a>から、お申込みできます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/d34cf4ee6e6f6dad09ced4a05dc18719-1024x731.jpg" alt="" width="640" height="457" class="alignnone size-large wp-image-27327" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/d34cf4ee6e6f6dad09ced4a05dc18719-1024x731.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/d34cf4ee6e6f6dad09ced4a05dc18719-300x214.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/d34cf4ee6e6f6dad09ced4a05dc18719-768x548.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/d34cf4ee6e6f6dad09ced4a05dc18719-1536x1096.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/d34cf4ee6e6f6dad09ced4a05dc18719-2048x1461.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>　この記事をご覧いただいたすべての方に、お見舞い申し上げます。</p>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/09/0037_01_main.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__txt-a">愛知県名古屋市昭和区</div><div class="c_tera__title-a"><ruby>教西寺<rt>きようさいじ</rt></ruby></div><div class="c_tera__txt-b">笑顔がつながる　明るい朱色のお寺</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/event/" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">寺院ページを見る</a></p></div></div>
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		<gnf:modified>Sun, 25 Apr 2021 23:19:08 +0000</gnf:modified>
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		<title>葬式に行けない曖昧な喪失 ～ コロナ下で大切な人を亡くしたときの心身の整え方：前編（教西寺 住職・三宅教道）</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/kyosaiji37_20210420-1/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[三宅 教道]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 21 Apr 2021 01:36:21 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　大切な人、近しい人を亡くしたとき、自分やまわりは、どんなことを思い、身体にどんな反応が表れてくるのか。コロナ下で大切な人を亡くしたときの心身の整え方について、前後編に分けてお話ししたいと思います。 　まず前編は、私の個 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/05/18_04_03-14-43-01_edited-2-280x280.png" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a"><ruby>三宅教道<rt>みやけきようどう</rt></ruby></p><p class="c_profile__txt-a">あなたのお話をお聞かせください。話すだけで心が軽くなる方もいらっしゃいます。気楽に世間話、ぐち悩み、ご相談をしていただけます。年齢・性別・社会的立場等関係なく、どなたにも来ていただけるようにしたいと考えています。<br />
</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/event/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>教西寺寺院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<p>　大切な人、近しい人を亡くしたとき、自分やまわりは、どんなことを思い、身体にどんな反応が表れてくるのか。コロナ下で大切な人を亡くしたときの心身の整え方について、前後編に分けてお話ししたいと思います。<br />
　まず前編は、私の個人的な体験についてお話しします。</p>
<h2 class="c_header_post-b">伯母のお葬式に行けず、<ruby>曖昧<rt>あいまい</rt></ruby>な喪失を感じる</h2>
<p>　<ruby>諸行無常<rt>しよぎようむじよう</rt></ruby>の世の中、新型コロナウイルスに関係なく人は命を終えていきます。いつ、どのように命の終わりを迎えるのか、自分で選ぶことはできません。私はこのコロナ下で、遠方に住む伯母を亡くしました。しかし、お葬式に行くことができず、ご本人の顔を見ることもかないませんでした。亡くなったという実感が全くありません。悲しいとか寂しいとかの感情も湧いてきません。でも、なんとなく落ち着かないし、行けなかった罪悪感の欠片のようなものを抱えているような気がしていました。</p>
<p>　大切な人の死に直面したとき、それを実感できない、受け入れられないとは、よく聞きます。そのようなときでも、お葬式の一連の流れの中で、少しずつ向き合っていく場面があります。例えば納棺のときに故人の服を選び、遺影写真をさがしながら思い出を懐しみ、<ruby>柩<rt>ひつぎ</rt></ruby>のふたを閉じる前に花を入れながら語りかけ、ご遺骨となられた現実に出会います。これらのことを周りの人と一緒に体験することで、少しずつ心の整理をしていきます。<br />
　しかし、お葬式に行くことなく日常生活を送っていた私は、伯母の死にきちんと向き合う時間がありませんでした。亡くなったことを実感できない「あいまいな喪失」を感じていたようです。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/20_08_06-16-20-18-2-1024x694.jpg" alt="" width="640" height="434" class="alignnone size-large wp-image-27241" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/20_08_06-16-20-18-2-1024x694.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/20_08_06-16-20-18-2-300x203.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/20_08_06-16-20-18-2-768x520.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/20_08_06-16-20-18-2-1536x1040.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/20_08_06-16-20-18-2-2048x1387.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<h2 class="c_header_post-b">自分だけで伯母のお葬式。読経で少し心が落ち着く</h2>
<p>　私は、自分だけでお葬式をすることにしました。本堂で<ruby>読経<rt>どきよう</rt></ruby>し、また静かに伯母を偲ぶ時間をつくりました。何年も会っていない伯母の顔、どんな声だったか、何を話されていたか、少しずつ思い出すとともに、だんだんと寂しさや感謝の気持ちが沸き上がってきました。「伯母から受け取ったものが私の中に生きている」そう思うことができる、亡き人とつながる尊い時間でした。<br />
　お経には、<ruby>阿弥陀如来<rt>あみだによらい</rt></ruby>のおはたらきが説かれています。</p>
<p>「あなたを必ず<ruby>極楽浄土<rt>ごくらくじようど</rt></ruby>に生まれさせよう」<br />
「あなたを必ず仏とならせよう」</p>
<p>　お経を読み続け、その世界観にひたりながら亡き伯母を思い出していると、亡き伯母が間違いなくお浄土で仏さまとなられたと感じることができ、私は少し安心感を覚えました。お葬式は故人との関係に区切りをつけるという意味が大きいですが、僧侶でもある私は「伯母が救われている」ことを確認したかったのだと思います。</p>
<p>　浄土の教えでは「仏となられた方は、私を救いにこの世に<ruby>還<rt>かえ</rt></ruby>り来たる」といいます。私が伯母のところに行けなくても、仏さまとなられた伯母が私のところへ来て下さるのです。<br />
　お寺の本堂で、ご本尊阿弥陀如来さま、仏さまとなられた数多のご先祖さまに見守られながら読経することで、私はやっと伯母と会えたような気がしました。「お葬式に行けなくてごめんなさい。でも、私のところに来て下さってありがとう。」私の心は少し、整ったように思います。</p>
<p>　南無阿弥陀仏</p>
<figure id="attachment_27077" aria-describedby="caption-attachment-27077" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/19_01_25-10-25-36-1024x683.jpg" alt="" width="640" height="427" class="size-large wp-image-27077" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/19_01_25-10-25-36-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/19_01_25-10-25-36-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/19_01_25-10-25-36-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/19_01_25-10-25-36-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/19_01_25-10-25-36-2048x1365.jpg 2048w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/04/19_01_25-10-25-36-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27077" class="wp-caption-text">伯母のお葬式でお供えした仏華</figcaption></figure>
<p>※後編は、皆さまの心身を整えるための方法をお話します。</p>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/09/0037_01_main.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__txt-a">愛知県名古屋市昭和区</div><div class="c_tera__title-a"><ruby>教西寺<rt>きようさいじ</rt></ruby></div><div class="c_tera__txt-b">笑顔がつながる　明るい朱色のお寺</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/event/" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">寺院ページを見る</a></p></div></div>
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		<gnf:modified>Thu, 22 Apr 2021 04:08:26 +0000</gnf:modified>
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		<item>
		<title>水子供養はしない方がいい？しないとどうなる？水子供養の方法・費用を僧侶が詳説</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/oshiete_mizuko/</link>
					<comments>https://mytera.jp/paper/oshiete_mizuko/#comments</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[玉川 将人]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 09 Mar 2021 00:01:29 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　水子供養みずこくようはしない方がいいとは、本当なのでしょうか？ 　結論からお伝えすると、水子供養は必要です。 　水子供養が必要だという意見で多いのが「水子にたたられないように供養する必要がある」ですが、仏教の考え方では [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><em>　</em><ruby>水子供養<rt>みずこくよう</rt></ruby>はしない方がいいとは、本当なのでしょうか？<br />
<em>　</em>結論からお伝えすると、水子供養は必要です。</p>
<p><em>　</em>水子供養が必要だという意見で多いのが「水子にたたられないように供養する必要がある」ですが、仏教の考え方では、水子のたたりは存在しません。<br />
<em>　</em>水子供養は、親御さんが気持ちを整理し、安らかに過ごせるようになるために必要なのです。</p>
<p>「日の目を見ることのできなかった小さな赤ちゃんが安らかでいてくれますように。」</p>
<p><em>　</em>水子供養を考えている多くのお母さんやお父さんが、このような想いでいるのではないでしょうか。</p>
<p><em>　</em>実は、まいてらで最も多くお問い合わせをいただいているのが水子供養のご相談です。<br />
<em>　</em>ご縁あってこのページにたどり着いてくださったあなたを、よりよい供養と穏やかな日々へとおつなぎできるよう、まいてら寺院のお坊さんたちに話をうかがいました。<br />
<em>　</em>水子供養の進めかただけでなく、赤ちゃんの命のこと、毎日をどのように過ごせばいいのかなど、お母さんお父さんの不安やなかなか聞きにくいようなことにも、丁寧に答えてもらいました。<br />
<em>　</em>あなたの辛さや苦しみに寄り添うお坊さんの声に、ぜひ耳を傾けてみてください。</p>
<h2 class="c_header_post-b">水子供養との出会い &#8211; 多くの人がインターネットで情報を探す</h2>
<p>「当院は札幌市内から車で２時間も距離がありますが、市内からの水子供養のお参りが少なくないんです。お申し込みのほとんどはインターネットからで、『まいてらを見た』『お寺のホームページを見た』という方ばかりですよ」と<a href="https://mytera.jp/tera/shingonin50/monk/"><ruby>真言院<rt>しんごんいん</rt></ruby>の<ruby>佐藤妙尚<rt>さとうみようしよう</rt></ruby>住職</a>。若い方が多く、ふだんお寺とのつきあいがない方たちがインターネットで水子供養のお寺を検索しているようです。</p>
<p><em>　</em>これにはさまざまな事情があります。<br />
「誰にも知られたくないからと、あえて近くのお寺を避ける方もおられますね」と佐藤住職。</p>
<figure id="attachment_26683" aria-describedby="caption-attachment-26683" style="width: 1021px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-26683" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/f07b2f6b282e1442a292500ee80b6277.png" alt="真言院ホームページの水子供養" width="1021" height="970" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/f07b2f6b282e1442a292500ee80b6277.png 1021w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/f07b2f6b282e1442a292500ee80b6277-300x285.png 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/f07b2f6b282e1442a292500ee80b6277-768x730.png 768w" sizes="auto, (max-width: 1021px) 100vw, 1021px" /><figcaption id="caption-attachment-26683" class="wp-caption-text">あたたかみのある真言院の水子供養専門ページ。このWebデザイナーとのご縁も、水子供養がきっかけ。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>兵庫県明石市の<ruby>雲晴寺<rt>うんせいじ</rt></ruby>でも、水子供養の９割近くがインターネットの検索からだそう。「明石やその周辺は、比較的若い方や外からやってきた方が多いエリアで、古くからのお寺とのつきあいがないという方も多いです。こうした方たちが、まいてらなどを通じてお寺を探されているのかもしれません」と<a href="https://mytera.jp/tera/unseiji31/monk/">雲晴寺住職の<ruby>五十川幸導<rt>いそかわこうどう</rt></ruby></a>さん。ホームページの内容を改善した1〜2年前から、水子供養のお参りが急増しました。<br />
<em>　</em>水子供養では、近くのお寺よりも、たとえ遠くても心のこもった供養を受けられるお寺を探している人が多いのかもしれません。</p>
<h2 class="c_header_post-b">水子供養はすべき？しなくても問題はある？</h2>
<p><em>　</em>そもそも水子供養すべきか迷ってこの記事にたどりついた方も少なくないのではないでしょうか。</p>
<p><em>　</em>佐藤住職は、「絶対に水子供養をしなくてはと思わずに、気持ちの整理のつく方を選んでみては」と話します。</p>
<p>「大切なのは形式的な供養よりも水子の存在を恐れずに大事にしてあげることです」</p>
<p><em>　</em>日頃からお参りの方に「この世の穢れを知らずに旅立った水子は、無垢で、宝物のように尊い存在です」と伝えている<a href="https://mytera.jp/tera/enmanji70/monk/"><ruby>常光円満寺<rt>じようこうえんまんじ</rt></ruby>の<ruby>藤田晃秀<rt>ふじたこうしゆう</rt></ruby>住職</a>。「水子供養をしなかったからといって、何か悪いことが起こるわけではありませんよ」と話し、こう続けます。</p>
<p>「ただ、もし心のどこかに“してあげた方がいいのかな”という想いがあるのなら、その気持ちを形にしてあげてもいいですね。何より大切なのは、忘れずに想いを向けてあげること。供養という行いが、水子に想いを向けるよい機会になりますよ」</p>
<p><em>　</em><a href="https://mytera.jp/tera/myouhouji1/monk/"><ruby>妙法寺<rt>みようほうじ</rt></ruby>の<ruby>久住謙昭<rt>くすみけんしよう</rt></ruby>住職</a>は、水子の<ruby>成仏<rt>じようぶつ</rt></ruby>だけでなく、お母さんやお父さんの心の傷を癒すために水子供養のお勤めをしています。「辛い想いの中のお参りは、きっとハードルが高いことでしょう。お母さんやお父さんが行動に移してくれただけで水子は喜んでくれています。あとは仏さまにお任せして安心してもらいたいです」</p>
<figure id="attachment_31095" aria-describedby="caption-attachment-31095" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-31095" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/gallery-other-01-1024x1024.jpg" alt="慈母観音" width="640" height="640" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/gallery-other-01-1024x1024.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/gallery-other-01-300x300.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/gallery-other-01-150x150.jpg 150w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/gallery-other-01-768x768.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/gallery-other-01-280x280.jpg 280w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/gallery-other-01-120x120.jpg 120w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/gallery-other-01.jpg 1200w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-31095" class="wp-caption-text">妙法寺では本堂で水子供養を営んだ後、慈母観音にお参りする。継続的にお参りされる方が少なくない</figcaption></figure>
<p><em>　</em>あなたの心の中にある不安や恐れや後ろめたさをお寺にゆだねることで、水子もあなたも安心できるのかもしれません。いきなり水子供養を申し込むことに抵抗のあるかたは、まずは電話で話を聞いてもらうことから始めてみてもよいかもしれません。</p>
<p><strong>※<a href="https://mytera.jp/?area=&amp;mokuteki=mizuko&amp;group=&amp;s=" target="_blank" rel="noopener noreferrer">水子供養について相談できるお寺を見る</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">20年後に水子供養をする人も &#8211; 気持ちが整うタイミングで向き合う</h2>
<p><em>　</em>水子供養のタイミングをお坊さん方にたずねてみると、一様に「決まりはなく、したいと思い立った時がその時です」と話します。「思い立った時、前に進みたくなる時はいつか必ずやってきます。お母さんやお父さんの心のはたらきを大切にしてほしいです」と佐藤住職。</p>
<p><em>　</em>実際にどのタイミングが多いのか。これも人それぞれです。亡くなってすぐ、四十九日や一周忌など区切りの忌日、さらには10年や20年も前の水子を供養するというかたも少なくありません。「ずっと心の中に引っかかっていたものを何かのきっかけで供養しようと思い立つのでしょう」と久住住職。そのきっかけにもいろいろな背景があるようです。</p>
<p>「結婚を機に、過去に前の彼氏との間にできてしまった水子をきちんと供養しておかなくてはと思った」<br />
「新婚当初、<ruby>姑<rt>しゆうとめ</rt></ruby>に『水子供養はしなくていい』と言われてそのままにしていたのが、ずっと心に引っかかっていた」<br />
「占い師に水子供養するようにアドバイスされた」</p>
<p><em>　</em>中には自分の子どもではなく、親の水子、つまり自分たちの兄弟にあたる水子の供養をするというケースもあるそうです。</p>
<h2 class="c_header_post-b">水子供養の進め方 &#8211; 申込み・服装・持ち物・お布施の考え方</h2>
<p><em>　</em>供養をしてもらいたいお寺が決まったら、具体的にはどのように水子供養を進めていけばよいのでしょうか。</p>
<p><strong>【申し込み】</strong><br />
<em>　</em>まずは電話やメールで供養の日を予約します。いきなりお寺を訪問してしまうと、住職がいなかったり、他の方の供養や法事で待たされてしまったりすることも。また、しっかりと時間を設けてもらうことで、お母さんやお父さんも気持ちを落ち着けて供養にのぞめるでしょう。</p>
<p><strong>【服装・持ち物】</strong><br />
<em>　</em>服装は基本的には自由です。とはいえ、大切な赤ちゃんの供養ですから派手でない服装が好ましいでしょう。祈りのための法具として、<ruby>数珠<rt>じゆず</rt></ruby>を持っている方は持参しましょう。</p>
<p><em>　</em>また五十川住職からは、「エコー写真を持ってきてもらえたら、一緒に供養いたします。供養の後、自宅に持ち帰っても構いませんし、心の負担になるというのであればお寺で引き取ることもできますよ」とのお話も。ちなみに雲晴寺では、引き取ったエコー写真をお焚き上げしています。</p>
<p><strong>【お布施】</strong><br />
<em>　</em>お布施の金額はさまざまですが、１万円前後に設定しているお寺が多いようです。ただし、お布施はあくまでも「気持ち」です。経済的に厳しい状況の方や、手厚く供養してほしいからもう少し包みたいと考える方もいるでしょう。失礼には当たらないので、まずはお寺に相談してみるとよいでしょう。</p>
<p><em>　</em>また、水子供養だけでなく、永代供養やお墓への納骨、お守りなどを希望される場合、別途費用がかかることもあります。</p>
<p><strong>※<a href="https://mytera.jp/?area=&amp;mokuteki=mizuko&amp;group=&amp;s=" target="_blank" rel="noopener noreferrer">水子供養について相談できるお寺を見る</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">供養のあと、どう心が変化する？ &#8211; 「命と向き合う」という時間軸</h2>
<p><em>　</em>お寺での供養が済んだら、ご自宅やふだんの生活で、どのように水子の命と向き合えばよいのでしょうか。これについてはどのお坊さんも、お母さんやお父さんの心の負担にならないことが最優先だと言います。</p>
<p><em>　</em>真言院では、水子供養の授与品としてお札やお守りを授けますが、１年をめどにお寺に返納するよう勧めています。佐藤住職は「強制ではありませんし、もちろん１年で供養が終わるということもありません。でも、お母さんやお父さんがいつまでも悲しみに引きずられることなく、少しでも前を向いて生きてほしい、安心してほしいという想いから、あえて区切りの期間を設けました」と言います。<br />
<em>　</em>返納されたお札やお守りは、お地蔵さまに感謝の奉告をした上で、お焚き上げをしてくれます。また授与品とは別に、自宅にお<ruby>祀<rt>まつ</rt></ruby>りできるかわいらしい木彫りのお地蔵さまを買って帰る人も多いとのことです。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-26684" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/149571194_1954128408071658_5580013237766268495_n-1024x1024.jpg" alt="木彫りのお地蔵さま" width="640" height="640" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/149571194_1954128408071658_5580013237766268495_n-1024x1024.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/149571194_1954128408071658_5580013237766268495_n-300x300.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/149571194_1954128408071658_5580013237766268495_n-150x150.jpg 150w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/149571194_1954128408071658_5580013237766268495_n-768x768.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/149571194_1954128408071658_5580013237766268495_n-280x280.jpg 280w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/149571194_1954128408071658_5580013237766268495_n.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><em>　</em>雲晴寺の五十川住職は、心の負担を増やしかねないという配慮から、自宅に供養を持ち込まないことをおすすめしています。「<ruby>境内<rt>けいだい</rt></ruby>には、子どもを守る仏さまであるお地蔵さまが祀られています。手を合わせたくなったら、いつでもお寺にお参りに来てくだされば良いのです」</p>
<figure id="attachment_26685" aria-describedby="caption-attachment-26685" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-26685" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/8a824db6e1ae912cdfde73d7c6e5d524-1024x768.jpg" alt="雲晴寺のお地蔵様と五十川幸導住職" width="640" height="480" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/8a824db6e1ae912cdfde73d7c6e5d524-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/8a824db6e1ae912cdfde73d7c6e5d524-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/8a824db6e1ae912cdfde73d7c6e5d524-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/8a824db6e1ae912cdfde73d7c6e5d524-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/8a824db6e1ae912cdfde73d7c6e5d524-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-26685" class="wp-caption-text">江戸時代から、子どもを守る仏様として知られる雲晴寺のお地蔵様</figcaption></figure>
<h2 class="c_header_post-b">水子に戒名は必要？授ける場合の考え方</h2>
<p><em>　</em>お母さんやお父さんが希望すれば、水子にも<ruby>戒名<rt>かいみよう</rt></ruby>を授けてくれます。「念願だったお子さんを亡くしたあるご夫婦は、位牌を作って大切にご自宅でお<ruby>祀<rt>まつ</rt></ruby>りされていますよ」と久住住職。</p>
<p><em>　</em>真言院では水子の永代供養を希望する人に戒名を授けています。「そこまでの想いがある方ならきっと戒名が心の支えになってくれるものと思います」。佐藤住職が授けた戒名を大事にしながら毎月お寺にお参りする人もいるとのこと。</p>
<p><em>　</em>とはいえ全体的には戒名を求める人の方が少ないようです。重荷になるくらいなら無理に戒名を授からなくても構いませんし、それでもお寺はきちんと供養してくれるでしょう。</p>
<p><em>　</em>藤田住職も戒名にこだわる必要はないと話します。</p>
<p>「水子さんは、この世の<ruby>穢<rt>けが</rt></ruby>れを知らずに旅立った、とても清らかな存在です。戒名がなくても、まっすぐに仏さまのおそばへ行けますよ。語りかける時は、どうぞその子のお名前や、ご家族が呼びやすい愛称で呼んであげてくださいね」</p>
<p><em>　</em>また、よく寄せられる相談として「仏壇や位牌を家に置くのは負担で…」「お寺へのお参りだけで大丈夫？」という声があるそうですが「仏壇がなくても、写真やぬいぐるみや思い出の品でも、お寺へのお参りだけでも大丈夫。お参りの場所がどこであれ、あの子のことを想うだけで十分なんですよ」と、寄り添ってくれます。</p>
<figure id="attachment_39592" aria-describedby="caption-attachment-39592" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-39592" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581049_0-1024x676.jpg" alt="" width="640" height="423" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581049_0-1024x676.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581049_0-300x198.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581049_0-768x507.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581049_0-1536x1013.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581049_0.jpg 1575w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-39592" class="wp-caption-text">常光円満寺の水子供養の様子</figcaption></figure>
<h2 class="c_header_post-b">浄土真宗には本来、水子供養はない。でも、気持ちには寄り添える</h2>
<p><em>　</em>一方、<ruby>浄土真宗<rt>じようどしんしゆう</rt></ruby>では、宗派の教えから水子供養という法要は本来はありません。なぜ浄土真宗では水子供養をしないのでしょうか。</p>
<p>「浄土真宗では、この世に生まれた命は水子だろうとそうでなかろうと、<ruby>阿弥陀<rt>あみだ</rt></ruby>さまが等しく救ってくださると説いています。水子を特別視することもありませんし、遺されたご家族の供養がなくても、きちんと阿弥陀さまが救ってくださいます」と<a href="https://mytera.jp/tera/rinshouji61/monk/"><ruby>林正寺<rt>りんしようじ</rt></ruby>の<ruby>橘勇人<rt>たちばなはやと</rt></ruby>住職</a>。</p>
<p><em>　</em>それでも橘住職は、いただいた要望にできる限りの対応をしています。</p>
<p>「小さな命を亡くして苦しんでいる方が実際に目の前にいる時に、その苦しみに寄り添うのが仏教であり、浄土真宗の在りかたではないでしょうか。ですから林正寺では、大々的に水子供養を掲げてはいませんが、ご相談をいただいた際は心を込めてお勤めをさせていただいております。きっとご両親の中では水子の命は生き続け、成長している。そのような切実な想いに、これからも寄り添っていきたいです」</p>
<figure id="attachment_26685" aria-describedby="caption-attachment-26685" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-26686" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/151198781_130528568944547_2545197199216845119_n-1024x686.jpg" alt="林正寺の良寛地蔵" width="640" height="429" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/151198781_130528568944547_2545197199216845119_n-1024x686.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/151198781_130528568944547_2545197199216845119_n-300x201.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/151198781_130528568944547_2545197199216845119_n-768x514.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/151198781_130528568944547_2545197199216845119_n-1536x1028.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/02/151198781_130528568944547_2545197199216845119_n.jpg 1549w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-26685" class="wp-caption-text">江戸時代の僧侶・良寛の教えに感銘を受け、一切衆生の救済を願い建立された良寛地蔵（林正寺）</figcaption></figure>
<h2 class="c_header_post-b">罪やたたり、罰なんて絶対にない！　水子の命の受け止め方</h2>
<p><em>　</em>亡くなった赤ちゃんの命については、さまざまな俗信も広まっています。「親より先に亡くなった子は罪」「水子の魂は汚れる」といった類のものです。しかし、今回お話をうかがったお坊さんたちはそれぞれ宗派こそ異なりますが、口をそろえて「そんなことはない」と断言します。</p>
<p>「私たちの命は仏さまの世界からこの人間界にやってきて、修行を積んで、苦しみのない世界を目指します。誰もがこの世に生まれ、やがて亡くなる。その事実があるだけで、命の長さは関係ありません。仏さまは慈悲にあふれるもの。罪やけがれやたたりなど、絶対にありません」（雲晴寺・五十川住職）</p>
<p>「仏教は人間肯定の教えです。どんなに苦しくても私たちは明日を生きていかなくてはいけない。その苦しみをどうぞお寺に預けて下さい。そして水子供養を通じて大切なことに気づいて下さい。お寺の<ruby>参道<rt>さんどう</rt></ruby>は“<ruby>産道<rt>さんどう</rt></ruby>”と同じです。お寺の山門を出た時には新しく生まれ変わって、水子の存在を心の中で生かしながら、明日からの人生を大事にしてほしいです」（妙法寺・久住住職））</p>
<p>「どんな命であれ、<ruby>阿弥陀如来<rt>あみだによらい</rt></ruby>さまのお力によって<ruby>極楽浄土<rt>ごくらくじようど</rt></ruby>に<ruby>往生<rt>おうじよう</rt></ruby>できます。罪や<ruby>汚<rt>けが</rt></ruby>れなんてありませんよ。それでも心に引っ掛かりがあるという方は、とにかく毎日手を合わせて、お子さんの命を大事にしてほしいです。お経を読めなくても、仏壇がなくても、とにかく手を合わせてほしいです」（林正寺・橘住職）</p>
<p>「亡くなった赤ちゃんは悪い子じゃありません。近くにいてくれるし、あなたの味方になってくれます。たたりなんて絶対にないですから安心して明日を暮らしてください。水子で悩んでいる人は、いろんな想いを抱えてお寺に来てくださるし、来るまでにも相当悩んだはずです。私は何があろうと、たくさん傷ついたご両親を追い詰めたくないですし、とにかく安心してほしい。信仰心も大切ですが、とにかく生きている人が幸せでいてくれることが大切なんです」（真言院・佐藤住職）</p>
<p>「水子さんは、この世の<ruby>穢<rt>けが</rt></ruby>れを知らずに旅立った、ほんとうに清らかで尊い存在です。怒りや恨みを抱くようなことは決してありません。お母さんやお父さんに大切なことを伝えたくてこの世に生まれてきてくれたと私は思っています。ですから、『あの子はどういう意味をもって宿ってくれたのか』『あの子の笑顔のためには何ができるのか』ということを考えて、その想いを活かしていこうとする勇気が、あの子たちにとっての喜びに繋がると思います」（常光円満寺・藤田住職）</p>
<figure id="attachment_39591" aria-describedby="caption-attachment-39591" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-39591" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581050_0-1024x688.jpg" alt="" width="640" height="430" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581050_0-1024x688.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581050_0-300x202.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581050_0-768x516.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581050_0-1536x1032.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/S__58581050_0.jpg 1561w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-39591" class="wp-caption-text">大阪で「水子供養のお寺」として親しまれている常光円満寺。藤田住職をはじめ、スタッフ全員が心あたたまる空間づくりに努めている。</figcaption></figure>
<p>「いままで何もしてこなかったと悔やまれて、時間が経ってから供養に来る方もおられます」と佐藤住職。供養に早い遅いはありません。供養をしたいと思った時こそがそのタイミングなのかもしれません。そして多くのお坊さんが、「お母さんお父さんの心が救われることが、亡くなった赤ちゃんにとっても幸せ」「水子の存在があなたの生きる力になってくれる」と話します。</p>
<p><em>　</em>水子のことで悩んでいる方、苦しんでいる方は、ぜひお寺に相談してみましょう。まずはインターネットや電話で、あなたの心に寄り添ってくれそうなお寺を探してみてはいかがでしょうか。この記事がその手助けとなれば幸いです。</p>
<p><strong>※<a href="https://mytera.jp/?area=&amp;mokuteki=mizuko&amp;group=&amp;s=" target="_blank" rel="noopener noreferrer">水子供養について相談できるお寺を見る</a></strong></p>
<p><strong>【記事に登場したお坊さん】</strong></p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2019/02/90051658cbd76bbc56d4496dcc400ade.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">佐藤妙尚（さとうみょうしょう）</p><p class="c_profile__txt-a">真言院住職。1982年8月、真言院の一人娘として生まれる。都留文科大学（文学部・初等教育学科）を卒業し、学習塾に就職。26歳のときに父が死去、27歳で4代目住職に就任。三児の母となり、現在子育て奮闘中。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/shingonin50/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>真言院 寺院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/03/0031_03_prof.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">五十川幸導（いそかわこうどう）</p><p class="c_profile__txt-a">雲晴寺住職。昭和53年（1978）年生まれ。平成2年得度（11才）。平成20年曹洞宗大本山總持寺の修行から帰山。坐禅を中心に、禅がもたらすやすらぎと力を人々に知っていただきたいと日々活動しております。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/unseiji31/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>雲晴寺寺院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/02/profile70.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">藤田晃秀（ふじたこうしゅう）</p><p class="c_profile__txt-a">常光円満寺住職。高野山にて修行し僧侶になる。その後、再生不良性貧血で骨髄移植を受けて命を授かる。現在、皆様に喜んでいただくために積極的に活動している</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/enmanji70/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>常光円満寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2016/06/0001_02prof.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">久住謙昭（くすみけんしょう）</p><p class="c_profile__txt-a">妙法寺住職。1976年横浜市生まれ。高校から6年間を日蓮宗の総本山身延山にて修行生活を送る。その後、立正大学大学院文学研究科を修了。31歳で住職に就任。仏教をわかりやすく発信し、明るいお寺づくりを目指しています。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/myouhouji1/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>妙法寺寺院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/03/ad0b9b49b25e47f64afa8df2fbe44867.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">橘勇人（たちばなはやと）</p><p class="c_profile__txt-a">林正寺住職。2014年から第20代目として住職を継承。もっとお寺と仏教を身近に感じてもらうため、お寺カフェを主宰。葬儀の際のムービー作成など、型に寄らない寺業を展開している。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/rinshouji61/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>林正寺寺院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/10/tamagawa_2amend.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">玉川将人（執筆）</p><p class="c_profile__txt-a">1981年生まれ。5年間で約500件の葬儀を担当した１級葬祭ディレクター。現在は仏壇墓石の素心（兵庫県）に勤務し、日本初の仏壇店メディア『こころね』も運営。仏教や弔いに特化したフリーライターとしても活動。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/writer_masato_tamagawa/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>玉川将人執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（編集・監修：まいてら代表）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。寺院の経営支援と現場取材を10年以上継続し、全国の住職との協働や対話を通じて、供養や法事の実践知を継続的に体系化してきた。著書に『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" target="_blank" rel="noopener">これからの供養のかたち</a>』（祥伝社新書）</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="ttps://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
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		<gnf:modified>Mon, 18 May 2026 05:33:40 +0000</gnf:modified>
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		<title>除夜の鐘が108回鳴らされる理由 &#8211; 一年を終え、新しい年を迎えるために</title>
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		<dc:creator><![CDATA[玉川 将人]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 24 Dec 2020 23:41:37 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　年越しの夜空に響きわたる鐘の音。こたつの中で除夜の鐘に耳を傾ける人もいれば、お寺に鐘を撞つきに行く人もいることでしょう。除夜の鐘にはどんな意味や歴史があり、お寺側はどのように参拝者を受け入れているのでしょうか。 　また [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/132002383_219633983021011_738337544843596651_n.png" alt="" width="1024" height="683" class="aligncenter size-full wp-image-25973" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/132002383_219633983021011_738337544843596651_n.png 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/132002383_219633983021011_738337544843596651_n-300x200.png 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/132002383_219633983021011_738337544843596651_n-768x512.png 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/132002383_219633983021011_738337544843596651_n-600x400.png 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p><em>　</em>年越しの夜空に響きわたる鐘の音。こたつの中で除夜の鐘に耳を傾ける人もいれば、お寺に鐘を<ruby>撞<rt>つ</rt></ruby>きに行く人もいることでしょう。除夜の鐘にはどんな意味や歴史があり、お寺側はどのように参拝者を受け入れているのでしょうか。</p>
<p><em>　</em>また、除夜の鐘に参加する際のマナーや撞き方、お布施についても、きちんと把握している方は少ないかもしれません。<br />
<em>　</em>除夜の鐘に関するマナーや疑問点について、お坊さんに話を聞きました。</p>
<p><strong>※除夜の鐘を撞けるお寺は<a href="https://mytera.jp/calendar-search/?cal-area=&#038;cal-cat=joyanokane&#038;calendar_word=">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">除夜の鐘の基本マナーや撞き方 &#8211; 参加方法・順番・手順・服装・お布施</h2>
<p><em>　</em>まず、除夜の鐘の基本的なマナーをご紹介します。</p>
<p><strong>時間と場所の確認</strong>: まず、除夜の鐘が行われる時間と場所を確認しましょう。多くの寺院や神社で行われますが、時間や催し物が異なる場合があります。</p>
<p><strong>服装と持ち物</strong>: 寒い場合は暖かい服装で参加しましょう。</p>
<p><strong>静かな心を持つ</strong>: 除夜の鐘は静かな心を持って参加することが大切です。他の参拝客や信者と配慮を持ち、静かに行動しましょう。</p>
<p><strong>撞き方</strong>: 鐘楼に到着したら、まずは手を合わせて礼をします。鐘は力を入れずに、優しく撞きます。大きな音を立てることよりも、心を込めて撞くことが重要です。撞く際には、周囲の人々との距離や安全に気を配りながら、一度に複数人が同時に撞くことは避けましょう。撞いた後は、再び手を合わせて礼をしてから場を離れます。</p>
<p><em>　</em>以上が基本的なマナーや撞き方です。</p>
<p><em>　</em>そしてお布施については、除夜の鐘において、お布施をするかどうかは個々の信仰や寺院・神社の方針によって異なります。<br />
<em>　</em>一般的には、お布施は自由意志によって行われます。お布施は寺院や神社の維持管理や慈善活動に使われることが一般的ですが、強制されることはありません。</p>
<p><strong>※除夜の鐘を撞けるお寺は<a href="https://mytera.jp/calendar-search/?cal-area=&#038;cal-cat=joyanokane&#038;calendar_word=">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">108回撞き鳴らす理由とは？──煩悩・暦・仏教思想の背景</h2>
<p><em>　</em>まずは除夜の鐘の基本を押さえましょう。</p>
<p>＜108回の意味＞</p>
<p><em>　</em>除夜の鐘とは、<ruby>大晦日<rt>おおみそか</rt></ruby>の夜から新年を迎える深夜0時にかけてお寺の<ruby>梵鐘<rt>ぼんしよう</rt></ruby>を108回撞く行事のことです。108回の由来は主に２つあると言われています。</p>
<p><em>　</em>１つは「人間の煩悩の数だけ撞き鳴らす」というもの。人間には6つの感覚器官である「六根」（眼・耳・鼻・舌・身・意）がありますが、これらは「好き」「嫌い」「どっちでもない」の３種、さらには「きれい」「汚い」の２種に分類でき、さらに現在・過去・未来の<ruby>三世<rt>さんぜ</rt></ruby>にまたがることから、「6×3×2×3=108」となるようです。</p>
<p><em>　</em>もう１つが「1年間の暦の数だけ撞く」という説。12ヶ月と24節気と72候を足すと、たしかに108になります。</p>
<p><em>　</em>その他にも四苦八苦（4×9と8×9）を足すと108になる、禅寺で毎日108の鐘をついて<ruby>雲水<rt>うんすい</rt></ruby>（修行僧のこと）の生活を律していたなどの説も見られます。</p>
<p>＜除夜の鐘の歴史＞</p>
<p><em>　</em>除夜の鐘がいつから始まったのか、実は明確な起源を記した資料はありません。お寺の梵鐘自体は<ruby>飛鳥<rt>あすか</rt></ruby>時代に伝来していますし、時を告げる合図として古くからお寺の鐘が用いられていたと考えられます。</p>
<p><em>　</em>深夜の年越しに鐘を撞き出したのは明治以降ではないかと言われています。日の出と日の入りを基準とする<ruby>不定時法<rt>ふていじほう</rt></ruby>が使われていた江戸時代には、深夜0時に日付が変わるという感覚がなかったものと思われるからです。</p>
<p><em>　</em>除夜の鐘が広く浸透したきっかけがラジオ放送。1927（昭和2）年の年末に、NHKが初めて除夜の鐘の音をラジオ中継しました。その時はスタジオの中に<ruby>鏧子<rt>けいす</rt></ruby>（寺院にある大きなお<ruby>鈴<rt>りん</rt></ruby>）を持ち込んで108回音を鳴らしたそうです。<br />
<em>　</em>そして1929（昭和4）年の大晦日には、上野の寛永寺から除夜の鐘の全国中継が行われ、以降『ゆく年くる年』となって現在でも放送が続いているのはみなさんのよく知るところでしょう。</p>
<p><em>　</em>除夜の鐘の基本はこのあたりまで。ここからは実際にどのように除夜の鐘が行われているのか、お坊さんに聞いてみました。</p>
<p><strong>※除夜の鐘を撞けるお寺は<a href="https://mytera.jp/calendar-search/?cal-area=&#038;cal-cat=joyanokane&#038;calendar_word=">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">除夜の鐘はいつ始まる？ ─ 大晦日深夜から新年へ</h2>
<p><em>　</em>年末から新年にかけて行われる除夜の鐘。いったい何時から始まるのでしょうか。調べてみると次のようなパターンに分けられることが分かりました。</p>
<ul>
<li>107回を旧年のうちに撞いて、新年を迎えると共に108回目を撞く</li>
<li>午前0時の年明けと同時に1回目を撞く</li>
<li>特に午前0時にこだわらずに年末から年始にまたいで撞く</li>
</ul>
<p><em>　</em>今回、お話を伺ったのは、<a href="http://mytera.jp/tera/saimyouji17/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><ruby>最明寺<rt>さいみようじ</rt></ruby></a>の<ruby>加藤宥教<rt>かとうゆうきよう</rt></ruby>住職（神奈川県・東寺真言宗）、<ruby>長善寺<rt>ちようぜんじ</rt></ruby><ruby>蒲池卓巳<rt>がまいけたくみ</rt></ruby>住職（愛知県・真宗大谷派）、<a href="https://mytera.jp/tera/fugenin55/"><ruby>普賢院<rt>ふげんいん</rt></ruby></a>の<ruby>品田泰峻<rt>しなだたいしゆん</rt></ruby>副住職（青森県・真言宗豊山派）のお三方。それぞれ共通して出たことばが「紅白の結果が出た頃から」とのこと。</p>
<p><em>　</em>最明寺では23時40分頃からスタート。まずはじめに住職である加藤さん、次に総代さん、そして整理券の順番に参詣者が撞いていきます。「その後私は本堂で年越しの<ruby>護摩祈祷<rt>ごまきとう</rt></ruby>を行います。<ruby>鐘楼<rt>しようろう</rt></ruby>では0時をまたいで順番に108の鐘が撞かれていますよ。」</p>
<p><em>　</em>長善寺では紅白が終わる23時45分ころに外に出て、鐘楼の上から蒲池住職がひとこと挨拶。続けてその場にいる参詣者全員で本堂に向かって合掌と読経をします。その後、0時を待つわけではなく、一連の流れのまま蒲池さんによる捨て<ruby>鐘<rt>がね</rt></ruby>（注意を引くためにつき鳴らす鐘の音）を合図に、108回の除夜の鐘が始まります。</p>
<figure id="attachment_25974" aria-describedby="caption-attachment-25974" style="width: 717px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/132173520_153317686169671_6690717909596304161_n.jpg" alt="" width="717" height="960" class="size-full wp-image-25974" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/132173520_153317686169671_6690717909596304161_n.jpg 717w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/132173520_153317686169671_6690717909596304161_n-224x300.jpg 224w" sizes="auto, (max-width: 717px) 100vw, 717px" /><figcaption id="caption-attachment-25974" class="wp-caption-text">長善寺の梵鐘</figcaption></figure>
<p>「うちでは108回の鐘はお寺で撞くのですよ」と話すのは普賢院の品田さん。11時30分から鐘を撞き始め、108回の鐘のあとはお参りの人たちが自由に鐘を撞けるそうです。なお、本堂では午前0時から年頭祈祷が行われます。</p>
<p><em>　</em>午前0時に鐘を撞き始めるのはテレビ的な演出なのかもしれません。実際には年越しをまたぐ形で除夜の鐘を始めるお寺が多いようです。</p>
<p><em>　</em>そして、除夜の鐘の回数は108回ですが、108人以上の人が集まることもしばしば。そんな時にはどのお寺も回数をあまり気にしないようです。<br />
「せっかくお寺まで足を運んでもらった人たちに寂しい想いをしてほしくないですね」と加藤さん。ただし近所迷惑にもなりかねないため、0時半や1時頃には終わるようにしているお寺が多いようです。</p>
<p><strong>※除夜の鐘を撞けるお寺は<a href="https://mytera.jp/calendar-search/?cal-area=&#038;cal-cat=joyanokane&#038;calendar_word=">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">深夜のお参りで得られるささやかな喜びと新年への祈り</h2>
<p><em>　</em>普段足を踏み入れることのない深夜のお寺。ちょっとしたお祭り気分を味わうことができるのも除夜の鐘の醍醐味です。</p>
<p><em>　</em>参詣者にはささやかなおもてなしが行われます。普賢院ではハーブティーがふるまわれるそうです。最明寺の加藤さんは「世話人さんたちが22時頃に集まり、焼き芋と甘酒のお接待をしてくれます」と話します。お檀家さんや地域の人たちの支えがあってお寺の行事が行われているのですね。</p>
<p><em>　</em>最明寺の境内には長い階段があり、足元をライトアップして照らします。深夜に足を踏み入れることで、普段見ることのできないお寺の幻想的な一面を見ることができます。</p>
<p><em>　</em>また、最明寺では除夜の鐘の整理券にお札を用いています。「きちんと本堂で加持祈祷させていただいたものなんですよ」と加藤さん。持ち帰ったあとは財布やカバンに入れてお守りになります。</p>
<figure id="attachment_25883" aria-describedby="caption-attachment-25883" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/130753004_673562033324345_4711188462157994649_n-768x1024.jpg" alt="" width="640" height="853" class="size-large wp-image-25883" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/130753004_673562033324345_4711188462157994649_n-768x1024.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/130753004_673562033324345_4711188462157994649_n-225x300.jpg 225w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/12/130753004_673562033324345_4711188462157994649_n.jpg 1125w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-25883" class="wp-caption-text">整理券を兼ねている最明寺のお札</figcaption></figure>
<p><em>　</em>長善寺の蒲池さんは、集まった人たちと楽しく語らう時間を大切にしているそうです。「門徒さんやそうでない人も、若い人も高齢の人も、家族連れもあればひとりの方もいます。こうしたさまざまな人たちがお寺に来てくれるのがありがたいです。」</p>
<p><em>　</em>除夜の鐘は新年の訪れを告げるだけでなく、その響きの中に、1年間の労いと、新しい年への祈りが込められています。今年はみなさんにとってはどのような年でしたか？<br />
<em>　</em>新年がみなさんにとってよい一年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。</p>
<h2 class="c_header_post-b">【お寺を探す】除夜の鐘を撞けるお寺</h2>
<p><em>　</em>除夜の鐘を撞けるお寺は<a href="https://mytera.jp/calendar-search/?cal-area=&#038;cal-cat=joyanokane&#038;calendar_word="><strong>こちら（まいてらカレンダー）</strong></a>から検索できます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/2025_jyoyanokane1-1024x771.jpg" alt="除夜の鐘" width="640" height="482" class="aligncenter size-large wp-image-39404" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/2025_jyoyanokane1-1024x771.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/2025_jyoyanokane1-300x226.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/2025_jyoyanokane1-768x578.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/2025_jyoyanokane1-1536x1157.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/12/2025_jyoyanokane1.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
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		<gnf:modified>Fri, 19 Dec 2025 01:04:06 +0000</gnf:modified>
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