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お坊さんが語る水子供養とは。小さな命とあなた自身の安心のために。【教えて!お坊さん】

2021.03.09

 日の目を見ることのできなかった小さな赤ちゃんが安らかでいてくれますように。水子みずこ供養くようを考えている多くのお母さんやお父さんが、このような想いでいるのではないでしょうか。
 実は、まいてらで最も多くお問い合わせをいただいているのが水子供養のご相談です。

 ご縁あってこのページにたどり着いてくださったあなたを、よりよい供養と穏やかな日々へとおつなぎできるよう、まいてら寺院の4名のお坊さんたちに話をうかがいました。水子供養の進めかただけでなく、赤ちゃんの命のこと、毎日をどのように過ごせばいいのかなど、お母さんお父さんの不安やなかなか聞きにくいようなことにも、丁寧に答えてもらいました。

 あなたの辛さや苦しみに寄り添うお坊さんの声に、ぜひ耳を傾けてみてください。

佐藤 妙尚(さとう みょうしょう)

1982年8月、真言院の一人娘として生まれる。都留文科大学(文学部・初等教育学科)を卒業し、学習塾に就職。26歳のときに父が死去、27歳で4代目住職に就任。三児の母となり、現在子育て奮闘中。

真言院 寺院ページ

五十川 幸導(いそかわ こうどう)

雲晴寺住職。昭和53年(1978)年生まれ。平成2年得度(11才)。平成20年曹洞宗大本山總持寺の修行から帰山。坐禅を中心に、禅がもたらすやすらぎと力を人々に知っていただきたいと日々活動しております。

雲晴寺寺院ページ

久住 謙昭(くすみ けんしょう)

1976年横浜市生まれ。高校から6年間を日蓮宗の総本山身延山にて修行生活を送る。その後、立正大学大学院文学研究科を修了。31歳で住職に就任。仏教をわかりやすく発信し、明るいお寺づくりを目指しています。

妙法寺寺院ページ

橘 勇人(たちばな はやと)

林正寺住職。2014年から第20代目として住職を継承。もっとお寺と仏教を身近に感じてもらうため、お寺カフェを主宰。葬儀の際のムービー作成など、型に寄らない寺業を展開している。

林正寺寺院ページ

インターネットが入り口に

「当院は札幌市内から車で2時間も距離がありますが、市内からの水子供養のお参りが少なくないんです。お申し込みのほとんどはインターネットからで、『まいてらを見た』『お寺のホームページを見た』という方ばかりですよ」と真言院しんごんいんの佐藤住職。若い方が多く、ふだんお寺とのつきあいがない方たちがインターネットで水子供養のお寺を検索しているようです。

 これにはさまざまな事情があります。
「誰にも知られたくないからと、あえて近くのお寺を避ける方もおられますね」と佐藤住職。

真言院ホームページの水子供養
あたたかみのある真言院の水子供養専門ページ。このWebデザイナーとのご縁も、水子供養がきっかけ。

 兵庫県明石市の雲晴寺うんせいじでも、水子供養の9割近くがインターネットの検索からだそう。「明石やその周辺は、比較的若い方や外からやってきた方が多いエリアで、古くからのお寺とのつきあいがないという方も多いです。こうした方たちが、まいてらなどを通じてお寺を探されているのかもしれません」と住職の五十川さん。ホームページの内容を改善した1〜2年前から、水子供養のお参りが急増しました。
 水子供養では、近くのお寺よりも、たとえ遠くても心のこもった供養を受けられるお寺を探している人が多いのかもしれません。

水子供養、した方がいい?

 そもそも水子供養すべきか迷ってこの記事にたどりついた方も少なくないのではないでしょうか。

 佐藤住職は、絶対に水子供養をしなくてはと思わずに、気持ちの整理のつく方を選んでみては」と話します。「大切なのは形式的な供養よりも水子の存在を恐れずに大事にしてあげることです」

 妙法寺みようほうじの久住住職は、水子の成仏じようぶつだけでなく、お母さんやお父さんの心の傷を癒すために水子供養のお勤めをしています。「辛い想いの中のお参りは、きっとハードルが高いことでしょう。お母さんやお父さんが行動に移してくれただけで水子は喜んでくれています。あとは仏さまにお任せして安心してもらいたいです」

慈母観音
妙法寺では本堂で水子供養を営んだ後、慈母観音にお参りする。継続的にお参りされる方が少なくない

 あなたの心の中にある不安や恐れや後ろめたさをお寺にゆだねることで、水子もあなたも安心できるのかもしれません。いきなり水子供養を申し込むことに抵抗のあるかたは、まずは電話で話を聞いてもらうことから始めてみてもよいかもしれません。

※水子供養を承っている寺院はこちら

水子供養のタイミングが20年後という人も

 
 水子供養のタイミングをお坊さん方にたずねてみると、一様に「決まりはなく、したいと思い立った時がその時です」と話します。「思い立った時、前に進みたくなる時はいつか必ずやってきます。お母さんやお父さんの心のはたらきを大切にしてほしいです」と佐藤住職。

 実際にどのタイミングが多いのか。これも人それぞれです。亡くなってすぐ、四十九日や一周忌など区切りの忌日、さらには10年や20年も前の水子を供養するというかたも少なくありません。「ずっと心の中に引っかかっていたものを何かのきっかけで供養しようと思い立つのでしょう」と久住住職。そのきっかけにもいろいろな背景があるようです。

「結婚を機に、過去に前の彼氏との間にできてしまった水子をきちんと供養しておかなくてはと思った」
「新婚当初、しゆうとめに『水子供養はしなくていい』と言われてそのままにしていたのが、ずっと心に引っかかっていた」
「占い師に水子供養するようにアドバイスされた」

 中には自分の子どもではなく、親の水子、つまり自分たちの兄弟にあたる水子の供養をするというケースもあるそうです。

水子供養の進めかた 申し込み・服装・持ち物・お布施など

 供養をしてもらいたいお寺が決まったら、具体的にはどのように水子供養を進めていけばよいのでしょうか。

【申し込み】
 まずは電話やメールで供養の日を予約します。いきなりお寺を訪問してしまうと、住職がいなかったり、他の方の供養や法事で待たされてしまったりすることも。また、しっかりと時間を設けてもらうことで、お母さんやお父さんも気持ちを落ち着けて供養にのぞめるでしょう。

【服装・持ち物】
 服装は基本的には自由です。とはいえ、大切な赤ちゃんの供養ですから派手でない服装が好ましいでしょう。祈りのための法具として、数珠じゆずを持っている方は持参しましょう。

 また五十川住職からは、「エコー写真を持ってきてもらえたら、一緒に供養いたします。供養の後、自宅に持ち帰っても構いませんし、心の負担になるというのであればお寺で引き取ることもできますよ」とのお話も。ちなみに雲晴寺では、引き取ったエコー写真をお焚き上げしています。

【お布施】
 お布施の金額はさまざまですが、1万円前後に設定しているお寺が多いようです。ただし、お布施はあくまでも「気持ち」です。経済的に厳しい状況の方や、手厚く供養してほしいからもう少し包みたいと考える方もいるでしょう。失礼には当たらないので、まずはお寺に相談してみるとよいでしょう。

 また、水子供養だけでなく、永代供養やお墓への納骨、お守りなどを希望される場合、別途費用がかかることもあります。

※水子供養を承っている寺院はこちら

供養後の、水子の命との向き合いかたは?

 お寺での供養が済んだら、ご自宅やふだんの生活で、どのように水子の命と向き合えばよいのでしょうか。これについてはどのお坊さんも、お母さんやお父さんの心の負担にならないことが最優先だと言います。

 真言院では、水子供養の授与品としてお札やお守りを授けますが、1年をめどにお寺に返納するよう勧めています。佐藤住職は「強制ではありませんし、もちろん1年で供養が終わるということもありません。でも、お母さんやお父さんがいつまでも悲しみに引きずられることなく、少しでも前を向いて生きてほしい、安心してほしいという想いから、あえて区切りの期間を設けました」と言います。
 返納されたお札やお守りは、お地蔵さまに感謝の奉告をした上で、お焚き上げをしてくれます。また授与品とは別に、自宅におまつりできるかわいらしい木彫りのお地蔵さまを買って帰る人も多いとのことです。

木彫りのお地蔵さま

 雲晴寺の五十川住職は、心の負担を増やしかねないという配慮から、自宅に供養を持ち込まないことをおすすめしています。「境内けいだいには、子どもを守る仏さまであるお地蔵さまが祀られています。手を合わせたくなったら、いつでもお寺にお参りに来てくだされば良いのです」

雲晴寺のお地蔵様と五十川幸導住職
江戸時代から、子どもを守る仏様として知られる雲晴寺のお地蔵様

水子に戒名を授けるの?

 お母さんやお父さんが希望すれば、水子にも戒名かいみようを授けてくれます。「念願だったお子さんを亡くしたあるご夫婦は、位牌を作って大切にご自宅でおまつりされていますよ」と久住住職。

 真言院では水子の永代供養を希望する人に戒名を授けています。「そこまでの想いがある方ならきっと戒名が心の支えになってくれるものと思います」。佐藤住職が授けた戒名を大事にしながら毎月お寺にお参りする人もいるとのこと。

 とはいえ全体的には戒名を求める人の方が少ないようです。重荷になるくらいなら無理に戒名を授からなくても構いませんし、それでもお寺はきちんと供養してくれるでしょう。

浄土真宗には本来、水子供養はないけれど……

 一方、浄土真宗じようどしんしゆうでは、宗派の教えから水子供養という法要は本来はありません。なぜ浄土真宗では水子供養をしないのでしょうか。

「浄土真宗では、この世に生まれた命は水子だろうとそうでなかろうと、阿弥陀あみださまが等しく救ってくださると説いています。水子を特別視することもありませんし、遺されたご家族の供養がなくても、きちんと阿弥陀さまが救ってくださいます」と林正寺りんしようじの橘住職。

 それでも橘住職は、いただいた要望にできる限りの対応をしています。

「小さな命を亡くして苦しんでいる方が実際に目の前にいる時に、その苦しみに寄り添うのが仏教であり、浄土真宗の在りかたではないでしょうか。ですから林正寺では、大々的に水子供養を掲げてはいませんが、ご相談をいただいた際は心を込めてお勤めをさせていただいております。きっとご両親の中では水子の命は生き続け、成長している。そのような切実な想いに、これからも寄り添っていきたいです」

林正寺の良寛地蔵
江戸時代の僧侶・良寛の教えに感銘を受け、一切衆生の救済を願い建立された良寛地蔵(林正寺)

罪やたたりなんて絶対にない! 水子の命のこと。

 亡くなった赤ちゃんの命については、さまざまな俗信も広まっています。「親より先に亡くなった子は罪」「水子の魂は汚れる」といった類のものです。しかし、今回お話をうかがったお坊さんたちはそれぞれ宗派こそ異なりますが、口をそろえて「そんなことはない」と断言します。

「私たちの命は仏さまの世界からこの人間界にやってきて、修行を積んで、苦しみのない世界を目指します。誰もがこの世に生まれ、やがて亡くなる。その事実があるだけで、命の長さは関係ありません。仏さまは慈悲にあふれるもの。罪やけがれやたたりなど、絶対にありません」(雲晴寺・五十川住職)

「仏教は人間肯定の教えです。どんなに苦しくても私たちは明日を生きていかなくてはいけない。その苦しみをどうぞお寺に預けて下さい。そして水子供養を通じて大切なことに気づいて下さい。お寺の参道さんどうは“産道さんどう”と同じです。お寺の山門を出た時には新しく生まれ変わって、水子の存在を心の中で生かしながら、明日からの人生を大事にしてほしいです」(妙法寺・久住住職))

「どんな命であれ、阿弥陀如来あみだによらいさまのお力によって極楽浄土ごくらくじようど往生おうじようできます。罪やけがれなんてありませんよ。それでも心に引っ掛かりがあるという方は、とにかく毎日手を合わせて、お子さんの命を大事にしてほしいです。お経を読めなくても、仏壇がなくても、とにかく手を合わせてほしいです」(林正寺・橘住職)

「亡くなった赤ちゃんは悪い子じゃありません。近くにいてくれるし、あなたの味方になってくれます。たたりなんて絶対にないですから安心して明日を暮らしてください。水子で悩んでいる人は、いろんな想いを抱えてお寺に来てくださるし、来るまでにも相当悩んだはずです。私は何があろうと、たくさん傷ついたご両親を追い詰めたくないですし、とにかく安心してほしい。信仰心も大切ですが、とにかく生きている人が幸せでいてくれることが大切なんです」(真言院・佐藤住職)

「いままで何もしてこなかったと悔やまれて、時間が経ってから供養に来る方もおられます」と佐藤住職。供養に早い遅いはありません。供養をしたいと思った時こそがそのタイミングなのかもしれません。そして多くのお坊さんが、「お母さんお父さんの心が救われることが、亡くなった赤ちゃんにとっても幸せ」「水子の存在があなたの生きる力になってくれる」と話します。

 水子のことで悩んでいる方、苦しんでいる方は、ぜひお寺に相談してみましょう。まずはインターネットや電話で、あなたの心に寄り添ってくれそうなお寺を探してみてはいかがでしょうか。この記事がその手助けとなれば幸いです。

※水子供養を承っている寺院はこちら

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  1. 人の命は必ずも母のお腹のなかにて宿り育ち生まれてきます。しかし環境が適さないとうまく育まれなく亡くなることもありますしまた、止む得ない理由にて中絶を選択する方もいます。しかし親は、子供の存在に気づいたときに必ず幸せな気持ちになります。男性は宿ることがなくても女は何らかの形にて赤ちゃんどのつながりを感じながらも仕方なくという方もいますしまた、上手く育まれなく亡くなることもある。私達も運良く生まれてこれただけかもしれない。家の甥は、パパの親にふたりとも中絶をしなさい。と言われた中運良く生まれてきました。しかし長女は、死産でした。もうひとり授かりましたがやはりめぐり合わせてというのは不思議なものです。
    どんな出会いでも宿り命に対して尊いという気持ちにさせてくれた赤ちゃんに感謝してりまた、しあわせになってほしい。また、お腹に来てくれてありがとう。やつまずいてしまったことに気づかせてくれたことに感謝したり罪を償ったりとか色々な親子のご縁が形になり供養という型になると感じています。しかしたたれないか?だけはなくなって欲しいです。大切な小さな命に対して失礼ですよね。

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  1. 人の命は必ずも母のお腹のなかにて宿り育ち生まれてきます。しかし環境が適さないとうまく育まれなく亡くなることもありますしまた、止む得ない理由にて中絶を選択する方もいます。しかし親は、子供の存在に気づいたときに必ず幸せな気持ちになります。男性は宿ることがなくても女は何らかの形にて赤ちゃんどのつながりを感じながらも仕方なくという方もいますしまた、上手く育まれなく亡くなることもある。私達も運良く生まれてこれただけかもしれない。家の甥は、パパの親にふたりとも中絶をしなさい。と言われた中運良く生まれてきました。しかし長女は、死産でした。もうひとり授かりましたがやはりめぐり合わせてというのは不思議なものです。
    どんな出会いでも宿り命に対して尊いという気持ちにさせてくれた赤ちゃんに感謝してりまた、しあわせになってほしい。また、お腹に来てくれてありがとう。やつまずいてしまったことに気づかせてくれたことに感謝したり罪を償ったりとか色々な親子のご縁が形になり供養という型になると感じています。しかしたたれないか?だけはなくなって欲しいです。大切な小さな命に対して失礼ですよね。

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