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お釈迦様の誕生を祝って乾杯!『はなまつりサイダー』発案のお坊さん、浦霧慶哉さんに聞く

2017.03.12

まいてら読者ならば「最重要イベント」として既に手帳に書き込んであるかと思いますが、4月8日はお釈迦さまの誕生日です。その頃に全国のお寺では「花まつり(灌仏会:かんぶつえ)」が開催されます。「花まつり」ではお釈迦さまの誕生されたお姿の像「誕生仏」に甘茶をかけてお祝いするので、「花まつりには甘茶」が定番なのですが、なんと本日は『花まつりサイダー』なるものをご紹介したいと思います。

誕生仏のかわいらしいラベルで、飲みきりにちょうどいいサイズ(95ml)は子どもからお年寄りまで幅広く喜ばれます。飲んでみると、甘茶味ではなく爽やかな香りが広がるスタンダードなサイダーの味。暖かくなりはじめる花まつりの季節に、お寺で出されたらちょっと嬉しい心遣いです。「飲んでみたい!」と思った方、残念ながらお店には置いてありません。お寺でしか飲めないサイダー、それが『はなまつりサイダー』なのです!

6年前に『はなまつりサイダー』を発案されて以来、普及にむけて熱心に活動されている佐賀県杵島郡 正徳寺副住職 浦霧慶哉(うらぎりけいや)さんにお話しを伺いました。

浦霧慶哉(うらぎり けいや)

佐賀県杵島郡 浄土真宗本願寺派 正徳寺 副住職


 
――はなまつりサイダーを思いついたきっかけは?

元々は甘茶をプラスチックの耐熱容器に入れたり、甘茶のティーバッグをお配りしたり、何か花まつりの記念に持って帰ってもらいたかったのです。

――甘茶がなぜ、サイダーになったのでしょうか?

佐賀県には友桝飲料さんという地サイダーなどを作る企業があって、たまに購入していたのですが、そこで『こどもびいる』というかわいい商品を見つけまして。同じように子ども向けのラベルで『甘茶サイダー』があったら面白いなと思いついたのです。

――それで友桝飲料さんに相談したのですね。

はい。まずは「花まつり」の説明からさせていただいて(笑)
友桝飲料さんでは『キネンソーダ』という、ソーダにオリジナルデザインのラベルを貼れる商品があり、それを利用しました。

――なるほど。ラベルデザインもかわいいですよね!レトロで、自分が子どもの頃からあったような懐かしい感じがします。お寺の雰囲気とマッチしていますね。

ラベルは佐賀で活躍されている日本画家の大串亮平氏に依頼しました。

――ラベルもサイダーも佐賀県産ということは、『はなまつりサイダー』は”佐賀の地サイダー”とも言えますね!地元の皆さんは特に喜ばれるでしょうね。
正徳寺さんの毎年の花まつりの様子をお聞かせください。

手作りの花御堂を置いて、その周りにはオアシスを準備します。子ども達に家に咲いているお花を持ってきてもらい、子ども達にオアシスにさして花を飾ってもらいます。その後に誕生仏に甘茶を灌いでお祝いします。はなまつりサイダーを配ると子どもより大人の方に喜んでもらいます。子ども達はビンやラベルの雰囲気より中身なのかもしれません。

――確かに、はなまつりサイダーのレトロ感に共感するのはきっと大人たちですよね。
正徳寺さん以外でも、全国のお寺からの注文を受けて発送を担われていますが、今年はどれくらいのお寺に送られるのでしょうか?

毎年5,000本くらい全国に発送しています。遠くは北海道からもご注文を頂きます。ロット1,000本(21箱)を友枡飲料さんへの発注なので、毎回発注はドキドキします。

――お店でもないのに千本単位の発注はドキドキしますね! このインタビューを読んでくださっている方の菩提寺や近くのお寺でも、『はなまつりサイダー』が配られている可能性もありそうです。最後に『はなまつりサイダー』の今後の展望をお聞かせください。

TV番組『タモリ倶楽部』でも「花まつり」が取り上げられたり、このサイダーを始めた頃より「花まつり」の認知度はあがってきていると思います。「花まつり」が多くの方に認知され、同時に仏教に多くの方に興味を持って頂きたい。そのお手伝いが「はなまつりサイダー」で出来ればと思います。

――浦霧さんが『タモリ倶楽部』に電話インタビューで出演された回は私も見ていました(笑)メディアにとりあげてもらえるのはありがたいですよね。また特集してほしいですね!
本日はありがとうございました。

「花まつり」はキリスト教でいうところのクリスマスでありながら、日本ではクリスマスほどに浸透していない状況があります。タレントのみうらじゅんさんやお笑い芸人の小籔千豊さんが、「花まつり」を盛り上げようと様々なメディアで声をあげていますが、お坊さん達の中にも同様の思いで活動されている方々がいますので、今後まいてらでご紹介・応援をしていきたいと思っています。

ぜひ、読者の皆さんも花まつりに参加しての感想や、盛り上げアイデアなどあれば「まいてらポスト」にメールをしていただければ幸いです。

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まいてら 編集部

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