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「アミダマスク」で届ける阿弥陀様の安心(定義如来西方寺)

2020.05.02

 仙台市の定義如来西方寺じようぎによらいさいほうじさん(愛称は定義じようぎさん)から、手作りのマスクをいただきました。
 東京在住の私たち家族を心配いただいたためか、檀家さんや信者さんのために作られたマスクをご厚意でおすそ分けいただいたものです。

マスク(右下)と温かいメッセージのお手紙をいただく

 定義さんのご本尊の定義阿弥陀如来じようぎあみだによらいは1300年前、中国の五台山で文殊菩薩もんじゆぼさつから授かったもの。それが800年前に、平重盛たいらのしげもり(平清盛の長男)が平和祈願のため中国のお寺に黄金を寄進した際、贈られたものが阿弥陀如来の宝軸でした。平家滅亡後も数多の人がこの宝軸を守り抜き、今に伝えられています。

 私は2年前の特別御開帳の際、2メートルの距離で礼拝する機会をいただいたのですが、それまで経験したことがない圧倒的な神々しさとオーラは、今も脳裏に色濃く焼き付いています。

職員の発案でマスクの製作と配布が動き出す。喜びの声も続々

 定義さんも例外に漏れず、新型コロナウイルス感染症の影響を受けています。境内の参拝はできるものの、お堂の中で受けるご祈祷はお休みとなりました。(電話やインターネット等で受け付けした祈祷は翌朝に、参拝者のいないお堂で祈祷をしています)

 そして、同時期に地域からはマスク不足について不安の声が聞こえてきました。お参りの方が来ない中で、何かできることはないかと住職・職員のみんなで考え、マスクを作ろうということになったそうです。

 定義さんは、戌の日に安産を願う多くの方がお参りされる、安産祈願でも有名なお寺。
 お寺にある安産祈願の腹帯をマスクの材料にして、裁縫が得意な女性職員の方が中心となってマスクを作られました。その数は約500枚にのぼります。(2020年4月30日現在)

マスクに使われている安産腹帯

 作ったマスクは、手紙を添えて、地域の方や檀信徒に早速配布。喜びの声が続々と来ているそうです。

物に託された定義阿弥陀如来の安心。名付けてアミダマスク

 お寺のみなさんの手によって丁寧に作られ、定義阿弥陀如来の仏前で拝まれたマスクが、遠く離れた東京に届く。心を物に託していただく。目に見える安心あんじんとはこういうものなのかもしれません。
 仏さまの安心に包まれたマスクということで、我が家ではアミダマスクとして名付けさせていただきました。

マスクには、平家と定義如来西方寺の紋でもあるアゲハ蝶の印が押されている。ミシンで縫われたステッチもきれいに整っている

 今後、定義さんでは団体で参拝された方々にも送ろうと計画されているそうです。
 仏さまの安心を届けるアミダマスク。外出制限が緩やかになり、蝶の印が入ったマスクを見た時、それはもしかしたらアミダマスクかもしれませんね。

お寺画像
宮城県仙台市
定義如来西方寺
800年の霊場 平家ゆかりの定義阿弥陀如来

寺院ページを見る

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井出悦郎

井出悦郎

1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、一般社団法人お寺の未来を創業。同社代表理事を務める

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