親鸞聖人の奥様、「玉日姫」のお墓をお守りしてきたお寺
親鸞聖人の奥様、「玉日姫」のお墓をお守りしてきたお寺
九条兼実の娘、玉日姫は「阿弥陀仏の本願の力によれば修行をしている僧侶も、結婚して世俗の生活をしている人も同じように救われる」という法然上人の教えを親鸞聖人と共に実践するため結婚されたお方です。西岸寺には法然上人と九条兼実、親鸞聖人、玉日姫のお徳を讃えるためさまざまな物が伝わっており現在もその一部をご覧になっていただけます。
見どころ
玉日姫御廟所
玉日姫のお墓をお守りするために西岸寺が建立されました。
玉日姫ご木像
六角堂夢告の救世菩薩の化身として信仰を集めてきました。
本尊
阿弥陀如来。
九相図
「絵解き」に用いられました。
施設・設備
本堂
平成6年に落慶法要が厳修されました。椅子席もあります。
山門
西岸寺の建物の中で一番古いものです。薬医門様式。
納骨堂(合同葬)
生前、お寺とご縁のあった方が納骨されています。
客室
控室としてご利用いただけます。
歴史
赤山明神での出来事
親鸞聖人が比叡山での修業時代、比叡山の麓で出会った女性から、女性も往生できる教えがあるのかと問われます。親鸞聖人が女性も救われる仏教の教えについて考えるきっかけとなります。
親鸞聖人と玉日姫の結婚
お念仏を称えれば、夫婦ともに阿弥陀仏の浄土に往生出来るという法然上人の勧めに従い結婚してお念仏の生活を送られました。親鸞聖人流罪の際、玉日姫は京都で親鸞聖人の帰りを待ち続けました。
有阿弥が玉日姫のお墓をお守りしました
玉日姫は、親鸞聖人とこの世で再び逢うことなくお浄土に往生されます。玉日姫の随臣、田村光隆(有阿弥)が親鸞聖人のもとで出家し、九条家より小御堂を下賜され西岸寺を開き、玉日姫のお墓をお守りしました。
親鸞聖人、玉日姫のお墓にお参りされる
親鸞聖人が赦免されて京都にお戻りになられた時、親鸞聖人は玉日姫との間に出来た子ども範意(印信)と共に玉日姫のお墓にお参りされ、涙されました。
ご縁の方の声
- 門の前にある京都市史跡案内の立て札を通りがかりの人が足を止めて読んでおられる姿をよく見かけます。
お参りの方へ
団体参拝の方はお電話でご予約ください。玉日姫の御廟所はいつでもお参りいただけます。御用の方は、庫裏のインターホンを押して下さい。パンフレットをお渡しいたします。住職が居ましたら本堂にお入りいただいて西岸寺の縁起などをご説明いたします。浄土真宗ではご朱印はございませんが、玉日姫のスタンプがございますので、お気軽にお声をおかけ下さい。
寺名(ふりがな) | 法性寺小御堂 西岸寺(ほっしょうじ こみどう さいがんじ) |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
住職名 | 山下 順 |
郵便番号 | 612-0889 |
住所(地図) | 京都市伏見区深草直違橋2丁目438-1 (地図) |
電話番号 |
075-641-5501 ※お問合わせの際は「まいてらを見た」とお伝え下さい |
FAX | 075-642-2315 |
ホームページ | http://www.saiganji.or.jp |
駐車場 | 近くのコインパーキングをご利用下さい |
交通 | 京阪電車 藤森駅下車 徒歩5分 |
まいてら相談デスク
050-3591-4106
法要の依頼方法やお布施など、お寺に聞きにくいことをご相談ください。
相談時間は平日の10 - 16時になります。