開創より500年、金沢の歴史と共に生きる寺
開創より500年、金沢の歴史と共に生きる寺
当寺は昔、天台宗に属していましたが、その当時の住職が蓮如上人の教えを受け、浄土真宗寺院「乗円寺」となる。寺にはその時に上人より拝領したと言われる親鸞聖人の御木像や、民衆と共に戦った時の一向一揆(六字名号)の旗があります。寺の歴史を見つめてみると、民衆・門徒共に生き、苦難を乗り越えてきた寺と言えます。幾度となく寺が燃えましたが、多くのご協力により再建してきました。だからこそ、その歴史・場を守ると共に、今を生きる方が心傾けられる寺として、共に生きる寺としてあり続けたいです。
見どころ
親鸞聖人御木像
初代住職が、蓮如上人から拝領した親鸞聖人の御木像
納骨堂の小さなご本尊と、一向一揆の旗
二代目住職永乗が一向一揆に参加した時に額に巻いて戦った小さなご本尊と、一向一揆(六字名号)の旗
年4回発行する寺からのお手紙(寺報)
年始、お彼岸(春)、お盆、お彼岸(秋)に合わせて送る寺報。日常に仏教・真宗の視点を
施設・設備
本堂と納骨堂
本堂と繋がる納骨堂。いつでも気軽にお参りください
八十畳の大広間
法事の控え室やお斎の席として。お寺での葬儀の際もお使いいただけます
現代の学び舎 普照庵
住職が代表を務めるNPOや、就労支援の場として開放しています
庫裏(令和元年に全面改装)
古民家再生の設計士さんのご協力でお寺が新しく生まれ変わりました。雰囲気のある待合室など、お寺独特の雰囲気を味わってください!
歴史
真宗への開基 ~親鸞聖人の御木像~
天台宗に属し寺名も普照寺だった頃、後に乗円寺初代住職となる、「善永」が蓮如上人の仏の教えを聴聞しているうちに、念仏往生の世界を感じ、1489年 天台宗から浄土真宗に転宗を決意。(この時に拝領したと伝えられる親鸞聖人の御木像、台座共に約三十センチが寺宝として現存している。)
納骨堂を守る 本尊
乗円寺は戦時中にお骨をたくさん預かっていたこともあり、昭和50年に納骨堂を建立。 納骨堂にある小さなご本尊は、二代住職の永乗が1506年(永正三年)越前の九頭龍河畔で行われた永正一揆に参加した時に、額に巻いて戦ったもの。
乗円寺家紋
四代住職恵秀は石山合戦に信徒有志を引き連れて参戦。その時の功労著しく、後日本願寺より恩賞として寺紋(家紋)を拝領。当時の本願寺の旗印は八藤紋だったので、その半分の「四藤紋」の使用を許され、現在も家紋として使用している。
民衆と共に生きた歴史と今
歴代住職たちは、布教活動だけでなく、寺での習字、絵画教室などの寺子屋、保護司活動、学校教師などの地域活動にも積極的だった。平成24年には乗円寺内に学び舎「普照庵」を完成。寺院活動のみならず、様々な活動を通して時代にあったお寺のあり方を模索している。
ご縁の方の声
- 定期的な寺報など、わかりやすく発信されていると思います(70代 女性)
- いろんな活動をされ、忙しくされている点に頭が下がります(80代 女性)
- 乗円寺の歴史をまとめてもらい、お寺を知れてよかった
お参りの方へ
乗円寺はいつでもお参りいただけます。法務に出ている場合もありますので、本堂でのお参りを希望される方や、乗円寺について知りたい方は、お電話でその日のスケジュールを確認していただけると、スムーズにお参りいただけると思います。住職まで、何でもお気軽にご連絡ください。
寺名(ふりがな) | 普照山 乗円寺(ふしょうざん じょうえんじ) |
宗派 | 真宗大谷派 |
住職名 | 福田 乗 |
郵便番号 | 920-0935 |
住所(地図) | 金沢市石引1丁目4-20 (地図) |
電話番号 |
076-221-3421 ※お問合わせの際は「まいてらを見た」とお伝え下さい |
FAX | 076-221-3449 |
ホームページ | http://jouenji.net |
駐車場 | 20台 |
まいてら相談デスク
050-3591-4106
法要の依頼方法やお布施など、お寺に聞きにくいことをご相談ください。
相談時間は平日の10 - 16時になります。