【三重県桑名市】お寺のMIE(視え)る化をお手伝い〜Webマガジンはお寺の良きパートナー
2017.10.10
矢田 俊量(やだ しゅんりょう)
1963年桑名市生まれ。名古屋大学大学院理学研究科修了。理学博士。生命科学の研究者が尊いご仏縁により僧侶に転身。向きあう対象は「生命」から「いのち」へ。専門はグリーフサポート。龍谷大学非常勤講師。
生老病死四苦八苦の中で最も厳しいとされる「愛別離苦」。当山住職は「いのち」に向き合う現代の宗教者のカタチを模索するなかで、長年、グリーフサポートに取り組み、各種団体・公的機関でサポート活動を続けてきました。お寺の存在意義が問われる時代、お寺の取り組みを御門徒、地域の方々にどのように伝えるかを住職の緊急の課題と捉え、善西寺では、ただいまお寺の「視える化」に取り組んでいます。
そんな住職のイチオシはWebマガジン「OTONAMIE」(http://otonamie.jp)との連載コラボ記事。その発端は一人の女性、ミキさんとの出会いにさかのぼります。
「神社は行くけどお寺は入りづらい」致命的な盲点だった
ミキさんとのはじめての出会いは地元の有志が集まる”まちおこし”のためのミーティング。プレゼンでまちおこしにおけるお寺の可能性を熱く語る私に、彼女はこう言い放ちました。
神社は行くけど、お寺は入りづらい
その理由として・・・
「まず、境内に入っていいのかどうかがわからない」
「入っていって、建物から誰か出てきたら、気まずい」
ということでした。
要は「一般の人は寺に入りづらい」。
それは寺に生まれ育った住職の致命的な盲点でした。
彼女は夫の転勤で東京から桑名に移住して1年目、”まちおこし”に関心を持ち仲間作りに奔走する中で住職に出会ったのでした。
”まちおこし”から映画「クハナ!」そしてWebマガジン「OTONAMIE」へ
そんな出会いから彼女はやがてお寺に関心を持ち、いつのまにか拙寺のエンディングセミナー、寺ヨガはじめ、「入りづらかった」お寺でのイベントを手伝うようになりました。
また、人気ブロガーとして、自身のブログに善西寺の取り組みについても書いてくれるようになりました。
その後、彼女らと協働していた”まちおこし”が、なんと映画制作という大事業を成し遂げることになります。「地域創生ムービー2.0」と銘打ったこの映画「クハナ!」は内閣府の「地方創生大賞」をいただきました。(「クハナ!」公式HP : http://kuhana.jp)
彼女はその事業でも存分にその才能を発揮し、やがて「OTONAMIE」(http://otonamie.jp)という三重県のディープな情報発信Webマガジンの副代表となったのでした。
出会った当初は東京から桑名に引っ越して間もなく、知った人もいない田舎町で泣きながら暮らしていた彼女が、いまや住職をもしのぐ桑名の情報通になりました。
OTONAMIEとのコラボで善西寺の取り組みを”視える化”
ある日、そんな彼女から
「OTONAMIEとコラボしませんか?」
と提案をいただいたのでした。
お寺の”視える化”の難しさを常々こぼしている住職を見かねての提案だったようです。
「じゃあ、”外からみた善西寺”を書いてみて」
との住職のリクエストを受けて、OTONAMIEとのコラボ記事の連載が始まりました。
生命科学の研究者が尊いご仏縁により住職へと転身した善西寺。
住職の研究対象は現象としての「生命」から物語る「いのち」へと拡大され、
近年のテーマは「チャイルドファースト」から「看取り」まで多様。
しかし、実はその根っこはただ一つ・・・願われた「いのち」の気づき。
そんな善西寺の”視える化”を「OTONAMIE」がお手伝いしてくれることになりました。
地域の”OTONA”目線で”MIE”る化された善西寺
コラボ記事はこれからもどんどんUPされます。
OTONAMIEで善西寺の記事を読みたい方へ
善西寺とのコラボ記事がまとめられているページは<こちら>です。
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