ご霊水が湧き出る御霊蹟
ご霊水が湧き出る御霊蹟
寺の創建は、室町時代です。この北加納村を訪れた日隆上人が、村を日照りの水不足から救うため、山中に分け入り、祈念したところ、山腹からこんこんと水が湧き出しました。以来580年、涸れることなくこのご霊水は湧き続けています。現在も、檀信徒を問わず遠方からも「ご霊水」を求めて汲みにこられ、飲料などに利用されています。
見どころ
河内平野一望の景観
楠正成公ゆかり、南北朝の戦の古戦場が一望できます。
ご霊水の湧き出し口
堂の中から湧き出し口に参拝することができます。
日隆上人直筆の題目塔
室町時代、寺を創建された日隆上人の直筆の題目石塔が現存しています。
石川藩主、播磨守総長公の位牌
江戸時代、石川藩主の菩提寺となったため、藩主の位牌が祀られています。
施設・設備
ご霊水の水槽
水原堂から湧き出たご霊水は、地下を通り、庫裏西側の水槽に流れ込みます。
水原堂
境内より西へ100メートル。ご霊水の湧き出し口をお祀りしています。
三十番神堂
古来より、神仏習合の形を残し、鳥居があります。毎年9月7・8日に五穀豊穣・疫病退散の番神祭が行われます。 宮参り、七五三の御祈祷のお堂でもあります。
客殿
檀信徒の方々の休憩・食事場所の他、カフェ、イベントも行います。河内平野、楠正成公の古戦場が一望できます。
歴史
湧き出る御霊水
1439年(永享11年) 。楠正成公、南北朝の戦乱の慰霊のため、この北加納村を訪れた日隆上人は、日照りに苦しむ村人たちを救おうと、山中に分け入り、法華経を読み祈念されました。その結果、山腹から水が湧き出てきました。この霊験により、村民全員が法華経に帰依し、法華寺が創建されました。
寺門の興隆
江戸時代、石川藩主、播磨守総長公の庇護を受け、石川家菩提寺として寺域が整備されました。1760年代石垣造立、1830年代庫裏建立など、堂宇が整い、北加納村の人々の信仰はいっそう熱心なものになりました。
一時期は無人の寺に
明治初年、失火により本堂焼失。以後30年、住職不在の時期がありました。霊蹟寺院の惨状を嘆いた事圓院日行上人は第28世として、支援者、檀信徒と力を合わせ、遂に1911年(明治44年)に本堂が再建立されました。
堂宇の再建
昭和51年に第30世住職に就任した庄司日験上人と檀信徒の努力により、本堂修築、庫裏、客殿、水原堂などが次々と再建立されました。1945年(昭和20年) 終戦間際に金属供出により失った日隆上人銅像は、2010年(平成22年)開基日隆上人550遠忌に際し、改めて建立されました。
ご縁の方の声
- お寺に足を運ぶと、境内はいつも気持ちよく整備されており、心が清められる思いがします。(60代・男性・近隣檀家)
- お寺にお参りすると、丁寧なお言葉や笑顔で、とても愛想よくむかえていただきます。(20代・女性・檀家の親戚)
- 色々なお寺がありますが、真に人を救うという点で信用できるのは、法華寺さんです。(60代・女性・市街地の檀家)
- 歴史が古く、村の宝であり、誇りです。(70代・男性・近隣檀家)
お参りの方へ
法華寺の歴史、ご霊水に興味のある方、静かな山寺に参拝を希望される方は、どなたでも気軽にお越しください。駐車スペースもございますが、わかりにくければ、電話又はお問合せフォームよりご連絡いただけれは、ご案内いたします。
寺名(ふりがな) | 取要山 法華寺 (しゅようざん ほっけじ) |
宗派 | 法華宗 |
住職名 | 庄司真人 (しょうじ しんじん) |
郵便番号 | 585-0012 |
住所(地図) | 大阪府南河内郡河南町加納247 (地図) |
電話番号 |
0721-93-3023 ※お問合わせの際は「まいてらを見た」とお伝え下さい |
FAX | 0721-28-7507 |
ホームページ | http://hokkeji.info |
駐車場 | 有り(境内下 8台) |
交通 | 近鉄南大阪線 富田林駅 下車 金剛バス 北加納バス停 徒歩5分 |
まいてら相談デスク
050-3591-4106
法要の依頼方法やお布施など、お寺に聞きにくいことをご相談ください。
相談時間は平日の10 - 16時になります。