四天王の見護るお寺
四天王の見護るお寺
果てしなく広がる青空の下、広々と広がる九十九里平野に、元禄時代に建てられた朱塗りの釈迦堂に、全国でも珍しい鎌倉時代に作られた四天王像をお奉りしています。毎朝、鐘を撞いてから、朝のおつとめをしています。その折りには必ず「天下泰平 万民豊楽 風雨順時 五穀豊穣」の四句十六文字を唱えて、四天王の功徳と御利益を祈っています。この四天王の御利益を大勢の方に弘めるために、護摩のご祈祷もしています。
見どころ
四天王像(千葉県指定文化財・鎌倉時代)
運慶作と伝わっています
釈迦如来
作例の少ない、拈華微笑(ねんげみしょう)のお釈迦さまです
大日如来
真言宗の本尊です
波乗り不動
九十九里浜が近いので、サーフィンの上達と海上安全を願って
施設・設備
釈迦堂
元禄8年(1695)に建てられました。釈迦如来や四天様をお奉りしています
遍照殿
平成23年(2011)に改築されました。人々が集える場所です
鐘楼
平成17年(2005)に建てられ、梵鐘には四天王が浮彫にされています
永代供養納骨墓「六寳禱」(ろっぽうとう)
納骨堂とお墓を融合させた、次世代型の永代供養墓です
歴史
開山・ご本尊
天暦元年(947)に村上天皇の勅願によって開かれました。本尊は拈華微笑(ねんげみしょう)のお釈迦さまで、天竺にて毘首羯磨(びしゅかつま)によって彫られたものと伝わっています。弘法大師 空海の帰朝とともに日本へやって来て、勝覚寺のご本尊として奉られたと言われています。
四天王像・阿難・迦葉
脇侍の四天王と阿難・迦葉は運慶作と伝えられ、千葉県の文化財に指定されています。四天王像は運慶が彫り上げた後、護国安穏を祈願して海中に流したものが、龍宮より日本へ戻されたと言われています。たどり着いたが九十九里浜で、その海岸は「四天寄(してぎ)」と呼ばれています
覚眼住職と荻生徂徠の関わり
現在の釈迦堂を建立した当時の住職覚眼が、落語「徂徠豆腐」で有名な荻生徂徠(おぎゅうそらい)の少年時代に勉強を教えていました。その縁によって、徂徠が江戸で出世した後に、「勝覚寺縁起」を書き起こしました。
賓頭盧尊像について
江戸時代にコレラが発生した際、出開帳が行われ多くの患者が救われたという伝説があります。また「龍宮出現」の言い伝えがあり、不漁が続くと漁師が担ぎ出して船に乗せ、その時は必ず大漁であったそうです。病気平癒と豊漁・海上安全に御利益があります。
お参りの方へ
境内は自由に散策してください。釈迦堂の拝観や御朱印は気軽にお問合せください。お寺のホームページだけではなく、FacebookページやLINEによる情報発信も行っています。
寺名(ふりがな) | 萬徳山 聚楽院 四天尊 勝覚寺 |
宗派 | 真言宗智山派 |
住職名 | 小杉秀文 |
郵便番号 | 289-1303 |
住所(地図) | 千葉県山武市松ヶ谷イ2058 (地図) |
電話番号 |
0475-84-0248 ※お問合わせの際は「まいてらを見た」とお伝え下さい |
FAX | 0475-84-2462 |
ホームページ | http://shokakuji.com |
駐車場 | 専用駐車場 普通車20台もしくは大型バス10台 ★住所入力してカーナビを利用した場合、裏側に案内されることがあります。広い道路沿いに駐車場がありますので、ご注意下さい。 |
交通 | ★公共交通機関をご利用の方 JR総武本線・JR東金線の成東駅から7.5kmあります。 東京から成東駅までは、JRの他にも直通バス(90分 千葉フラワーバス シーサイドライナーで検索)は一日に20便と便数も多く、運賃も安くて便利です。 成東駅からは、路線バス(20分 千葉フラワーバス 海岸線)がありますが、一日に7便しかありません。一方通行の循環ルートなので、時間帯によっては不便です。 成東駅前の観光案内所(さんむすび)で電動アシスト自転車のレンタサイクルもあります。 もしくはタクシー利用となります。 ★千葉東金道路東金ICから17km、千葉東金道路山武成東ICから11km 東金ICから国道126号線を銚子方面に向かい、東金市田間の交差点を右折です。東京方面からですと、こちらの方が便利だと思います。 山武成東ICからは成東市街に向かい、海岸方面へ進んで下さい。 |
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