あたらしい言葉で死を語る。連載「100%未来のできごと」について
2017.02.12
生きることは不確実な事件の連続です。
一時間後、明日や明後日の予定でさえも、突き詰めれば「絶対」とは言い切れない可能性をはらんでいます。しかし、そんな私たちにも、100%起きると言い切れる未来がひとつだけあります。
それは「死」です。
人間も、動物も、この世の生あるものはすべて、遅かれ早かれ必ず死に至ります。誰もが親しい人を亡くす経験をしますし、また自らもやがては死を迎えます。これほどに、絶対的な事実であるにもかかわらず、現代の私たちは「死」を親しく語らう機会が少ないのではないでしょうか?
『100%未来のできごと』では、ユニークな視点から死に向き合い、新しい言葉で死を語り合おうとする人たちに寄稿いただく連載。私たちが共有している「死」という未来に、さまざまな角度から光を当てていきたいと考えて企画しました。
忌避することなく、100%の確立でやってくる未来をただ見つめる時間を、みなさんと共にできることを願ってやみません。