まいてら季節企画:お寺の雪景色2018(その1)
2018.01.25
日本列島寒波襲来。お寺の境内でも住職やご家族が雪かき作業に追われていますが、お寺の雪景色というのはやはり絵になるもの。雪をかく手を一旦休めて、まいてら寺院の皆さまに写真を撮ってもらいました。
写真はまいてらのTwitterアカウントにて少しづつご紹介していたのですが、「まとめて見たい!」というご要望にお答えして、まとめ記事をご用意しました。各寺院の平常時の様子との比較も味わいがあります。
長野市・真言宗智山派・長谷寺の場合
雪景色は日常風景といえる長野県のお寺より、雪かきビフォー・アフターのお地蔵様写真。まずはビフォーから!お地蔵様はどこ?
そして、雪かきアフターのお地蔵様。なんとかお姿が見えました!ほっ。
日々、雪かきをなさっている岡澤住職からのコメントも届きました。
見慣れる雪景色ですが、雪かきは年々歳々にしんどくなるばかり。ひたすらに雪をかいてもかいても、また降り積もる雪雪雪よまた雪よ。どうせ春になれば消えてなくなるのになぜ人は雪かきをするのか、と私はここでカミュの『シーシュポスの神話』を思い、「あ~いい汗かいたぜ」と汗だくになった後のビールに喉を鳴らしながらもう真っ白になった境内をみてはブッダの訓戒「黒白二鼠の喩え」を思い出している次第です。嗚呼。(長谷寺住職 岡澤慶澄)
ご苦労がうかがえます、、、(雪の無い長谷寺の写真は下記の寺院ページよりご確認ください!)
千葉市・日蓮宗・本休寺の場合
土気(とけ)という、千葉でも珍しく雪の降りやすい地域。「千葉のチベット」とも言われるとか。写真にも静謐な空気感が漂います。
写真からは凛として厳しい雰囲気を感じますが、お寺の中はあたたかく、子どもやママさん向けの催しをたくさん行なっている優しい本休寺。節分会も迫っています!
北海道 岩見沢市・浄土宗西山禅林寺派・善光寺の場合
「もはや雪に埋もれて生活しています」とはご住職の談。さすが雪国、北海道です。
今年はこれでも今のところ雪が少ないとのこと。雪が本気モードになったら、どんな景色になってしまうのでしょうか?
善光寺は北海道開拓から始まり、100年を越える歴史を持つお寺。こんなにも雪の降る土地を開拓し、お寺を開かれたご先祖や集ってこられた方の信心を思うと胸が暖かくなりますね。大久保住職は喫茶店で説法をなさるご住職。是非会いに行ってみてください!
横浜市・日蓮宗・妙法寺の場合
妙法寺では、お寺の境内のあちこちに「積もってしまう」雪に着目した写真を送ってくれました。
お塔婆のちょっとしたスペースにさえ、「積もってしまう」
日蓮聖人像にも「積もってしまう」、、、当たり前ですが、雪に「積もっていけない」はありません。
今は雪かきもされてちゃんとお参りしやすく整っている妙法寺。お近くの方は雪景色の妙法寺へお参りください。
山梨県中央市・日蓮宗・妙性寺の場合
今回の雪は意外にも5cmにも満たなかったとのことで、2012年の写真を送ってくださいました。雪の深さがわかりますね、、、。
2月17日には水行をした僧侶たちが、「無病息災」や「身体健全」を願う『星祭り祈願祭』が行われる妙性寺。2012年のような大雪にならないように、編集部一同祈るばかりです、、、!
以上。まいてら寺院の雪景色、いかがでしたでしょうか?タイトルに(その1)とあるように、まいてらTwitterアカウントでは、まだまだお寺の雪景色をつぶやいていきます。ぜひフォローしていただき、リアルタイムでもお楽しみください!