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	<title>井出悦郎 &#8211; まいてら</title>
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	<description>安心の寺院・僧侶紹介。あなたにピッタリの探し方</description>
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		<title>全国のまいてら寺院が集い、これからのご縁の育て方を考えました（井出悦郎）</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/mytera_gathering_202603/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 17 Apr 2026 02:38:06 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[まいてらに集うお寺に共通するもの 　3月13日、増上寺・慈雲閣をお借りして、「まいてら寺院の集い」を開催しました。 　当日は、全国から約50名のまいてら寺院関係者が集まり、これからのお寺にとって大切なことについて、講話と [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="c_header_post-b">まいてらに集うお寺に共通するもの</h2>
<p><em>　</em>3月13日、増上寺・慈雲閣をお借りして、「まいてら寺院の集い」を開催しました。</p>
<p><em>　</em>当日は、全国から約50名のまいてら寺院関係者が集まり、これからのお寺にとって大切なことについて、講話と対話の時間を持ちました。</p>
<p><em>　</em>今回あらためて感じたのは、まいてらに登録しているお寺には、宗派や地域をこえて共通する姿勢があるということです。<br />
<em>　</em>それぞれのお寺の個性を大切にしていること。<br />
<em>　</em>ご縁のある方々との対話を大切にしていること。<br />
<em>　</em>そして、無理のないかたちで、ゆるやかにつながっていることです。</p>
<h2 class="c_header_post-b">法事や行事は、人とのご縁を育てる大切な場</h2>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-41987" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/265_0-1024x768.jpg" alt="講話" width="640" height="480" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/265_0-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/265_0-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/265_0-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/265_0.jpg 1477w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /><br />
<em>　</em>当日の私からの講話では、昨年に全国のまいてら寺院80ヶ寺をお参りし、お寺の取り組みや思いをうかがう中で見えてきたことをテーマにしました。お参りを重ねる中で改めて感じたのは、これからのお寺に大切なのは、「個性を磨くこと」「対話を重ねること」「ゆるやかにつながること」の三点です。</p>
<p><em>　</em>特に一点目の「個性を磨くこと」について、法事と行事を時代の変化に合わせて整えていく大切さを、参加者に強調しました。<br />
<em>　</em>法事は、今も日本で広く行われている営みです。最も行われている仏事と言ってもいいでしょう。<br />
<em>　</em>一方で、暮らし方や価値観が変わる中で、「当たり前に続いていくもの」ではなくなりつつあります。だからこそ、法事や行事を通じて、どのように人とのご縁を育て、仏教にふれる機会をひらいていくかが、お寺にとってはますます大切になっています。</p>
<p><em>　</em>法事は「人生の節目」に対して、行事は「日常の節目」。行事は法事と法事の間をつなぐ、縁ある方々との大切な接点として位置づけてお伝えしました。</p>
<p><em>　</em>アンケートでも、参加者からは</p>
<p>「法事と行事の両建てが重要だという話に共感した」<br />
「得た知識が視野を広げてくれた」<br />
「参加者の熱量に背中を押された」</p>
<p><em>　</em>といった声が寄せられました。さらに、集いの翌日に「いつも以上に丁寧に法事を勤めることを心がけた」「法事の前後でも檀家さんとの対話を大切にした」という声もあり、今回の集いの時間が、それぞれのお寺の日々の営みにもつながっていることをうれしく感じました。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-41988" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/285_0-1024x768.jpg" alt="対話" width="640" height="480" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/285_0-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/285_0-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/285_0-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/285_0.jpg 1477w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<h2 class="c_header_post-b">安心して頼れるお寺が見える社会へ</h2>
<p><em>　</em>まいてらには、こうして日々研鑽を重ねながら、生活者との接点をどう育てるかを真剣に考えているお寺が集まっています。写経会、絵解き、おとな食堂、介護者カフェ、終活カフェ、子どもの体験行事など、挙げればきりがないくらい、全国のまいてら寺院では色々な行事を開催されています。</p>
<p><em>　</em>お寺はたくさんあります。<br />
<em>　</em>しかし、安心して頼れるお寺が、社会から見えやすくなっているとは言えません。課題は「お寺の数」より「信頼して頼れるお寺が見えにくいこと」にあります。<br />
<em>　</em>まいてらが目指しているのは、単なる寺院情報の掲載ではなく、「安心して頼れるお寺」が見える社会を少しずつつくっていくことです。</p>
<p><em>　</em>今回の集いも、その思いを確かめ合う大切な時間となりました。<br />
<em>　</em>これからも、まいてらでは、誠実に生活者と向き合い、仏教を今の社会にひらこうとしているお寺の姿を、丁寧に伝えていきます。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-41986" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/652002735_1345174437426859_1992087197118846984_n-1024x681.jpg" alt="集合写真" width="640" height="426" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/652002735_1345174437426859_1992087197118846984_n-1024x681.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/652002735_1345174437426859_1992087197118846984_n-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/652002735_1345174437426859_1992087197118846984_n-768x511.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/652002735_1345174437426859_1992087197118846984_n-1536x1022.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/652002735_1345174437426859_1992087197118846984_n-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/04/652002735_1345174437426859_1992087197118846984_n.jpg 2048w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
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		<gnf:modified>Fri, 17 Apr 2026 02:44:59 +0000</gnf:modified>
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		<item>
		<title>縁起のまなざし &#8211; 四天王寺・令和の大観音開眼法要に参列して（井出悦郎）</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/shitennouji21_reiwakannon/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 28 Feb 2026 07:18:49 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[聖徳太子の命日に、新たな祈りが始まる 　二月二十二日。旧暦では開基・聖徳太子の命日にあたるこの日、四天王寺してんのうじの境内は特別御朱印を求める人々であふれていました。春の近さを感じる空気の中で、参詣者の列は絶えることな [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="c_header_post-b">聖徳太子の命日に、新たな祈りが始まる</h2>
<p><em>　</em>二月二十二日。旧暦では開基・聖徳太子の命日にあたるこの日、<ruby>四天王寺<rt>してんのうじ</rt></ruby>の境内は特別御朱印を求める人々であふれていました。春の近さを感じる空気の中で、参詣者の列は絶えることなく続き、その光景は単なる記念行事というよりも、時代の節目に立ち会っているような昂揚感が伝わってきました。</p>
<figure id="attachment_41036" aria-describedby="caption-attachment-41036" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-41036" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4574-683x1024.jpg" alt="御朱印の行列でにぎわる四天王寺境内（撮影：浅田政志氏）" width="640" height="960" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4574-683x1024.jpg 683w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4574-200x300.jpg 200w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4574-768x1151.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4574-1025x1536.jpg 1025w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4574.jpg 1281w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-41036" class="wp-caption-text">御朱印の行列でにぎわる四天王寺境内（撮影：浅田政志氏）</figcaption></figure>
<p><em>　</em>私はこれまで数多くの仏像に手を合わせてきましたが、仏像の「<ruby>開眼<rt>かいげん</rt></ruby>法要」に参列するのは初めてです。<br />
<em>　</em>日本には、木造・石像を問わず無数の仏像が存在しますが、その一体一体に、時代ごとに人々が願いを込め、魂を入れる儀式が行われてきたはずです。全国津々浦々の仏像の背後には、数え切れない祈りの歴史が折り重なっています。</p>
<p><em>　</em>過去から現在へと連なってきたその流れの「起点」に立ち会えることは、参列を超えて、祈りの時間軸の中に自分の一瞬が差し込まれる体験とも感じました。</p>
<h2 class="c_header_post-b">琥珀の眼に宿る、慈悲の質感</h2>
<figure id="attachment_41037" aria-describedby="caption-attachment-41037" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-41037" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5352-1024x683.jpg" alt="令和の大観音（撮影：浅田政志氏））" width="640" height="427" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5352-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5352-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5352-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5352-1536x1025.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5352-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5352.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-41037" class="wp-caption-text">令和の大観音（撮影：浅田政志氏）</figcaption></figure>
<p><em>　</em>令和の大観音は<ruby>聖観音<rt>しようかんのん</rt></ruby>。<br />
<em>　</em>その姿を前にして、まず心を奪われたのは「<ruby>玉眼<rt>ぎよくがん</rt></ruby>（瞳）」です。仏像としては初めてといわれる琥珀焼の玉眼は、光を内側から含み、潤みを帯びているように見えました。まるで涙をたたえているかのようで、観音の慈悲が物質として立ち現れているように感じられました。</p>
<figure id="attachment_41038" aria-describedby="caption-attachment-41038" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-41038" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5701-1024x683.jpg" alt="印象的な琥珀焼の玉眼（撮影：浅田政志氏））" width="640" height="427" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5701-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5701-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5701-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5701-1536x1025.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5701-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5701.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-41038" class="wp-caption-text">印象的な琥珀の玉眼（撮影：浅田政志氏）</figcaption></figure>
<p><em>　</em>この観音様の眼を見ていると、「包まれている」という感覚が生まれるような気がしました。こちらが見ているのではなく、見守られている感覚。そのまなざしの前では、自分の内側のざわめきが自然と静まり、ほのかな温かさが湧いてくるようでした。まさに慈悲のまなざし。</p>
<p><em>　</em>観音は母性的徳性を象徴する存在です。そして、その開眼法要の導師を務められたのは、現代を代表する尼僧とも称される曹洞宗・<ruby>青山俊董<rt>あおやましゆんどう</rt></ruby>老師でした。女性が社会のあらゆる分野で活躍する令和という時代に、女性の導師が観音の開眼を導く。青山老師のお姿そのものに、時代の象徴性を感じました。</p>
<figure id="attachment_41039" aria-describedby="caption-attachment-41039" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-41039" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4984-1024x683.jpg" alt="開眼法要で、令和の大観音に魂を宿す「点睛(目を描きいれる)」をされる青山俊董老師（撮影：浅田政志氏）" width="640" height="427" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4984-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4984-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4984-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4984-1536x1025.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4984-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A4984.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-41039" class="wp-caption-text">開眼法要で、令和の大観音に魂を宿す「点睛(目を描きいれる)」をされる青山俊董老師（撮影：浅田政志氏）</figcaption></figure>
<p><em>　</em>四天王寺の歴史を振り返れば、<ruby>織田信長<rt>おだのぶなが</rt></ruby>公の生母・<ruby>土田御前<rt>つちだごぜん</rt></ruby>、<ruby>藤堂高虎<rt>とうどうたかとら</rt></ruby>公の妻・<ruby>久芳院<rt>くほういん</rt></ruby>など、女性の存在がお寺の歩みを支えてきました。令和の観音像は、そうした歴史の系譜とも響き合っているように思えます。</p>
<h2 class="c_header_post-b">十一万の祈りと、裏方への光</h2>
<p><em>　</em>今回の建立は、インターネットを通じて全国の人々が御朱印を求め、その志を懇志とするかたちで実現しました。なんと、合計十一万枚の御朱印。祈りがデジタルの回路を通じて広がり、現実の仏像建立へと結実する。このプロセス自体が、令和らしい縁起の姿とも言えます。</p>
<p><em>　</em>法要中、観音像を優しく仰ぎ見る住職・倉島さんの横顔が印象に残りました。五年以上の歳月をかけ、この日を迎えられた喜びと充実が、静かなまなざしに<ruby>滲<rt>にじ</rt></ruby>むよう。達成の誇りというより、安堵と感謝のような柔らかさが横顔から伝わってきました。</p>
<figure id="attachment_41045" aria-describedby="caption-attachment-41045" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-41045" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5085-1024x683.jpg" alt="開眼法要で表白(法要の趣旨・思い)を読み上げる倉島住職" width="640" height="427" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5085-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5085-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5085-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5085-1536x1025.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5085-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5085.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-41045" class="wp-caption-text">開眼法要で表白(法要の趣旨・思い)を読み上げる倉島住職</figcaption></figure>
<p><em>　</em>法要後、倉島さんは関係者一人ひとりに感謝状を手渡されました。仏師・<ruby>冨田珠雲<rt>とみたじゆうん</rt></ruby>氏をはじめ作家陣のみなさんに渡されるのは当然ですが、五人目に名を呼ばれたのは、御朱印の発送を地道に続けてきた裏方の檀家・<ruby>亀井佳代子<rt>かめいかよこ</rt></ruby>さん。「住職！早く書いて！発送遅れてる！」と倉島さんを連日叱咤されたそうです。表舞台で目立つ人だけでなく、陰で支える人に光を当てる。その倉島さんの姿勢は、この観音像の慈悲とも重なるようにも見えました。</p>
<figure id="attachment_41042" aria-describedby="caption-attachment-41042" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-41042" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5306-1024x683.jpg" alt="倉島住職から感謝状を贈られる亀井佳代子さん（撮影：浅田政志氏）" width="640" height="427" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5306-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5306-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5306-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5306-1536x1025.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5306-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5306.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-41042" class="wp-caption-text">倉島住職から感謝状を贈られる亀井佳代子さん（撮影：浅田政志氏）</figcaption></figure>
<h2 class="c_header_post-b">縁起に気づくということ</h2>
<figure id="attachment_41043" aria-describedby="caption-attachment-41043" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-41043" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5539-1024x683.jpg" alt="法話をされる青山老師（撮影：浅田政志氏）" width="640" height="427" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5539-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5539-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5539-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5539-1536x1025.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5539-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5539.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-41043" class="wp-caption-text">法話をされる青山老師（撮影：浅田政志氏）</figcaption></figure>
<p><em>　</em>法要後の青山老師のご法話も、とても印象的な時間でした。青山老師のお話を私が語るのは大変僭越ですが、青山老師は一貫して「<ruby>縁起<rt>えんぎ</rt></ruby>」をテーマに法話をされていたと、私なりに受け止めさせていただきました。</p>
<p>「私たちは天地いっぱいの働きの中に生かされている。それに気づけるのは人間だけ。」</p>
<p><em>　</em>イタリア・アッシジの聖フランチェスコ聖堂で開かれた国際会議において、青山老師は懐中時計を落とした際、小さな軸が外れて時計が止まった体験を引き合いにして、「<ruby>一即一切<rt>いちそくいつさい</rt></ruby>、<ruby>一切即一<rt>いつさいそくいち</rt></ruby>」を語られました。小さな軸(= 一)がなければ全体(= 一切)は動かない。世界は関係性の網の目という縁起で成り立っている。時計が壊れたその一瞬に縁起を見られた青山老師の慧眼に感服しました。</p>
<p><em>　</em>九十三歳の青山老師は、病もまた人生の財産だと語られました。「下り坂には下り坂の風光がある」とも。そして道元禅師の言葉を引かれました。</p>
<p>「<ruby>人人分上<rt>にんにんぶんじよう</rt></ruby>豊かに備われりといえども修せざるにはあらわれず、証せざるには得ることなし。」</p>
<p>「慈悲は外に求めるものではない。すでに与えられている働きに気づくこと。その気づきこそが修行であり、証しである」ということでしょうか。</p>
<p><em>　</em>観音の功徳を願うよりも先に、私たちはすでに観音の慈悲の働きの中に生かされている存在であり、その縁起(つながり)に目覚めること。今回の開眼法要は、新しい仏像の誕生を祝すことを通じて、私たち自身の気づきのまなざしを開く儀式なのかもしれないと感じました。</p>
<figure id="attachment_41044" aria-describedby="caption-attachment-41044" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-41044" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5717-683x1024.jpg" alt="令和の大観音と青山老師（撮影：浅田政志氏）" width="640" height="960" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5717-683x1024.jpg 683w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5717-200x300.jpg 200w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5717-768x1151.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5717-1025x1536.jpg 1025w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2026/02/G3A5717.jpg 1281w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-41044" class="wp-caption-text">令和の大観音と青山老師（撮影：浅田政志氏）</figcaption></figure>
<p>「日々の行いは、人生の見えないノミとして刻まれる。」</p>
<p><em>　</em>青山老師のこの言葉も胸に深く響きました。この世界のいたるところに遍満している慈悲の働きに気づける人間として成長できるよう、日々の一瞬を大切に生きていきたい。そう思わされる青山老師のお言葉でした。</p>
<p><em>　</em>令和の大観音は、これからの千年、数えきれない人々の祈りを受け止めていく存在として時を刻んでいきます。その始まりの日に立ち会えた喜びと気づきを、静かに心に刻みたいと思います。</p>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/06/main_0001_2.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__txt-a">三重県津市</div><div class="c_tera__title-a">四天王寺</div><div class="c_tera__txt-b">古の時をつなぐ安心のお寺</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://mytera.jp/tera/shitennouji21/monk/" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">寺院ページを見る</a></p></div></div>
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		<gnf:modified>Sat, 28 Feb 2026 07:23:57 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>顔の見えるつながりと、手間暇の価値─『古くて新しい仕事』を通して語る、これからの生き方</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/furukute_atarashii_shigoto/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 31 Aug 2025 06:40:02 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　島田潤一郎しまだじゆんいちろうさんの著書『古くて新しい仕事』（新潮文庫）は、静かだが深い感動を呼び起こす一冊です。 　本書に心を打たれた本休寺ほんきゆうじ住職・岩田親靜いわたしんじようさんとまいてら編集部・井出悦郎いで [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/08/furukute_atarahii_shigoto-1024x768.jpg" alt="古くて新しい仕事" width="640" height="480" class="aligncenter size-large wp-image-38159" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/08/furukute_atarahii_shigoto-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/08/furukute_atarahii_shigoto-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/08/furukute_atarahii_shigoto-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/08/furukute_atarahii_shigoto-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/08/furukute_atarahii_shigoto.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><em>　</em><ruby>島田潤一郎<rt>しまだじゆんいちろう</rt></ruby>さんの著書『古くて新しい仕事』（新潮文庫）は、静かだが深い感動を呼び起こす一冊です。<br />
<em>　</em>本書に心を打たれた<ruby>本休寺<rt>ほんきゆうじ</rt></ruby>住職・<ruby>岩田親靜<rt>いわたしんじよう</rt></ruby>さんとまいてら編集部・<ruby>井出悦郎<rt>いでえつろう</rt></ruby>が語り合ったのは、現代社会の中で見えづらくなっている「大切なこと」。お寺の役割、暮らしの価値、そして“続ける”ことの意味——。本書が投げかける問いを軸に、二人の思索が交差します。</p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/03/0022_02_prof-1.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">岩田親靜（いわたしんじょう）</p><p class="c_profile__txt-a">1972年生まれ。26歳の時に、本休寺の住職に就任。30歳で結婚。現在、三人の子供の親。末娘の寝かしつけ時に、寝てしまい。朝3時頃に起きることが多い。趣味は読書。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/honkyuji22/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>本休寺のページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（いでえつろう）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。同社代表理事を務める。東京大学文学部卒。<br />著書に<a href="https://amzn.to/3Hnyp79" rel="noopener" target="_blank">『これからの供養のかたち』（祥伝社新書）</a></p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎の記事一覧</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<h2 class="c_header_post-b">「揺らぎながらも、問い続ける」人間らしさ</h2>
<p>(岩田)　現状認識が甘い本ではまったくなく、作者の島田さんは現状をちゃんと分かっていて、その上で、今自分に何ができるかを考えています。私たちはどうしても目先の利益にとらわれがちですが、島田さんの本はそれを超えて、あなたは何をしたいのかという問いかけをしてくれます。</p>
<p>(井出)　私はこの本を読んだ時、生きる上での恐れに対して安心感を与えてくれると感じました。島田さんは誠実に失敗を語り、「完璧さ」より「正直さ」を大切にしています。ご自身の迷いや弱さを包み隠さず書いていることが安心感につながっているのだと思います。</p>
<p>(岩田)　生きる上では良いことも悪いことも起こり、私たちは一喜一憂しながら歩いていきますが、ぶれない生き方をしたいと思うことがあります。島田さんはぶれないわけではなく、自分のぶれも感じながら、立ち止まって考え、自分の求めているものはなんだろうと立ち返ってきます。この本はビジネス書や哲学書とは異なる味わい深さがあります。</p>
<p>(井出)　年齢を重ねていくと、人生は思い通りにいかないと知ります。その際に、自分なりの歩みを肯定することで、自分の人生を受け止めていくことになります。本書は、人生へのあきらめとかではなく、「これでいいのだ」と自分の人生を肯定できる読後感がありますね。</p>
<h2 class="c_header_post-b">数よりも「顔の見えるつながり」を大切にする</h2>
<p>(井出)　島田さんが、全国の100軒の書店を実際に訪ね、顔の見えるつながりを大切にしているという点にとても共感を覚えました。</p>
<p>(岩田)　人間関係の上限とも言われるダンバー数は150くらいと言われますが、書店とのつながりというのは私も共感します。私の預かるお寺は千葉にありますが、檀家さんは東京や埼玉にもいらっしゃいます。点在する檀家さんのご自宅を毎年一軒ずつ回るのですが、ダンバー数は一つの限界を教えてくれます。大変ならば回ってくれる僧侶を雇えばよいのかもしれませんが、檀家さんが何を求めているのかを自分が感じることが大切です。直接的な関係をしっかり保てれば、仮に私が道を間違った時にも「住職、間違ってるよ」と言ってくれる檀家さんがいるはずです。手触り感のある100のつながりというのは、とても共感します。</p>
<p>(井出)　SNS的な「フォロワーの数」に目がいきがちですが、つながりの強さという点では、対面で築く信頼に勝るものはありませんよね。デジタル社会に生きる私たちにとって、「人とのつながりの本質」を見つめ直すきっかけになりますし、新型コロナ禍を経て、改めて人とのつながりを考えさせられる内容です。</p>
<h2 class="c_header_post-b">「手間暇」の価値を見直す（＝時間をかけることの意味）</h2>
<p>(井出)　つながりを大切にされる島田さんのやり方は、とても手間暇がかかりますよね。でも、タイパやコスパが喧伝される世の中において、手間暇こそ幸せの源ではないかと。手間暇をかけずに、楽してやったことは身体記憶に刻まれないので、記憶・思い出として残っていきません。記憶・思い出に残らないものに幸せを感じることはできず、幸せというライフパフォーマンスで言えば、手間暇こそ幸せに不可欠なものではないかと思うのです。</p>
<p>(岩田)　まいてら寺院はどのお寺もそうだと思うのですが、次の世代にお寺を必ずつないでいくことを強く意識しています。自分が住職の代において、手間暇をかけて大切にお寺を運営したいという思いがあります。手間暇をかけて努力し、できる限りお寺の信頼という価値を積み増して次世代にバトンを渡せるかが問われます。<br />
<em>　</em>人口減少社会を迎える中で、檀家さんは減っていくかもしれませんが、手間暇をかけ、縁ある人々とともにあり続ける努力は鍛えることができます。長い年月の中で手間暇をかけて有縁の人と関わり続けるからこそ、ある時にお布施を頂戴し、そのお布施によってお寺が続いていくことができます。急変する時代だからこそ、組織やコミュニティが長く続いていくために手間暇の価値を見直すべきではないでしょうか。</p>
<p>(井出)　本書を通じて、まいてらでも大切にしてきた「つながり」や「丁寧さ」の価値を、改めて見つめ直すことができました。<br />
<em>　</em>数や効率が重視される社会の中で揺らぎながらも、大切にしている軸をぶらさないこと。人と人とが顔を合わせて信頼を育むこと。そして、タイパ・コスパ重視の時代に、あえて“手間暇をかける”という選択肢の尊さ。<br />
<em>　</em>本書は、変化が激しい時代において、自分なりの人生を歩むヒントがたくさん詰まっていると思います。</p>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/08/furukute_atarahii_shigoto.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__txt-a">新潮文庫</div><div class="c_tera__title-a">古くて新しい仕事</div><div class="c_tera__txt-b">今日、だれのために、なにをするか。仕事の出発点は、いつもそこだ。</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://amzn.to/41ZUJhI" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">書籍紹介</a></p></div></div>
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		<gnf:modified>Sun, 31 Aug 2025 06:40:02 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>法事を重ねる中で見えること。息子の十三回忌を終えて（井出悦郎）</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/the13th_memorialservice/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 13 Jul 2025 23:41:40 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　まいてら編集部の井出悦郎は、息子さんの十三回忌を営んだ際、法事の前後のプロセスを通じて色々な気づきに出会えたそうです。 　現代において法事の価値を見つめ直す、「法事のすゝめ」とも言える記事かもしれません。ぜひご一読くだ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><em>　</em>まいてら編集部の井出悦郎は、息子さんの十三回忌を営んだ際、法事の前後のプロセスを通じて色々な気づきに出会えたそうです。<br />
<em>　</em>現代において法事の価値を見つめ直す、「法事のすゝめ」とも言える記事かもしれません。ぜひご一読ください。</p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（いでえつろう）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。同社代表理事を務める。東京大学文学部卒。<br />著書に<a href="https://amzn.to/3Hnyp79" rel="noopener" target="_blank">『これからの供養のかたち』（祥伝社新書）</a></p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎の記事一覧</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<h2 class="c_header_post-b">法事は関係性の再起動。故人が家族の関係性に息吹を吹き込む</h2>
<p><em>　</em>先日、生後２ヶ月で亡くなった長男の十三回忌を執り行いました。<br />
<em>　</em>葬儀、四十九日忌、一周忌、三回忌、七回忌を経て、十三回忌ともなると、法事をどこまで続けるのか、家族・親戚にもどのように声をかけるのかと、正直迷うところもありました。<br />
<em>　</em>私と妻双方の実家に呼び掛けたところ、両家の両親、兄弟たちは快い二つ返事。あっさり快諾してくれたことにうれしさを覚えました。<br />
<em>　</em>例えばお正月など、各家それぞれで集まることはあっても、両家全員が一緒に集まるのはなかなかないもの。そして、両家全員がわざわざ集まるもっともらしい理由を考えることは意外と大変です。しかし、法事は両家が集まる理由をあっさり提供してくれるのだと気づかされました。</p>
<p><em>　</em>法要の際、子どもたちが一生懸命にお経を読もうとしたり、大人たちの真似をして焼香する姿に成長を感じました。<br />
<em>　</em>法事後の会食では、子どもたちはポケモンカードで遊んだり、走り回ってかくれんぼ、大人は会話に熱中し、それぞれが思い思いに時間を過ごしていました。その光景を見て、「今日は法事をやって良かったなぁ」としみじみ感じました。</p>
<figure id="attachment_37940" aria-describedby="caption-attachment-37940" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial2-1024x768.jpg" alt="焼香" width="640" height="480" class="size-large wp-image-37940" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial2-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial2-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial2-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial2.jpg 1477w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37940" class="wp-caption-text">子どもたちなりに焼香と合掌</figcaption></figure>
<figure id="attachment_37941" aria-describedby="caption-attachment-37941" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial3-1024x768.jpg" alt="ポケモンカード" width="640" height="480" class="size-large wp-image-37941" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial3-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial3-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial3-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial3.jpg 1477w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37941" class="wp-caption-text">ポケモンカードに興じる子どもたち</figcaption></figure>
<p><em>　</em>故人を中心に置く法事は、家族・親戚の「関係性を再起動」させる力があり、供養は故人のためだけでなく、実は“<ruby>遺<rt>のこ</rt></ruby>された人たちのため”でもあるのだと再認識させられました。死してなお、家族の関係性に息吹を吹き込み続ける息子の存在は大きなものがあると、親としてうれしく思います。</p>
<h2 class="c_header_post-b">法事を準備する過程で、妻と激動の日々を振り返る</h2>
<p><em>　</em>十三回忌に向けた準備をする中、妻と12年間を振返りながら、当時の激動の日々、12年を経ての家族や人生の変化について色々と話しました。</p>
<p><em>　</em>妻は時々、「当時の記憶があまりない」と言います。その言葉を聞くたびに、お腹を痛めて生んだ、生後間もない我が子を亡くすことの母親のショックは相当なものだと感じさせられてきました。<br />
<em>　</em>ただ、年数を重ねる中で妻の悲しみも変化したのでしょう。近年は当時のかすかで断片的な記憶を自分なりに整理するかのように、言葉をつむぎ出しながら語ってくれます。少しずつ語ることで、妻なりに息子の存在を、自分の人生と家族の大切な物語に昇華させているのだと感じます。</p>
<p><em>　</em>私自身を振り返ると、当時は「私が倒れたら家族はおしまい」と、始終気を張りつめていました。主治医の先生から息子の厳しい状況を伝えられる日々の中、「お父さん、とても冷静ですね」と驚かれたこともあります。<br />
<em>　</em>思えば当時の私は、事実を見つめることと、事実についてどのように思うかという感情を一生懸命分離していました。事実と感情が混ざり合ってしまった瞬間に、自分が壊れ、それは即座に家族が壊れていくことにつながるという強い直感があったのです。鉄仮面のような冷静さをまとうことは、私なりに自分と家族を守るための防衛本能だったのだと感じます。</p>
<p><em>　</em>ただ、そんな私でも、とてもつらいことがありました。当時は街で楽しそうにしている他のご家族の様子が非常にカラフルでキラキラとまぶしく映り、そのような場面に出会うたびに目を伏せたり、歩く道を変えたり、近くの建物に駆け込んだり、まぶしさによって心が火傷しないよう、ダメージを必死に避けていました。<br />
<em>　</em>当時の私たち家族の日々はカラフルさとは隔絶し、休日は家にこもってばかり。あえて色に例えれば、当時は毎日をモノクロの記憶とすることで感覚を麻痺させ、自分たちの心を防衛するような日々でした。</p>
<h2 class="c_header_post-b">法事は人生や関係性を振り返る、家族による集団的リフレクション</h2>
<p><em>　</em>人生には色々な単位の時間が巡ります。一日、一ヶ月、一年という客観的な時間の流れもあれば、入学・卒業・就職等のライフステージという、人生の成長を意味づける段階的な時間の流れもあります。<br />
<em>　</em>昨今は社会の変化が加速する中、目の前の仕事や予定に忙殺され、長期的な視点で物事を見ることが難しくなっています。現代人は物事の見方がおのずと短期化していると言えるでしょう。</p>
<p><em>　</em>一方、法事は●回忌という形で、時間を強制的に長い間隔で切り取ります。しかも、三回忌以降は４年と６年の繰り返しという絶妙な時間で回忌がめぐってきます。<br />
<em>　</em>今回の十三回忌に参列した家族・親戚みんなと、しみじみ12年前を振り返るということはしませんでしたが、それぞれに「あれから12年かぁ」と去来する気持ちはあったのではと思います。</p>
<p><em>　</em>12年という歳月の中で新しい命も誕生し、子どもたちも大きくなりました。家族・親戚みんなで人生や関係性を振り返る集団的リフレクション(内省)の機会でもあるということが、法事の意義の一つだと感じます。<br />
<em>　</em>振返りを通じて、私たち家族にとっても、モノクロの記憶は、時の流れとともに色彩を取り戻し始めています。息子が“いない”ことを嘆き悲しむのではなく、息子が“いてくれた”ことに感謝する、温かい記憶に変化していると感じます。</p>
<h2 class="c_header_post-b">私たちは故人から案じられている存在</h2>
<p><em>　</em>法要当日、住職は「日々の忙しさの中で故人と丁寧に向き合う時間はなかなか取れないものですが、ご家族みなさんが今日のようにお集まりになり、故人に向き合われる時間を持たれることそのものが尊いことだと思います」と優しく語られた後、「<ruby>啐啄同時<rt>そつたくどうじ</rt></ruby>」という法話をしてくださいました。</p>
<p><em>　</em>この言葉は、特に禅宗で語られますが、鳥の雛が卵の中から殻を破ろうとつつく(＝<ruby>啐<rt>そつ</rt></ruby>)際、親鳥も外から殻を破る（＝<ruby>啄<rt>たく</rt></ruby>）タイミングがぴったり合うことで、無事に雛が生まれてくる様子を表します。その意味が転じて、仏教で言えば弟子が悟りや教えを求めるタイミングに師匠が適切な言動で導くことを指し、日常の中では親と子や、上司と部下などの関係にも援用されます。</p>
<p><em>　</em>供養で言えば、故人は仏様に見立てられ、師匠や親に当たります。そして、法事等に参列する私たちが弟子や子であると言えます。<br />
<em>　</em>法事に参列する私たちが故人に思いを致す時、その時々の境遇によって故人との関係性からつむがれる意味は変わっていきます。亡くなってすぐは悲しみが大きいですが、時間の経過とともに悲しみがやわらぎ、故人との記憶や思い出を振り返る心の余裕もできてきます。故人が亡くなった事実は変わりませんが、時の流れとともに喪失を生き直すことで、故人について語るエピソードや感じ方は、遺された人の心の成長や環境変化によって変わり続けます。<br />
<em>　</em>つまり、「故人をどう語るか」は自分が今どこにいるかを映す、定点観測の鏡でもあると言えます。「啐啄同時」の点から言えば、故人に思いを致す一人ひとりが、その時にふさわしい気づきを得ることでもあります。<br />
<em>　</em>住職は「故人を案じている私たちが、実は故人からも案じられている」ともおっしゃられ、仏となった故人と遺された家族が相互互恵的な関係を育み続けることが法事等の供養の意義と言えるかもしれません。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial1-1024x768.jpg" alt="法事" width="640" height="480" class="aligncenter size-large wp-image-37942" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial1-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial1-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial1-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/07/memorial1.jpg 1477w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<h2 class="c_header_post-b">法事は続けることに意味がある。重ねることで見える世界がある</h2>
<p><em>　</em>法事を短い回忌で終えたり、法事をしなかったりする人が増えていると言われる現代ですが、故人とともに人生を歩むことで得られる気づきは、急速に変化する時代において貴重なものだと思います。</p>
<p><em>　</em>法事は続けることに意義がある。<br />
<em>　</em>法事を重ねることで見える世界がある。</p>
<p><em>　</em>私はこのように思います。タイパ、コスパ等、刹那的かつ矮小化された視点で供養の是非が判断される現代において、法事の意義や役割は今こそ再評価されるべきだと考えます。</p>
<p><em>　</em>みなさんにとって、法事はどのような時間でしょうか？<br />
<em>　</em>故人を偲ぶ時間の意味をご自身なりに受け止めることは、人生に豊かさを添えるきっかけになるかもしれません。</p>
<p><em>　</em>ただ、家族のカタチも多様化する中で、法事をしたくてもできないという方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、ぜひ信頼できるお寺に相談してみてください。良心的なお寺であれば、その時々の家族の状況に合わせた最適なカタチを提案してくれると思います。</p>
<p><em>　</em>息子の十三回忌はその前後のプロセスを通じて、色々な気づきをもたらしてくれました。私たち家族なりのかたちで、これからも法事を重ねていきたいと思います。感謝。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
		<gnf:modified>Sun, 13 Jul 2025 23:41:40 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>お寺のペット供養とは？ 安心できるペットの葬儀・お墓を解説【教えて！お坊さん】</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/oshiete_pet/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[玉川 将人]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 22 Apr 2025 09:26:18 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://mytera.jp/?post_type=paper&#038;p=37470</guid>

					<description><![CDATA[　大切な家族の一員であるペットが旅立ったとき、あなたはどう送り出してあげますか？ 　手厚く供養してあげたい気持ちはあっても、「何をどうすればいいのか」「安心できる業者や霊園が分からない」と、悩まれる人も少なくありません。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><em>　</em>大切な家族の一員であるペットが旅立ったとき、あなたはどう送り出してあげますか？<br />
<em>　</em>手厚く供養してあげたい気持ちはあっても、「何をどうすればいいのか」「安心できる業者や霊園が分からない」と、悩まれる人も少なくありません。</p>
<p><em>　</em>そんな中で近年、お寺でのペット供養が注目されています。仏さまに見守られながら、住職が読経をし、心を込めて供養をしてくれる——まさに家族の一員として、しっかりと送り出すことができるのです。</p>
<p><em>　</em>まいてら編集部は、ペット供養を行っている４寺院に話をうかがいながら、お寺ならではのペット供養について詳しくご紹介いたします。<br />
<em>　</em>この記事を読むことで、ペットを安らかに送り出し、心おだやかな供養ができます。大切なペットの旅立ちをあたたかく見守るためにも、ぜひ最後まで読み進めてみてください。</p>
<h2 class="c_header_post-b">ペット供養が増える背景 &#8211; 核家族・単身・室内飼育による“ペットの家族化”</h2>
<p><em>　</em>最近は、家族同様にペットと暮らす人が増えています。とある調査では、ペットを飼った経験のある人の約7割が「ペットは家族と同等である」と考えているそうです。<br />
<em>　</em>そのため、亡くなったペットに対しても、葬儀や法要を通じて手厚く弔う風潮が広がっています。この変化には、どのような社会的背景があるのでしょうか。</p>
<p><em>　</em><a href="https://mytera.jp/tera/kannouji7/monk/"><ruby>感応寺<rt>かんのうじ</rt></ruby>（東京都・浄土宗）の<ruby>成田淳教<rt>なりたじゆんきよう</rt></ruby>住職</a>は、ペットの&#8221;室内化”が進んだ結果、ともに過ごす時間が増え、それが家族としての結びつきを強め、&#8221;家族化&#8221;につながっていると考えます。</p>
<p>「核家族化や単身化により、多くの人が家族よりもペットと過ごす時間の方を長く感じています。そのためか、ペットとのお別れに際して、『親の時以上に悲しい』と表現する人も少なくありません」</p>
<p><em>　</em>住環境や都市環境の変化に注目するのは<a href="https://mytera.jp/tera/48chokakuji/monk/"><ruby>超覚寺<rt>ちようかくじ</rt></ruby>（広島県・真宗大谷派）の<ruby>和田隆恩<rt>わだりゆうおん</rt></ruby>住職</a>。「昔は家に庭があることが普通で、近くに森や山もありました。しかし現代の都市環境では埋葬のための適切な場所がないため、ペット火葬が普及していったのでしょう」と述べます。</p>
<p><em>　</em>また和田住職は、親戚の葬儀や法事に参加する機会が減っていることから、ペット供養が新たな情操教育の場としての役割を果たしているとも考えます。</p>
<p>「ペットの最期を看取ることは、命そのものに触れる経験です。特に子どもにとって、心を育む貴重な機会となるのではないでしょうか」</p>
<figure id="attachment_37489" aria-describedby="caption-attachment-37489" style="width: 671px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481362581_645234031393443_2295990589777391334_n.jpg" alt="掲示板" width="671" height="891" class="size-full wp-image-37489" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481362581_645234031393443_2295990589777391334_n.jpg 671w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481362581_645234031393443_2295990589777391334_n-226x300.jpg 226w" sizes="auto, (max-width: 671px) 100vw, 671px" /><figcaption id="caption-attachment-37489" class="wp-caption-text">超覚寺では毎日掲示板を張り替える。この日は&#8221;ムツゴロウさん&#8221;こと、畑正憲さんのことばを掲載。</figcaption></figure>
<h2 class="c_header_post-b">ペットの家族葬とは？ &#8211; 人間の葬儀との違いと共通点</h2>
<p><em>　</em>ペットも家族の一員として大切にされるこの時代に、本格的な&#8221;ペットの家族葬”を提供するお寺があります。感応寺の『せたがやペット斎場』です。</p>
<p><em>　</em>３基の火葬炉と美しい祭壇の飾られた式場は、まるで人間の葬儀会館そのものです。館内の足元や壁面には大理石が施され、明るく清潔感のある空間が広がり、最期の時間を心静かに過ごせるよう配慮されています。</p>
<p>「すべての命が等しく救われるようなお寺にしたい」と成田住職。葬儀では浄土宗の伝統的な儀式が執り行われ、その後の火葬や埋葬も、職員のサポートを受けながら手厚く行われます。</p>
<figure id="attachment_37493" aria-describedby="caption-attachment-37493" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-1024x683.jpg" alt="せたがやペット斎場" width="640" height="427" class="size-large wp-image-37493" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/c9a3a0bdfb5e78d6bc25621048af2a06.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37493" class="wp-caption-text">せたがやペット斎場は毎日稼働し、「いまでは月200件の火葬、40件の葬儀をお勤めしている」と成田住職。画像はペット葬儀用の祭壇。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>本格的な火葬炉や葬儀会館を備えたお寺は珍しいですが、火葬後の焼骨をお祀りして、葬儀を執り行うお寺は少なくありません。<ruby>専求院<rt>せんぐいん</rt></ruby>（青森県・浄土宗）もそのひとつです。</p>
<p>「もともと青森県は&#8221;後火葬”の地域です。&#8221;通夜→火葬→葬儀”という流れが一般的で、これはペットの場合も同じです」と<a href="https://mytera.jp/tera/senguin64/monk/">専求院の<ruby>村井麻矢<rt>むらいまや</rt></ruby>さん</a>。</p>
<p><em>　</em>お寺の本堂は極楽浄土を再現した空間です。仏さまの前にお骨を安置し、荘厳な雰囲気の中で響くお経の声は、亡くなったペットへのやさしい祈りとなり、家族の心をより深く慰めてくれます。</p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">供養後も続くペットロスを癒す、お寺という安心の空間</h2>
<p><em>　</em>大切な家族を亡くした悲しみはお葬式のあとも続きますが、継続的なお参りがグリーフケアにつながるのは、人もペットも同じです。</p>
<p>「小江戸」として知られる埼玉県川越市。入間川沿いに広がる県内屈指の自然公園「川越水上公園」は平日から多くのペット愛好家でにぎわい、すぐそばにある<ruby>最明寺<rt>さいみようじ</rt></ruby>（天台宗）も、散歩ルートの一部として親しまれています。<br />
<figure id="attachment_37577" aria-describedby="caption-attachment-37577" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-1024x768.jpg" alt="" width="640" height="480" class="size-large wp-image-37577" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/490979885_1007057237667033_3429417225526744875_n.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37577" class="wp-caption-text">自然豊かな川越水上公園のすぐそばに最明寺がある。</figcaption></figure></p>
<p><em>　</em>境内に建つのは、ヨーロッパのお城をモデルにした、ひと際目立つペット専用の『アニマルヒル合同墓』です。</p>
<figure id="attachment_37516" aria-describedby="caption-attachment-37516" style="width: 399px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/486740599_672301281925403_3681075615700465510_n.jpg" alt="アニマルヒル合同墓" width="399" height="565" class="size-full wp-image-37516" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/486740599_672301281925403_3681075615700465510_n.jpg 399w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/486740599_672301281925403_3681075615700465510_n-212x300.jpg 212w" sizes="auto, (max-width: 399px) 100vw, 399px" /><figcaption id="caption-attachment-37516" class="wp-caption-text">最明寺の『アニマルヒル合同墓』。暗号番号式のオートロック扉で守られている。</figcaption></figure>
<p><em>　</em><a href="https://mytera.jp/tera/saimyouji57/monk/">最明寺の<ruby>千田明寛<rt>せんだみようかん</rt></ruby>副住職</a>は、「今から約30年前、ペット供養そのものがまだ珍しかった時代に、動物好きの住職が、構想からデザインまで自ら手がけました」と、その誕生秘話を語ります。</p>
<p>「仏教の慈悲は、生きとし生けるものすべてに向けられるもの。住職と同じく私も動物が大好きなので、このお墓には特別な思い入れがあります」</p>
<p><em>　</em><ruby>花手水<rt>はなちようず</rt></ruby>で知られる最明寺はインスタグラムの&#8221;映えスポット”としても人気。「お墓参りとあわせて、公園での時間やお寺での様子を投稿される方もしばしばです」と千田副住職。お墓参りが日常の一部として取り入れられることで、ペットロスもゆっくりと癒されていくようです。</p>
<figure id="attachment_37517" aria-describedby="caption-attachment-37517" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n-768x1024.jpg" alt="合同墓" width="640" height="853" class="size-large wp-image-37517" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n-768x1024.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n-225x300.jpg 225w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n-1152x1536.jpg 1152w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/483537177_1036759575179219_751624988444534950_n.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37517" class="wp-caption-text">合同墓内部。扉を開けて、中に遺骨を納める。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>専求院の村井さんは、車で行くには遠い距離を、あえて徒歩でお参りする女性のエピソードを語ってくれました。</p>
<p>「代々の猫ちゃんをこちらで供養されている方です。『私が元気でいなければ、この子たちをお参りする人がいなくなってしまう』と、健康のために、あえて歩いてお参りされているんです」</p>
<p><em>　</em>ペットは家族の一員です。亡くなった家族への想いが心の支えとなり、日常を彩り、生きる活力となってくれていることを物語ります。</p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">ペットのお墓は多様化 &#8211; 納骨堂・共同墓・個別墓、そして「一緒に眠れる墓」という選択肢</h2>
<p><em>　</em>かつては「山や海に埋める」「川に流す」のも珍しくなかったペットの埋葬。しかし現在では、お墓への埋葬が一般的となり、永代供養墓や納骨堂、さらには樹木葬と、そのかたちもさまざまです。</p>
<p><em>　</em>お墓のタイプ別に、それぞれの特徴や魅力をお坊さんたちにうかがいました。</p>
<p><u><strong>【ペット永代供養墓（専求院）】</strong></u><br />
<em>　</em>永代供養墓とは、ひとつの場所に他のペットの遺骨をともに埋葬するタイプ。「合葬墓」や「集合墓」などとも呼ばれ、比較的費用を抑えられるスタイルです。</p>
<p><em>　</em>専求院のペット永代供養墓は『ヤマボウシ』と名づけられています。「&#8221;友情”という花言葉の通り、たくさんのペットたちが共に眠り、いつ来ても絆を感じられる空間にこだわりました」と村井さん。</p>
<p><em>　</em>利用者の方がそっと置いていった動物たちの置物も少しずつ増え、訪れるたびに温かいつながりを感じられます。<br />
<figure id="attachment_37476" aria-describedby="caption-attachment-37476" style="width: 750px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/pet01-750x500-1.jpg" alt="ヤマボウシ" width="750" height="500" class="size-full wp-image-37476" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/pet01-750x500-1.jpg 750w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/pet01-750x500-1-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/pet01-750x500-1-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 750px) 100vw, 750px" /><figcaption id="caption-attachment-37476" class="wp-caption-text">専求院のペット永代供養墓『ヤマボウシ』。読経料として1万円。<br /></figcaption></figure></p>
<p><u><strong>【ペット個別墓（最明寺）】</strong></u><br />
<em>　</em>最明寺の『アニマルヒル合葬墓』の手前には、『アニマルヒル個別墓』が並びます。<br />
<em>　</em>個別墓とは一家ごとにひとつのお墓を持つ形式。「わが家だけのお墓を持ちたい」「歴代のペットたちを同じ場所に納骨したい」と考える方におすすめです。</p>
<p><em>　</em>黒やマホガニーなど、色とりどりの墓石には、ペットの名前や特別なメッセージ、生前の愛らしい姿が彫刻されており、これらを見るだけで、家族の深い愛情が感じられます。</p>
<figure id="attachment_37519" aria-describedby="caption-attachment-37519" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n-768x1024.jpg" alt="アニマルヒル合同墓" width="640" height="853" class="size-large wp-image-37519" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n-768x1024.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n-225x300.jpg 225w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n-1152x1536.jpg 1152w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487302547_1079830534166229_6112235080450200401_n.jpg 1536w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37519" class="wp-caption-text">最明寺の『アニマルヒル合葬墓』。永代供養料50万円/1区画。墓石代は別途。</figcaption></figure>
<p><u><strong>【ペットと一緒に眠れるお墓（感応寺・専求院）】</strong></u><br />
<em>　</em>かつては「人とペットは同じお墓に入るべきではない」と考えられていました。<br />
<em>　</em>しかし近年、&#8221;ペットとともに眠るお墓”を求める声が高まり、そのニーズに応える霊園やお寺も、少しずつ見られるようになってきました。</p>
<p>「感応寺にあるお墓は、すべてペットと一緒に入ることができます」と語る成田住職。</p>
<p><em>　</em>ペットと共に埋葬できる一般墓区画『プラスペット墓』は、都心という立地のため高額な永代使用料が設定されていましたが、それにも関わらず、10年で150区画がほぼ完売し、残りは4区画とのこと（2025年4月現在）。</p>
<p>「希望者には私の実家のお寺でも新たに始めたプラスペット墓や、ペットと一緒に入れる永代供養墓を案内しています」という成田住職のことばから、ペットと一緒に眠りたいというニーズの高さがうかがいしれます。</p>
<figure id="attachment_37521" aria-describedby="caption-attachment-37521" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-1024x768.jpg" alt="プラスペット墓" width="640" height="480" class="size-large wp-image-37521" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/487921232_1640532616598565_1544617028983770552_n.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37521" class="wp-caption-text">感応寺のプラスペット墓。家族のお墓の奥に、ペットの姿をかたどった黒御影石の墓石が設置されている。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>また、専求院の個室墓「ナナカマド」も、人とペットを同じ場所に埋葬できるコンパクトなお墓です。カロート（お骨を納める空間）には最大4柱までの骨壺を納められ、墓石には好きなことばやデザインを彫刻できます。<br />
<figure id="attachment_37478" aria-describedby="caption-attachment-37478" style="width: 750px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/nanakamado.jpg" alt="ナナカマド" width="750" height="500" class="size-full wp-image-37478" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/nanakamado.jpg 750w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/nanakamado-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/nanakamado-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 750px) 100vw, 750px" /><figcaption id="caption-attachment-37478" class="wp-caption-text">専求院の個室墓「ナナカマド」。墓地使用料65万円/1区画。永代供養料15万円/人。</figcaption></figure><br />
<figure id="attachment_37479" aria-describedby="caption-attachment-37479" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-1024x680.jpg" alt="ペット墓" width="640" height="425" class="size-large wp-image-37479" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-1024x680.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-300x199.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-768x510.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n-1536x1020.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/481854042_3065596386920981_8479859737300785313_n.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37479" class="wp-caption-text">かわいらしいお地蔵様の両脇に並ぶプレートの中に、遺骨を納める。</figcaption></figure></p>
<p><u><strong>【ペットの納骨堂（感応寺）】</strong></u><br />
<em>　</em>近年人気を集めている室内納骨堂。天候に左右されずにお参りができ、建物の中で守られる安心感は、人もペットも同じです。</p>
<p><em>　</em>感応寺会館の2階には、ペット専用の納骨壇が並びます。「わが家だけのお墓を希望する人が、意外と多いようです」と成田住職。<br />
<em>　</em>売れ行きも好調で、それぞれの区画には、あふれんばかりの写真や遺骨、お供え物や思い出の品々。その一つひとつから、それぞれの家族の深い愛情が伝わってくるようです。</p>
<p><em>　</em>また、正面の扉は透かしガラスや障子紙で覆われており、中が見えないよう配慮されているのも、利用者にとって安心できるポイントです。</p>
<figure id="attachment_37495" aria-describedby="caption-attachment-37495" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-1024x768.jpeg" alt="ペット納骨堂" width="640" height="480" class="size-large wp-image-37495" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-1024x768.jpeg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-300x225.jpeg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-768x576.jpeg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13-1536x1152.jpeg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/e51c37a40d3768afc998bcf6e5b4fa13.jpeg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37495" class="wp-caption-text">感応寺の「ペット納骨堂」。使用料は初年度が11,000円~55,000円。別途保証金10,000円。更新費が11,000円/年。</figcaption></figure>
<p><u><strong>【土葬するペット樹木葬（超覚寺）】</strong></u><br />
<em>　</em>超覚寺のペット墓は、土葬する樹木葬。境内の菩提樹のそばには、たくさんのペットたちが静かに眠っています。</p>
<p><em>　</em>超覚寺では、江戸時代から動物の埋葬が行われていたそうですが、原爆によって灰燼に帰し、その存在は忘れられていました。その後約７０年を経て、当時の方法をそのままに、土葬の樹木葬を現代に蘇らせました。</p>
<p><em>　</em>埋葬当日は自ら穴を掘って家族を待ち受けるという和田住職は、土葬ならではの魅力を次のように語ります。</p>
<p>「火葬せずに自然に還したいと願う方も少なからずおられます。大切なウサギを火葬できずにうちに持ってこられた方は、土へと還っていく姿を見て、深く安堵されていました」</p>
<p><em>　</em>埋葬されたペットは、やがて菩提樹の一部となっていきます。お参りのたびに、家族は菩提樹を見上げ、ペットとのなつかしい日々を思い出すことでしょう。<br />
<figure id="attachment_37483" aria-describedby="caption-attachment-37483" style="width: 700px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482196622_3933614603548243_2724465356023211401_n.jpg" alt="ペット樹木葬" width="700" height="527" class="size-full wp-image-37483" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482196622_3933614603548243_2724465356023211401_n.jpg 700w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482196622_3933614603548243_2724465356023211401_n-300x226.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 700px) 100vw, 700px" /><figcaption id="caption-attachment-37483" class="wp-caption-text">超覚寺の「土葬する樹木葬」。和田さん曰く「お布施はいただかない。どうしてもという方はお気持ちほどお包み下さい」とのこと。</figcaption></figure></p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">お寺だから安心できる理由 &#8211; 一気通貫の供養、永代性、時代を超えた見守り</h2>
<p><em>　</em>ここまで、お寺で行われるさまざまなペット供養をご紹介してきました。</p>
<p><em>　</em>自治体の動物供養や民間のペット霊園にはない、お寺ならではの魅力は、「信頼できるお坊さんが、継続して管理・供養してくれる安心感」ではないでしょうか。</p>
<p><em>　</em>専求院の村井さんは、「雪が積もらない限り、毎日永代供養墓の前でお経を唱えています」と話します。顔が見える関係の中で、つながりを大切にしながら、ペットの安寧を願ってくれるお坊さんの存在は、何よりも心強いものです。<br />
<figure id="attachment_37487" aria-describedby="caption-attachment-37487" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-1024x683.jpg" alt="ペット火葬車" width="640" height="427" class="size-large wp-image-37487" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/482174950_1365945971254523_3843938862269428936_n.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37487" class="wp-caption-text">専求院では、火葬車を用いたペット火葬にも対応。お寺という空間の中で、火葬から読経、埋葬までを一貫して行えることが、大きな安心につながっている。</figcaption></figure></p>
<p><em>　</em>さまざまな人が集うお寺は、やがて同じ想いを持つ者同士の絆を生みだします。</p>
<p><em>　</em>感応寺では、年に2回の合同法要に約500人もの人々が参列し、亡きペットを偲びます。<br />
（※感応寺の動物供養大祭の記事は<strong><a href="https://mytera.jp/paper/pet_ceremony_201904/" rel="noopener" target="_blank">こちら</a></strong>）</p>
<p>「ペットロスに寄り添いたいと、散歩仲間の方がペット同伴でお参りされたこともあります。かわいらしいポチ袋に御香典を包み、そこにペットの名前を書いて手渡す姿は、とてもほほえましい光景でしたね」と成田住職は語ります。</p>
<figure id="attachment_37497" aria-describedby="caption-attachment-37497" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-1024x683.jpg" alt="ペット供養祭" width="640" height="427" class="size-large wp-image-37497" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5-600x400.jpg 600w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2025/04/6a8b8be825bb0ac1cc8a7cda02b1a7e5.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-37497" class="wp-caption-text">感応寺で営まれるペット供養祭の様子。</figcaption></figure>
<p><em>　</em>お寺は、仏さまに見守られながら、何世代にもわたって続いていく場所です。</p>
<p><em>　</em>超覚寺の和田住職が江戸時代の動物供養を現代に復活させ、最明寺の千田副住職が父の想いを受け継いでペット墓を管理するのも、お寺が「時を超えてつながる場所」だからこそ。</p>
<p><em>　</em>ずっとそばにいてくれるお坊さんという存在、時代を超えて仏さまに守られ続けるお寺という空間が、家族にとって何よりの安心となるのです。</p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">ペット供養がもたらす幸福感 &#8211; 喪失から感謝に変わる過程</h2>
<p><em>　</em>いかがでしたでしょうか。</p>
<p><em>　</em>このようにお寺でのペット供養は、ただの火葬、ただの遺骨の保管にとどまらず、ペットロスを癒し、ペットとの深い絆やともに過ごした時間への感謝を再確認し、よりよく生きていくきっかけとなってくれるものです。</p>
<p><em>　</em>わたしたちを幸せにするペット供養——それが、お寺ならではの良さではないでしょうか。</p>
<p><em>　</em>大切なペットを手厚く供養したいと考えている方は、まずはペット供養をしてくれるお寺に相談することをオススメします。</p>
<p><em>　</em>もしも身近にそうしたお寺が見つからない場合は、インターネットで検索してみましょう。</p>
<p>『まいてら』にも、ペットを大事に供養してくれるお寺がたくさん掲載されています。</p>
<p><em>　</em>この記事が、あなたとペットの絆を深め、穏やかな日々の一助となれば幸いです。</p>
<p><strong>※ペット供養を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/?area=&#038;mokuteki=pet&#038;group=&#038;s=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<p><strong>【本記事に登場したお坊さん】</strong><br />
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2016/08/0007_02_prof.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">成田淳教(なりたじゅんきょう)</p><p class="c_profile__txt-a">感応寺住職。昭和50年世田谷大吉寺生まれ、平成7年佛教大学別科修了、平成12年大正大学卒業、平成13年感応寺住職晋山、浄土宗東京教区青年会会長、関東ブロック浄土宗青年会理事長、全国浄土宗青年会理事長を歴任、動物供養協議会理事、浄土宗東京教区開宗８５０年推進委員</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/kannouji7/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>感応寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div></p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2019/01/5f22927c675f7b6fb2bef0f017be31e5.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">和田隆恩(わだりゅうおん)</p><p class="c_profile__txt-a">超覚寺住職。1967年京都府生まれ。山形大学理学部卒業。証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。遺族の分かち合いや傾聴相談など地道なグリーフケア活動を続ける。認定臨床宗教師。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/48chokakuji/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>超覚寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/08/DSC0974.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">村井麻矢(むらいまや)</p><p class="c_profile__txt-a">専求院寺庭婦人。終活カウンセラー、エンディングノート書き方講師として、ラジオ、新聞、講演などを通じて幅広い年代に終活の大切さを伝えている。2年間の新聞連載をまとめた著書『終活はじめませんか』（東奥日報社）がある。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/senguin64/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>専求院ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/07/0057_senda.jpeg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">千田明寛(せんだみょうかん)</p><p class="c_profile__txt-a">最明寺副住職。昭和63年3月17日生まれ 法政大学法学部国際政治学科卒業後、比叡山延暦寺にて加行。26歳の時に天台宗開教使としてインドへ一年間の留学を経験。特技はヒンディー語。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/saimyouji57/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>最明寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/10/tamagawa_2amend.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">玉川将人（執筆）</p><p class="c_profile__txt-a">1981年生まれ。5年間で約500件の葬儀を担当した１級葬祭ディレクター。現在は仏壇墓石の素心（兵庫県）に勤務し、日本初の仏壇店メディア『こころね』も運営。仏教や弔いに特化したフリーライターとしても活動。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/writer_masato_tamagawa/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>玉川将人執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（編集・監修：まいてら代表）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。寺院の経営支援と現場取材を10年以上継続し、全国の住職との協働や対話を通じて、供養や法事の実践知を継続的に体系化してきた。著書に『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a>』（祥伝社新書）</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="ttps://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
]]></content:encoded>
					
		
		
		<gnf:modified>Mon, 08 Dec 2025 08:36:56 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>新刊『これからの供養のかたち』。著者・井出悦郎さんに聞く</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/kuyou/</link>
					<comments>https://mytera.jp/paper/kuyou/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 01 Jun 2023 00:15:44 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://mytera.jp/?post_type=paper&#038;p=34439</guid>

					<description><![CDATA[　この度、まいてら代表の井出悦郎さんによる新刊『これからの供養のかたち』が発売されます。本書には『まいてら』にご縁のある僧侶も多数登場。本書の見どころと、これからの供養について、著者の井出さんにまいてら編集部がうかがいま [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/1310e4c30b6798ebd398676de032798f-1024x768.jpg" alt="これからの供養のかたち" width="640" height="480" class="aligncenter size-large wp-image-34474" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/1310e4c30b6798ebd398676de032798f-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/1310e4c30b6798ebd398676de032798f-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/1310e4c30b6798ebd398676de032798f-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/1310e4c30b6798ebd398676de032798f-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/1310e4c30b6798ebd398676de032798f-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><em>　</em>この度、まいてら代表の井出悦郎さんによる新刊『<strong><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/4396116810/ref=nosim?tag=myterajp-22" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a></strong>』が発売されます。本書には『まいてら』にご縁のある僧侶も多数登場。本書の見どころと、これからの供養について、著者の井出さんにまいてら編集部がうかがいました。</p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（いでえつろう）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。同社代表理事を務める。東京大学文学部卒。<br />著書に<a href="https://amzn.to/3Hnyp79" rel="noopener" target="_blank">『これからの供養のかたち』（祥伝社新書）</a></p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎の記事一覧</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<h2 class="c_header_post-b">供養は一人ひとりの幸せのためにある</h2>
<p><strong>－　本書を読んでまず印象的だったのが、供養について語る文体や言葉選びがとても優しかったことです。</strong></p>
<p>井出(以下略)　ありがとうございます。供養は、その営みを通じて心がやさしく、あたたかくなるはずのものです。したがって、供養について書いた本書も、読んだ方がじんわりとあたたかい気持ちを感じられるよう、言葉を選んで書き進めました。<br />
<em>　</em>本書は「供養は一人ひとりの幸せのためにある」というテーマですので、幸せという観点からも、やさしく、あたたかい言葉を意識しました。</p>
<p><strong>－　葬儀の手引きや終活の解説本はたくさんありますが、ほとんどはノウハウしか書かれていない印象を受けます。それに対して『これからの供養のかたち』は、群を抜いて深いところが語られていると感じました。</strong></p>
<p><em>　</em>ノウハウはもちろん大切ですが、根底の意味や価値が伝わらず、理解されないものは長続きしません。時代が目まぐるしく変化する中、供養も過渡期を迎えています。したがって、第1章では「どうして供養が大切なのか」という供養の価値や意味が、読み手に分かりやすく伝わるよう、できる限り平易につづりました。<br />
<em>　</em>本書を通じて供養の価値や意味について理解を深められた方が、様々な供養のノウハウに触れることで、ご自身の価値観やライフスタイルに合った供養を考えていただける全体構成になっています。</p>
<h2 class="c_header_post-b">息子の死がなければこの本は書けなかった</h2>
<p><strong>－　「はじめに」を読み返すたびに、胸が締めつけられ、言葉にできない感情がこみあげます。この本の深みは、息子さんなしにはあり得なかったのでしょうか。</strong></p>
<p><em>　</em>そう思います。自分の中に当事者性がないと、ただの評論家の本で終わってしまいます。息子の死が私に与えた影響は、ものすごく大きいものがありましたし、いまも影響を与え続けています。多分それは一生続いていくでしょう。望んだわけではまったくないですが、息子との死別が図らずも本書とのご縁を結んでくれました。</p>
<p><strong>－　息子さんからいまも大きな影響を受け続けているとのことですが、具体的にどのような変化が井出さんの中に起こったのですか？</strong></p>
<p>「幸せ」というものを多面的に捉えられるようになりました。そして見方も深くなったと感じます。一般的に分かりやすい幸せとして、例えばおいしいものを食べるとか、お金をいっぱいもらえるとか、「何かを<ruby>掴<rt>つか</rt></ruby>んでいく」というイメージがあると思います。</p>
<p><strong>－　はい、そうですね。</strong></p>
<p><em>　</em>息子のことがあってから、幸せは「掴む」ものというよりも、目の前にある幸せを「感じられる」ことそのものが幸せだと思えるように、気持ちが変化したんですよね。今まで当たり前に空気のように感じていたことが、よりはっきりと、これが幸せなんだと思えるようになりました。<ruby>日日是<rt>にちにちこれ</rt></ruby>幸福と言いましょうか、生きているだけで100点満点だと思えるようになったのも息子のおかげだと思います。</p>
<p><strong>－　本書では「日本人は死者の力を借りて生きている」と言及されています。井出さんの場合、息子さんとの別れを、どれくらいの期間で受け入れられ、生きるエネルギーとしていかれたのですか？</strong></p>
<p><em>　</em>私は滅多に涙を流さないのですが、三回忌くらいまでは、ある時にふと襲ってくるものがあって、突然涙が出てくることが度々ありました。当時は出張も多く、新幹線の中で突然涙が流れ、周りのお客さんにいぶかしがられないよう、車窓のほうをずっと向いていたことも何度かあります。鼻をズルズルとすすっていたので、十分に怪しかったと思いますが(笑)<br />
<em>　</em>でも今はそういう感覚が薄れ、ある種のグラデーションのような感じで少しずつ心境も変化してきたのだと思います。</p>
<p><strong>－　この瞬間、というポイントがあるわけではないのですね。</strong></p>
<p><em>　</em>はい。人間は大きなショックを受けた時に、その現実を瞬間的には受け入れられないですよね。心の中にいろいろな感情が渦巻いて、少しずつ少しずつ自分なりに折り合いをつけ、現実を受け入れていく。でもやっぱり受け入れがたいという感情が湧いてきたり…。そういった進み戻りつの営みを繰り返しながら、少しずつ現実を受け入れていくのが悲しみとの向き合い方ではないでしょうか。そうすることで、悲しみ一辺倒だった亡き人との関係も徐々に変化し、悲しみだけではない多面的な関係が育まれていくのだと思います。</p>
<p><strong>－　亡き人と多面的な関係を育むためにも、時間をかけた継続的な供養が必要となるのでしょうか。</strong></p>
<p><em>　</em>そうですね。今風に言えばレジリエンス（精神的な耐性力・回復力）のための絶対的な儀式や魔法はなくて、時間や手間をかけていくしかありません。本書でも語っていますが、レジリエンスと亡き人との関係性は表裏一体だと思います。レジリエンスを養ったり、亡き人と心温まる関係を育んでいくためにも、継続的な供養は大切です。だからこそ、日常生活の中でお仏壇への手合わせやお墓参り、そしてお寺という場所やお坊さんの存在が大切なのではないでしょうか。</p>
<h2 class="c_header_post-b">疑いようのないお寺の力</h2>
<p><strong>－　世間では「寺離れ」ということばを耳にしますが、この本は、お寺に対する絶対的な信頼をベースに論が進められます。お寺の大切さを訴えるどころか、「お寺が大事だなんて、当たり前でしょ」くらいの勢いですね。</strong></p>
<p><em>　</em>そうですね（笑）お寺に対する明確なスタンスを置かないと、供養についての本は書けない気がします。<br />
<em>　</em>お寺の最も大切な役割は、供養の価値や意味を伝えることです。たとえばお仏壇やお墓を購入しても入魂式を行わないと、手を合わせても何か物足りないですよね。目に見えない存在の意味や価値を伝え、受け手の感受性を育むのは、宗教者の本来的な役割ではないでしょうか。</p>
<p><strong>－　はい、そう思います。</strong></p>
<p><em>　</em>この本の著者は私になっていますが、実際には、問いこそ私が立てているものの、問いへの回答を持つのは、本書に快くご協力いただいたお坊さんの方々です。そして、適切な問いを持つことができたのは、本書に登場されたお坊さんだけでなく、今までお会いしてきた多くのお坊さんとの供養に関する対話が根っこにあります。<br />
<em>　</em>どんなに私の中で明確に言語化できたとしても、供養について最後に確信を持ってお伝えできるのは、やっぱりお坊さんなんですよね。その意味で、本書は多くのお坊さんとの共作だと思っていますし、ご縁に心から感謝しています。</p>
<p><strong>－　ここ最近の供養の現場は、お葬式は葬儀社、仏壇は仏壇店、お墓は墓石店という感じで、必要が生じた時にお寺ではなく業者にアクセスする、という流れがメインになっていますよね。</strong></p>
<p><em>　</em>そうですね。本当は、お寺が檀家さんと業者さんのコミュニケーションを円滑にするために、アドバイザーやコンシェルジュ的な役割を果たせることが理想ですね。そうすることで、葬儀も仏壇もお墓も、一連の供養をトータルにケアできるため、檀家さんも安心です。</p>
<p><strong>－　きっとその方が檀家さんも楽ですよね。</strong></p>
<p><em>　</em>しかも、お坊さんが関わることで、檀家さんの経済的負担を和らげられると思います。お坊さんのアドバイスによって、無駄なものを買わなくて済むでしょうし、業者さんとの交渉のお手伝いもしてくれたらなおのことよしです。そもそも良いお寺であるほど、お金儲けのロジックで動いていないですからね。</p>
<h2 class="c_header_post-b">よきお寺とのご縁のつなぎ方</h2>
<p><strong>－　ここまで井出さんとお話してきて、よきお寺との出会いが、よき供養を支え、それが私たちの暮らしを幸せにしてくれるのだということが分かりました。井出さんご自身は、この本をどんな人に読んでもらいたいですか？</strong>　</p>
<p><em>　</em>お寺とのご縁がないけれども、供養というものが大切なのだろうと感じている方々はもちろんですが、すでにお寺の檀家になっている方々にも読んでほしいという想いがあります。</p>
<p><strong>－　檀家さん？それはどうしてですか？</strong></p>
<p><em>　</em>お寺の檀家さんであれば、日常的に法事や供養の関わりがあると思うのですが、きっと多くの檀家さんはそれが当たり前になりすぎていて、供養にどのような価値や意味があるかを理解できていない方が多いと思うんです。<br />
<em>　</em>特に家族の中で、お寺との関係が次世代にスムーズに継承されにくい世の中になっているので、檀家さんが供養の価値や意味に納得していないと、檀家さんとお寺との関係は続かないと思います。<br />
<em>　</em>なので、この本を通じて、一人でも多くの檀家さんが供養の意味や価値を再認識していただくきっかけになればという想いがあります。檀家さんとお寺との関係は、日本の供養文化を支える最重要な基盤ですしね。</p>
<p><strong>－　井出さんは著書の中で、檀家さんという存在を「日本人の美しい良心の一つの表れ」という美しいことばで表現されています。</strong></p>
<p><em>　</em>本当にそう思うんですよね。今まで全国の色々なお寺の檀家さんと交流させていただく機会がありましたが、本当に優しいと感じます。檀家さんご本人の持って生まれたものもあると思いますが、優しさの出現率の高さに鑑みると、長年のお寺との関係によって育まれる人柄というものが間違いなくあると感じます。</p>
<p><strong>－　今はまだお寺との付き合いこそないけれど、よきお寺と出会いたいと考えている方は、まず何から始めたらよいでしょうか？</strong></p>
<p><em>　</em>そうですね、インターネットの時代ですから、まずはWEBサイトやSNSの発信などを通じて、気に入ったお寺をフォローしてみるのはいかがでしょうか。</p>
<p><strong>－　ネットでの情報収集が苦手な方はいかがですか？</strong></p>
<p><em>　</em>お盆やお彼岸、何かの法要やイベントなど、お寺の境内が華やぐ時期があります。そんな時にお寺をお参りしてみて、気に入った空間や風景が見つかったり、お参りされている方々の雰囲気が気に入ったお寺に少しずつお参りしてみることをおススメします。お寺との距離を少しずつ近づけるのが良いと思います。</p>
<p><em>　</em>そして、特に住職には直接会って話したほう良いですね。住職も人間なので相性がありますし、全ての人にピッタリの住職やお坊さんはいないと思いますから。</p>
<p><strong>－　『まいてら』も、素敵なお坊さんを紹介していますよね。</strong></p>
<p>『まいてら』は安心してご紹介できるお坊さんたちとともにコンテンツを作り上げています。もちろん『まいてら』の登録寺院と素敵なご縁を結んでいただいたらとても嬉しいですが、みなさんの身近にもよきお寺はたくさんあると思います。地域の気になるお寺があればぜひお参りいただき、ご縁を育んでいただきたいですね。</p>
<h2 class="c_header_post-b">（参考）『これからの供養のかたち』の紹介記事</h2>
<p>・<strong>AERA dot</strong>　<a href="https://dot.asahi.com/articles/-/201478?page=1" rel="noopener" target="_blank">コンサルから独立し寺院の経営支援に　異色の経歴を持つ著者がつづる『これからの供養のかたち』</a></p>
<p>・<strong>日刊ゲンダイ</strong>　<a href="https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/326563" rel="noopener" target="_blank">著者インタビュー「これからの供養のかたち」井出悦郎氏</a></p>
<p>・<strong>臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師</strong>　<a href="https://www.youtube.com/watch?v=D2bktIvQo3E" rel="noopener" target="_blank">【毎日の管長日記と呼吸瞑想】第877回「供養のかたち」</a></p>
<p>・<strong>應典院 秋田光彦住職</strong>　<a href="https://www.outenin.com/article/article-17933/" rel="noopener" target="_blank">【住職ブログ】井出悦郎さんの新著「これからの供養のかたち」を読んで</a></p>
<p>・<strong>妙華寺 中川和則住職</strong>　<a href="https://myoke-ji.com/%E7%B4%B9%E4%BB%8B/%E3%80%8C%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E4%BE%9B%E9%A4%8A%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%80%8D/" rel="noopener" target="_blank">お寺からのお知らせ「これからの供養のかたち」</a></p>
<p>・<strong>光澤寺 宗元英敏住職</strong>　<a href="http://blog.livedoor.jp/sakurasakukoutakuji/archives/57625690.html" rel="noopener" target="_blank">【光澤寺日記】二冊の本から・・・東洋経済「宗教消滅危機」と「これからの供養のかたち」</a></p>
<p>・<strong>善光寺 伊藤誠英副住職</strong>　<a href="https://zenkoji-nagoya.com/2024/03/22/%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e2%91%a0%e3%80%8c%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e4%be%9b%e9%a4%8a%e3%81%ae%e3%81%8b%e3%81%9f%e3%81%a1%e3%80%8d-%ef%bc%88%e7%a5%a5%e4%bc%9d%e7%a4%be/" rel="noopener" target="_blank">書籍紹介①「これからの供養のかたち」 （祥伝社新書）著者：井出悦郎</a></p>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2023/05/35ab13e5f90fdd5ce1689bab15f80a38-scaled.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__title-a">これからの供養のかたち</div><div class="c_tera__txt-b">供養は一人ひとりの幸せのためにある</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/4396116810/ref=nosim?tag=myterajp-22" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">amazonを見る</a></p></div></div>
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		<gnf:modified>Wed, 25 Sep 2024 02:10:26 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>「地獄VR」という現代の伝道手法。バーチャルとリアルが融合した体験価値（妙法寺・横浜市）</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/myouhouji1_jigoku_vr/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 15 Jun 2022 04:38:16 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[（文：井出悦郎） 「そんなことしたら、地獄に落ちるぞ！」 　小さい時に祖母から言われた記憶がおぼろげにありますが、最近はこの言葉を聞くことはまったくなくなりました。 　現代の日常生活で存在感を失いつつある地獄ですが、地獄 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: right;">（文：<a href="https://mytera.jp/column/etsuro_ide/">井出悦郎</a>）</p>
<p>「そんなことしたら、地獄に落ちるぞ！」</p>
<p><em>　</em>小さい時に祖母から言われた記憶がおぼろげにありますが、最近はこの言葉を聞くことはまったくなくなりました。</p>
<p><em>　</em>現代の日常生活で存在感を失いつつある地獄ですが、地獄を体感できる画期的な試みを、<a href="https://mytera.jp/tera/myouhouji1/monk/"><ruby>妙法寺<rt>みようほうじ</rt></ruby>（横浜市・日蓮宗）</a>が始めました。しかも、VRという最新テクノロジーを駆使する形で。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-31584" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/VR-1024x723.jpg" alt="地獄VR" width="640" height="452" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/VR-1024x723.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/VR-300x212.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/VR-768x543.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/VR-1536x1085.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/VR.jpg 2000w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<h2 class="c_header_post-b">現代に合った仏教伝道の手法を開発したい！</h2>
<p>「仏教の歴史は伝道の歴史です。それぞれの地域の社会情勢に合わせて、伝え方を柔軟に変えてきました」と熱く語る<ruby>久住謙昭<rt>くすみけんしよう</rt></ruby>住職。<br />
<em>　</em>地獄VRを作るきっかけになったのは、<ruby>絵解<rt>えと</rt></ruby>きという伝統芸能との出会いだったそうです。仏の教えの世界を表した絵画を前に、巧みな語りで人を惹きつける絵解き師の姿を見て、現代においても今を生きる人に適した仏教伝道の手法を開発できるのではないか。そんな思いが地獄VRの制作を後押ししました。</p>
<p><strong>参考記事：<a href="https://mytera.jp/paper/nikki-etoki/" target="_blank" rel="noopener">仏の教えを目の前に現す。語りの宗教芸能「絵解き」の世界</a></strong></p>
<p><em>　</em>そして、2022年4月から一般向けに開始された妙法寺の「地獄VR」体験会。実施にこぎつけるまでは様々な苦労がありました。</p>
<p>「VRというキャッチな言葉に引っ張られ、浮かれた内容にしたくなかったんです。<span style="font-weight: 400;">最終的にきちんと仏教の教えに落とし込めるよう</span>何度も挫折しながら完成に至りました」</p>
<p><em>　</em>そう語るのは、地獄VRの制作プロデューサーを担われた妙法寺の安田ひとみさん。<br />
<em>　</em>実際に脚本制作に入るまで長い時間がかかったとのこと。有名な地獄絵図の著作権の問題、昔の絵図は怖すぎて見続けられないという点、VR映像の適切な長さ、大勢で一度に見るための技術的な課題等々、<span style="font-weight: 400;">さまざまな</span>ハードルを一つずつクリアし、苦節3年で完成に至りました。</p>
<h2 class="c_header_post-b">地獄VRだけではない。とても練られた地獄体験プログラム</h2>
<p><em>　</em>2022年4月からはじまった<span style="font-weight: 400;">体験会も妙法寺本堂だけではなく、さまざまな場所やイベント会場で行うことも増えてきたそうです</span>。久住住職と安田さんは毎回<span style="font-weight: 400;">体験した人がどんな反応するのか</span>緊張するとのことですが、とてもこなれた運営で、スムーズに進行しました。</p>
<p>「地獄VR」体験のプログラムは以下の流れで進みます。レクチャー、VR、法要という、リアルとバーチャルが組み合わさった内容です。</p>
<ul>
<li><span style="font-weight: 400;">地獄の基礎知識（15</span><span style="font-weight: 400;">分）</span></li>
<li>地獄VR体験<span style="font-weight: 400;">（</span><span style="font-weight: 400;">10分程</span><span style="font-weight: 400;">）</span></li>
<li><span style="font-weight: 400;">住職の法話</span><span style="font-weight: 400;">（</span><span style="font-weight: 400;">15</span><span style="font-weight: 400;">分）</span></li>
<li><ruby>懺法会<rt>せんぽうえ</rt></ruby>法要（<span style="font-weight: 400;">15</span>分）</li>
</ul>
<figure id="attachment_31586" aria-describedby="caption-attachment-31586" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-31586" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/kokujou-1024x768.jpg" alt="黒縄地獄" width="640" height="480" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/kokujou-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/kokujou-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/kokujou-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/kokujou-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/kokujou-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-31586" class="wp-caption-text">久住住職による地獄の解説</figcaption></figure>
<p><em>　</em>最初は久住住職による地獄の基礎知識のお話し。<br />
<em>　</em>地獄の種類が8種類もあるということは初めて知りました。刑務所でもある地獄には刑期があり、その天文学的な年数にも驚きました。<br />
<em>　</em>加えて、地獄の罰も多種多彩で、昔の人はよくこんな罰を考えたなぁと思わされる内容です。地獄の罰を真面目に聞いていると、身体がぞわぞわしてきます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-31583" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/9c3de8c475c1ef51426541cc21f997bb-1024x607.jpg" alt="閻魔様" width="640" height="379" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/9c3de8c475c1ef51426541cc21f997bb-1024x607.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/9c3de8c475c1ef51426541cc21f997bb-300x178.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/9c3de8c475c1ef51426541cc21f997bb-768x455.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/9c3de8c475c1ef51426541cc21f997bb.jpg 1500w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><em>　</em>そして、いよいよ地獄VRの体験です。詳しくは、実際に体験してみてのお楽しみですが、参加者の声をご紹介いたします。</p>
<p>「VR映像の没入感があって楽しめました」<br />
「VRの表現も決して突拍子なものではなく表現方法の試行錯誤の一つなのだと思いました」</p>
<p><em>　</em>10分という時間が短いと感じることや、アニメの効果で怖さが和らいでいることに、少し物足りなさを感じる声も一部にはありました。<br />
<em>　</em>しかし、地獄VR体験が単体で存在しているというよりも、全体のプログラムを通じて地獄を味わうために、地獄VR体験が一つの重要な素材として機能していると考えます。</p>
<p><em>　</em>VR体験の後は、久住住職によるまとめのお話。それまで地獄を考え続けてきた参加者には、「地獄はどこか<span style="font-weight: 400;">遠い場所</span><span style="font-weight: 400;">にあるのではなく、自分の</span><span style="font-weight: 400;">心の</span><span style="font-weight: 400;">中にある</span><span style="font-weight: 400;">地獄に気づく事である</span>」という言葉がとても響いたようです。<br />
<em>　</em>この言葉の真意を味わうには、ぜひ地獄体験にご参加いただくことをおススメいたします。</p>
<h2 class="c_header_post-b">線香の煙とともに罪の意識を軽減する<ruby>懺法会<rt>せんぽうえ</rt></ruby>法要</h2>
<p><em>　</em>この日のプログラムを通じて、個人的には<ruby>懺法会<rt>せんぽうえ</rt></ruby>法要がとても印象に残りました。</p>
<p><em>　</em>これは懺法と書かれた紙線香に自分の罪を書き、読経とともに火に燃やして香炉にくべる法要になります。<br />
<em>　</em>参加者それぞれの罪が書きこまれた線香は、香炉から煙となって立ち上ります。その煙を見ていると、本堂の仏さまの温かさに包まれ、罪が浄化されていくような気持ちになりました。</p>
<figure id="attachment_31585" aria-describedby="caption-attachment-31585" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-large wp-image-31585" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/senpou-1024x768.jpg" alt="懺法の紙線香" width="640" height="480" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/senpou-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/senpou-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/senpou-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/senpou-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/senpou-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-31585" class="wp-caption-text">懺法と印字された紙線香。裏面に自らの罪を書き、線香を丸めて火をつけ、香炉にくべる</figcaption></figure>
<p><em>　</em>罪の浄化という点で、例えばカトリック教会では罪を告白し<ruby>懺悔<rt>ざんげ</rt></ruby>する「<ruby>告解室<rt>こつかいしつ</rt></ruby>」があります。<br />
<em>　</em>しかし、日本社会では自らの罪を悔い、浄化していく機会や場所が、日常生活の中では存在感が薄いように思います。個々人が抱く罪の意識や気になっていることを、読経や祈りを通じて浄化・軽減してあげるのは、お寺本来の役割と言えるでしょう。<br />
<em>　</em>死者に手を合わせるだけでなく、自分自身の人生のために祈り、手を合わせる。<ruby>懺法会<rt>せんぽうえ</rt></ruby>法要は、自らが前向きに生きていくための儀礼の力を示してくれているように思いました。</p>
<p><em>　</em><ruby>懺法会<rt>せんぽうえ</rt></ruby>法要が始まったのは、日曜日の午後4時くらいから。多くの人が翌日から仕事が始まる週初めを前に、自らが抱える重荷を降ろすにはちょうどよい機会だと感じました。</p>
<h2 class="c_header_post-b">VRとお寺というリアルの場・営みが融合した体験価値</h2>
<p><em>　</em>最後に参加者の声をご紹介いたします。</p>
<p>「VRの体験（イベントとしての興味）で申し込みましたが、体験を通じて日々の生活を振り返ることができました」</p>
<p>「VRとリアルが同時に体験できるのはとても素晴らしいと思います」</p>
<p>「VR体験というきっかけでお寺に来て、お香をかぎながら懺法会にも参加できたのがとても良かったです」</p>
<p>「新しい試みにもかかわらず、映像やワークショップも洗練されており、本当に力を注いで制作されたことがよく伝わりました。期待以上のすばらしい時間をいただくことができ、日々の人間関係や心持ちを見直すきっかけになりました」</p>
<p><em>　</em>地獄VRという興味を惹くきっかけでお寺に来たものの、久住住職のお話しや実際の法要というリアルの体験を通じ、参加者は事前の想像以上の価値を感じたようです。<br />
<em>　</em>バーチャルとリアルの融合という点では、古来に開発された絵解きも絵図（バーチャル）と場・語り（リアル）が融合した手法と言えますし、現代の地獄VRにおいてもその本質は変わらないのかもしれません。</p>
<p><em>　</em>百聞は一見に如かず。ぜひお寺という場で地獄VR体験にご参加されてはいかがでしょうか？<br />
<em>　</em>バーチャルだと思っていた地獄を、今ここの自分の中にリアルで感じられるようになることが、日々をイキイキと前向きに歩んでいくための<ruby>古<rt>いにしえ</rt></ruby>からの秘訣なのかもしれません。</p>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/06/VR.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__txt-a">妙法寺(神奈川県横浜市)</div><div class="c_tera__title-a">地獄VR</div><div class="c_tera__txt-b">おまえはどう生きてきたんだ？</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://jigoku-vr.com/" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">特設ページを見る</a></p></div></div>
<div class="c_tera-a"><div class="c_tera__img"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2016/06/0001_01eyecatch.jpg" alt="お寺画像" loading="lazy"  width="275" height="162"></div><div class="c_tera__info"><div class="c_tera__txt-a">神奈川県横浜市戸塚区</div><div class="c_tera__title-a">経王山 妙法寺</div><div class="c_tera__txt-b">地域に根ざした７００年のお寺</div><p class="c_tera__btn_group-a"><a href="https://mytera.jp/tera/myouhouji1/monk/" class="c_btn-b c_btn_arrow-a c_bgcolor-a c_btn_size-b c_btn_fsize-b" target="_blank">寺院ページを見る</a></p></div></div>
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		<gnf:modified>Thu, 09 Apr 2026 05:50:30 +0000</gnf:modified>
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		<item>
		<title>戒名料が高すぎる？実はお金がかからないお寺は多いです【教えて！お坊さん：戒名②】</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/oshiete_kaimyo2/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[まいてら 編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 05 Jul 2021 22:46:50 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[　お寺にまつわる素朴な疑問を、お坊さんたちに直接うかがう【教えて！お坊さん】シリーズ。戒名について私たちが知りたい「基本のキ」を教えてもらった前回に続いて、今回はいわゆる「戒名料」について、現状やホンネをオンライン座談会 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67.png" alt="" width="816" height="544" class="aligncenter size-full wp-image-28239" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67.png 816w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67-300x200.png 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67-768x512.png 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/044f008e5432e2af9f478977d6403f67-600x400.png 600w" sizes="auto, (max-width: 816px) 100vw, 816px" /></p>
<p>　お寺にまつわる素朴な疑問を、お坊さんたちに直接うかがう【教えて！お坊さん】シリーズ。戒名について私たちが知りたい「基本のキ」を教えてもらった<a href="https://mytera.jp/paper/kaimyo1/" rel="noopener" target="_blank">前回</a>に続いて、今回はいわゆる「戒名料」について、現状やホンネをオンライン座談会形式でうかがいました。</p>
<p>戒名料は高いと言われますが、実際はどうなのでしょうか？</p>
<p>お布施と戒名料は分ける必要があるのでしょうか。</p>
<p>戒名に関するさまざまな疑問やホンネについて赤裸々にお答えいただいています。</p>
<p>最後の編集後記とともにぜひご一読ください！</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名料が高すぎる！？お布施と分ける必要は？実は「戒名料」のないお寺は多い！</h2>
<p><strong>まいてら編集部（以下、編集部）</strong><br />
戒名にまつわるお金について語るとき、実際問題として世間では戒名「料」と言われていますが、みなさんはどう思いますか？</p>
<p><strong>日蓮宗僧侶A（以下、日蓮A）　</strong><br />
やっぱり戒名は高いという、料金的な印象をみなさん持っていますね。うちのお寺のお布施は、通夜も葬儀も戒名も全部セットなので大体このくらいですねと言っても、「戒名料はかからないですか？いくらですか？」と聞かれることが多いです。葬儀のお布施とは別にかかるんだろうなというイメージ。みなさん必ずネットで戒名料の相場というものを見てくるみたいで、うちのお寺はセットですと伝えると、「思ったより安いんですね」という反応があります。落差があるのでしょうね。もっと高く伝えれば良かったと思ったことも(笑)</p>
<p><strong>浄土真宗僧侶B（以下、真宗B）</strong><br />
浄土真宗では法名（浄土真宗における戒名）に対してお布施をもらうことは基本的にはありません。なので、ご門徒さんに戒名料は？と言われることもありません。うちのお寺の地域は浄土真宗ばかりなので、戒名料がテーマになりません。ただ、浄土真宗では生前に法名をもらう場合、帰敬式という儀式があり本山に1万円を納める決まりがあるので、これに関わるお布施はいただいて、賦課金（毎年納める本山への上納金のようなもの）とあわせて納めています。</p>
<p><strong>真言宗僧侶C（以下、真言C）</strong><br />
戒名料と言われていることに違和感がないわけではありませんが、お施主さんの立場からする「料」とした方が分かりやすいのではないか、とも思います。我々の地域では「●●仏教会申し合わせ基準」という基準表があり、それに則ってお布施の金額を提示しています。30年以上前に作られたものなので、他寺がこの基準を今も使っているかは不明ですが。<br />
法外なことをしているお寺はごく一部なのではないかと思います。ただし、葬儀と法事に頼りきっている以上はある程度まとまった金額をいただかないと寺が存続できないことも事実で、お布施の負担軽減には永代供養墓の販売や檀家外の葬儀を積極的に行うなどの収入の裾野を広げることがまず必要だと考えています。<br />
仏教界全体として見れば課題・改善点があるという意識、危機感が希薄なことが問題なのかもしれません。</p>
<p><strong>日蓮宗僧侶D（以下、日蓮D）　</strong><br />
うちの地域では戒名料という考えがありません。先代に聞いた話としては、関東のほうの葬儀で、施主が胸元からお布施袋を出したので、それはなんですか？　と住職が聞いたら、「戒名料」ですと言われたと。うちのお寺ではそのようなものはいただいていないですよ、と伝えたら、とても驚かれたそうです。私が住職になってからも、関東の葬儀社に急かされて火葬場から電話をかけてきた檀家がいました。戒名料がとんでもないはずだからと葬儀社に言われて、電話をかけたということでした。<br />
ただ、うちの地域でも、若い世代は戒名料という言葉を口にするようになってきています。昔は葬儀の中に戒名料という考えがなかったので、ネットの影響なのかなぁと。<br />
以前から生前戒名つけてとお願いはあるが、お布施と言っても、赤ちゃんに名前をつけた際にみなさん大体1万円を包まれるので、生前戒名でも同じくらいという感じですね。</p>
<p><strong>浄土宗僧侶E（以下、浄土E）</strong><br />
戒名は生まれた時にもらうクリスチャンネームと同じという考え方なので、うちのお寺でも戒名料はいただいていません。戒名料はいくらですか？　というのはよく聞かれますね。葬儀社から問合せが来るので、実際に戒名料という相場がある地域のお寺も少なくないのだと思います。<br />
そもそも戒名料という言い方は、そんな昔からじゃないと思うんです。バブルくらいからじゃないかな。お葬式で戒名一文字いくらと、東京から出てきたのが始まりではないでしょうか。それまではこの地域では戒名料という考えはなかったです。3万、5万を包むことくらいはあったかもしれないけど、何十万円とか何百万円というのはなかったはず。<br />
以前は、大きな社葬があった時に、事後的にものすごいお布施金額を伝えられることもあったと聞きます。お布施も納めた後に、この金額じゃ駄目と突き返されるとも聞きました。<br />
戒名は料金じゃないです。戒名は対価ではなく、お布施として出すものです。その納得感を遺族に持っていただくのはお坊さんの責任ですね。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">葬儀のお布施、どのくらいもらっている？</h2>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-1024x683.jpg" alt="" width="640" height="427" class="aligncenter size-large wp-image-28248" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-1024x683.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-300x200.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-768x512.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-1536x1024.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-2048x1365.jpg 2048w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b525be34a09d1e309146d797595e859f-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p><strong>禅宗僧侶F（以下、禅F）</strong><br />
みなさん、良心的な感じですが、実際に葬儀でどのくらいお布施をもらっているんですか？　せっかくの機会だから、そこの部分を腹を割って話さないと。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
うちのお寺では、生前戒名のお布施は10万円以上。お通夜・お葬式・初七日と法号（日蓮宗の戒名）をつけてお布施は大体30万円ですね。先月に生前戒名をつけた人は両親が日蓮宗で、元のお寺から戒名料500万円と言われたので、うちに来たそう。生前戒名は10万円以上でと伝えたら、お布施を50万円も置いていっていただいたので、ありがたく頂戴しました。お話ししていると、こういう戒名がいい、もっと長い戒名がいいと、その方の要望に応えていったら多く包んでくれました。納得してお布施を納めてくれることを大切にしている結果かなと受け止めています。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
院号は定価が決まっていて、院号料が東本願寺は8万円、西本願寺は20万円。うちの地域は西本願寺のお寺が多いので、お東のお寺も院号は20万円で合わせています。お寺によっては40万円、50万円と言うお寺もあるようです。中には本山に納める以外のものをお寺が抜いているとも聞きます。先代住職は門徒さんに院号をつけることをプッシュしていたし、昔は院号をありがたく思う人が多かったです。でも、「院号をつける方が遺族の想いが強い」という風潮に自分は疑問があるので、自分が住職になってから院号はつけていません。自分が死んだ時も院号はいらないと思っているので、先代住職がなくなった時も院号はつけませんでした。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
自分が一生懸命教化活動をしたのに、本山が持っていくのか。納得いかないなぁ。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
院号を納めると、本山から領収書が出るんです。なので、住職がくすねずにちゃんと納めているかどうか、お寺によっては門徒さんが領収書で確認するというのも聞きます。<br />
そして、本山への納金が貯まっていくと、僧侶としての位が上がっていき、着られる衣も変わっていくんですよ。それを喜ぶ檀家さんも実際います。これからはそういう檀家さんは少なくなると思いますが。</p>
<h2 class="c_header_post-b">禅宗の戒名料、葬儀費用が高くなるのはなぜ？</h2>
<p><strong>禅F</strong><br />
みんな良心的ですねぇ。禅宗は戒名料を必ずもらうのが一般的で、禅宗の設定は高いかもしれません。<br />
せっかくなので、葬儀費用のイメージもみんなで共有しましょう。うちのお寺だと、真ん中くらいの戒名で、通夜・葬儀・骨上げ・初七日だとお布施は戒名を含めて100万円です。</p>
<p><strong>日蓮D</strong><br />
うちは檀家の総代が葬儀のお布施を決めている。各家に等級という形で。一般の檀家は40万円、総代は50万円。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
通夜・葬儀・骨上げ・初七日で、30万円から高くて50万円くらいかな。お坊さんじゃない同級生の友人が、仮にお葬式をしたとして、払えるお布施は30から50万円くらいだと思う。葬儀社が伝えている金額もその程度だし。まれにお布施が高い人がいる程度。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
うちの地域だと通夜・葬儀・骨上げ・初七日だと15から20万円です。東京の檀家さんの葬儀に行くと、倍になるけど。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
うちは通夜・葬儀で15から20万円、その前後に枕経や初七日がついてくると20から25万円くらい。葬儀のお布施が一本にまとまって包まれることはなくて、葬儀社が細かく包みを施主さんに渡しているので、細切れにいただきます。たまに「戒名料」と書かれた袋を渡されることもあるけど、受け取っていません。「また法事やなにかがあった時に、お布施に足してください」と伝えています。<br />
葬式を安く抑えろという故人の意志で、戒名はいらないとたまに言われることがあるけど、戒名の意味や戒名料をもらっていないと伝えると、ならばつけると言われることがほとんどですね。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
みなさん、そのくらいのお布施で、伴僧（葬儀の導師を補佐する僧）のお坊さんにはどう御礼をお支払しているんですか？<br />
私も最初の頃は正直にお布施が高いと思いました。なので師匠、先輩僧侶に聞いたら、禅宗は普段檀家さんに寄付をもらわなくて、自助努力が大きく、住職が持ち出したりすることが多いと。お寺を維持するために、普段寄付をもらわなければ、葬儀のお布施は高くなると。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
禅宗でも戒名料をもらっていないお寺はもちろんありますし、一概に言えないところではありますが……。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
禅宗はなんで一人じゃ葬儀をできないんですか？</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
やろうと思えばできるけど、お寺同士の助け合いのシステムがある。檀家さんが少ないお寺の住職を呼んで、助けてあげるということ。</p>
<h2 class="c_header_post-b">葬儀にお坊さんがたくさん来ることの意味とは？</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
うちの地域では、兄弟の人数だけお坊さんを立てるという浄土真宗の文化を聞いたことがある。真宗は法要をコントロールする伴僧がいる。でも、この数年は一人でお願いしますとしか言われませんし、浄土宗では一人でつとめる葬儀は定めがなく、僧侶各自に任されているのが現状です。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
うちの地域は伴僧には檀家さんからお布施を払います。なので、どのくらい包んでいるかは私は知りません。でも、今はもう2名で葬儀をやるお寺はうちの地域では一つだけ。檀家さんから嫌がられてますね。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
昔はお坊さんの人数が多いほうがありがたい、厳かで素晴らしいと、檀家さんがヨイショしていた。お坊さんの人数が多いと、親戚からも褒められた。うちのお寺で葬儀をしたということを、町中で自慢しながら歩いた時代もあると聞いたことがある。でも、葬儀が独僧（僧侶一人で法要を勤めること）になってくると、儀式の厳かさが出にくくなり、お布施を下げる一方。今はお布施が高すぎると言われることが増え、たまに怒られることもある。</p>
<p><strong>日蓮D</strong><br />
今の葬儀だと、お釈迦さまのお経を一人で唱えていることになる。色々お坊さんがいる法要だと、色々なお経が聞こえてくる。その中で気に入ったお経の声があれば、それがその人にとってのお釈迦さまの声。今の葬儀だと、そういう感動はどうしても薄まってしまうね。<br />
うちは親戚のお寺が禅宗で隣の市にある。例えば本堂建替えで、日蓮宗は檀家400軒で1億2千万円集められるけど、禅宗だと檀家400軒で7千万円くらいしか集まらないと聞いたことがある。その分、禅宗は普段の葬儀とか法事のお布施が高くなるのかもしれないね。</p>
<h2 class="c_header_post-b">「安く済んだ」「高くついた」と感じたら功徳にならない</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
うちもお布施の金額を聞かれることはありますが、こちらからは伝えません。葬儀社に目安を聞いたら大体の相場を教えてもらえると言っています。でも、目安を聞いて、安いと思ったら少し足してくださいと伝えています。例えば、一昔前なら結婚指輪が給料何か月分というところに納得感や思いが生まれるわけです。なので、安いなと思うと丁寧にやった感がなくなります。目安を聞いて高いと思ったら下げるのもかまわないし、安いと思ったら上げましょうと伝えます。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
禅宗はお布施が高いとか誤解しないでほしいので言っておくと、檀家さんの家それぞれで大変な状況もあります。昔は名家だったけど、今はひとり親というご家庭もあったりする。もちろん、そういうご家庭にはいくらでもいいよと伝えています。檀家さんとは、葬儀だけでなく、過去からもこれからも長くお付き合いするというのが基本姿勢ですから。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
安く済んだと思ったらお布施じゃないし、逆に高すぎるとも思ったらお布施じゃないですよね。結果的にその人とどのくらい向き合って、納得感をもって納めていただくのがお布施だと思う。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
みなさん、慈悲の寄り添い型ですねぇ……。でも、実際に禅宗からみなさんのお寺に移りたいという人はいる？</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
そう問われると、日蓮宗のお寺から移ってくることはあるけど、禅宗からはないなぁ。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
うちのお寺にお世話になりたいという人には、「うちは高いよ、やめておきなよ」と言うんだけど、実際に他宗から移ってくる人が少なくない。それは単純にお布施の金額だけでは測れない価値を感じているからなんだと思う。もちろん、こちらがその価値を提供できなくなったらみんな離れていくので、頑張らないといけないんだけど。</p>
<h2 class="c_header_post-b">お寺選びは夜の繁華街のお店選び？</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
ある時から戒名の説明を始めたら、戒名をもらって良かったという声が増えました。戒名の納得感があることで、葬儀をやって良かったとなります。お坊さんにとっても戒名を通じて、檀家さんとのコミュニケーションができるので、戒名の意味・価値を伝えやすくなり、結果としてお付き合いが長く続きます。なので、お寺にとっては戒名は先行投資だと思うんです。戒名料として回収するのではなく、将来に向けた種まきとしての戒名という考えが大切ですよね。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
確かに、いいお経だったねはそんなに聞かないけど、いい戒名で良かったという声はとても多い。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
法名の価値を伝えることは大切ですよ。自分だけで決めず、ご家族と一緒に考えて決めたりします。法名料をいただいていないので、うちのお寺では戒名料は安いと感じられている効果なのでしょうか、法事のお布施が上がったりすることがあります。そういう流れを見ていると、お布施に無頓着でいいんだと思うようになってきています。お布施や寄付のことを言わなくなってから、お墓参りなど平素の時にお布施をお供えくださる方が増えて、お葬式のお布施の割合は、お布施全体の３割ほどに下がってきています。なので、葬儀を除いた法事や法要のお布施だけでお寺を維持できるようになればいいと思っています。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
残された人生を生きる価値として、生前戒名をつけたいという人がいる。その生前戒名に対してお布施・寄付をしていく。生まれてきた時からの経歴を書いてもらい、どう生きてきたか、これからどう生きていきたいかを丁寧に聞いて、法号に落とし込んでいきます。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
今の戒名料の問題は、戒名のこととか何も知らずに葬式を済ませて、いきなり事後に請求されることですね。ぼったくりバーに近いですね。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
知らない夜の繁華街に行った時、知らない怪しいお店に行って、ぼったくりに会うこともあるでしょ。知らないところに行く時は、ちゃんと調べて行かないと。お寺選びもそうだと思いますよ。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
お寺選びは夜の繁華街。名言ですね。変なお寺につかまらず、いい戒名や葬儀をしたいと思ったら、それなりに調べないと駄目ですね。まいてらのお寺だったらどこに行っても安心だと思いますが。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">お坊さんへの不満が、戒名料のトラブルとして現れているのでは</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
戒名料がクローズアップされているけど、問題はそれだけじゃないと思うんです。葬儀の初対面の対応や色々なコミュニケーションを通じて、最終的に出てきた額に納得感がない。お葬式に対する不満が戒名料やお布施に集約されて爆発していると思う。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
うちのお寺は法号を納める見栄えのいいファイルを作り、その中に法号の意味や由来も記して、それを遺族に渡しています。作ったきっかけは、地方のお坊さんが来れなくて葬儀だけを自分だけで務めたこと。その時は、戒名は菩提寺がつけて、菩提寺から戒名が遺族にFAXされ、そのFAXが自分のところにも送られてきました。送られてきたFAXを見たら、汚い字で曲がって書かれていて、お布施を聞いたら100万円だと。心が沈みました。戒名が尊く高価なものだとお寺が思うのであれば、ちゃんと丁寧に書いて送るべきだと思う。ぞんざいに扱われたら、遺族にも納得感はないでしょう。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
戒名料という考えに納得できない人もいるし、そもそもそのお坊さんにお布施を渡すことに納得できない場合もあるはず。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いを一番象徴するものが戒名料なのではと思う。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名は平等であるなら、みんなに院号をつけては？</h2>
<p><strong>編集部</strong><br />
以前に編集部に、「仏教は平等ではないのか。なぜ死後の名前に階級があるのか？」と不満が寄せられたことがありました。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
うちのお寺は5段階あります。でも、それによって功徳が違うのかどうか。まだ明確に自分は説明できない。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
うちのお寺では、お父さんの時は院号をつけてお母さんの時はつけないというのは嫌がられる。亡くなって何年か経ち、釣り合いが取れないからつけてくださいという依頼が多いです。お墓に文字を彫る段になって、院号をつけてくださいとか。</p>
<p><strong>日蓮D</strong><br />
地域性で、うちのお寺では院号がほぼついてしまう。つけないのは子どもくらいですね。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
檀家さんには院号をつける。高い戒名を出して院居士をつけたいというのは、子どもや親戚たちが贈り物としてそれをつけることが多いかも。亡くなったお父さんを称える意味で。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
浄土真宗では院号をつけなくていいという流れが多い気がします。お布施の実入りを考えると、東本願寺は収入の半分が院号料なので、本山は普通の法名でとはなりません。うちのお寺では普段から平等、平等と言っているので、最後に院号をつけるかどうかという二者択一を迫るのは違和感があります。浄土真宗の法名は最大6文字なので、院号をつけると「●●院釋●●」で、あと4文字しか選べない。もっと長くつけてほしいという依頼もありました。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
だったらみんなに院号をつけるという考えもありますよね？　個人的には浄土真宗の法名は短くサッパリしすぎている感じがします。さすがに一生懸命に生きた人生だから短すぎる文字数に集約するのは難しい気がして、もう少し長いものをつけてほしいと思うことがあります。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
なるほど。そうするのが一番平等かもしれません。うちのお寺はみんなに院号をつけることを考えてみます。二文字だけだとかなり限定的で悩むことが多いので、全員釋の上に院号をつけることで幅が広がります。</p>
<h2 class="c_header_post-b">院号、宗派の違い、LGBTQも……戒名は時代を映し出す</h2>
<p><strong>浄土E</strong><br />
戒名は時代背景とつながっていますよね。昔は家の跡継ぎが立派な供養をしたかを示すもので、社葬があった時代は、立派な戒名と葬儀を出すことで後継者として認められるという文化がありました。戒名は死後のランクと思われがちですが、死んだ人にランクがあるわけではなく、出した人の甲斐性に紐づいているというのが正確だと思います。見栄文化ですね。今のように家族葬が流行る前は、見栄文化と家文化が院号の背景にありました。故人ではなく、家のランキングですね。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
院号を求めたがる人は、警察官でここまで偉くなったとか、校長先生をやったとか、生前のポストに準じてつける人が多い印象です。そういうのに囚われていない人は戒名の院号とかを気にしないと思います。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
団塊より上の世代は、先祖がつけていたから親にもつけてあげたい、ご主人にもつけてあげたいという人もいる。そして、必ずしも見栄だけでなく、親への思いもあり、勲章みたいなものですね。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
家族から故人に送れる唯一の勲章が院号なのかもしれませんね。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
うちの宗派では得度するという前提で授戒（戒律をさずかること）してもらうので、葬儀は授戒儀礼ですね。歴史的に、授戒がブームで広まったのは社会のニーズだったと思います。必ずしもお寺側の論理だけではなく、社会が求めたものをお寺が提供してきたのだと思います。そうでなければここまで広まるわけがない。<br />
それが、家族葬になって、社会が戒名に求める価値や意味が変わったら、戒名や院号にこだわらないというのも自然かもしれません。うちの宗派では、例えば浄土真宗の戒名を絶対読まない、絶対につけかえるというお寺が圧倒的で、他の宗派に排他的です。でも、うちのお寺では合同墓を建てて合同供養をするようになってから、もともと他宗だった人も増えるので、いつの間にか自然に釈●●と位牌に書くようになってきました。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
戒名や葬儀は求める人に対してちゃんとするのが大切です。お寺としては残念ではあるけど、求めない人にはなくてもいいんだと思います。戒名を求める人には真摯に向き合って、しっかり説明して納得感を持ってもらうことが重要です。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
求める人には仏教の話や、戒名の深い話ができたりして、長く深く付き合えます。いらない人に対して、無理にセットでつけないほうがいいですね。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
男性か女性を表す信士・信女も、LGBTQの中で考えていかないといけないですよね。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
生前法名を希望されたLGBTQの方がいました。その方は生物学的には男性でしたが心は女性だということで、法名を付ける際、釋尼とつけました。本人がそう思えば、それを尊重することが大切です。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
相手の方が要望を持ってきてくれると、悩まなくていいからありがたいですよね。例えば雅号を持っていたりとかも。浄土真宗の方が来たとしても、うちのお寺では戒名を付け替えたりせず、相手の方の要望に従います。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">人生のコピーライティング、グリーフケア、仏教の神髄…戒名には無限の広がりが</h2>
<p><strong>編集部</strong><br />
それでは最後に、戒名の未来についてみなさんの思いを述べていただきましょう。</p>
<p><strong>日蓮A</strong><br />
家族・遺族にヒアリングし、後世の人たちへ伝える勲章として、生き様や人生のキャッチコピーとして、人生を称えるものとして、仏教的な意味にプラスして戒名を授けていきたいです。実際に遺族は喜んでくれていますし、遺族にとって心の支えになっていて、残された人たちも故人の戒名を見ることで、こうやって生きていこうという戒めになっていると感じます。供養にもなり、生きた証にもなり、残された人たちの生きる戒めにもなる。遺族としっかり会話をして戒名をつけていくことを大切にしていきたいです。</p>
<p><strong>真言C</strong><br />
金銭的なこと以上に、授かった戒名の意味合いを考えていただきたいというのが本音です。戒名は先祖のご遺徳を住職が偲び、仏弟子として授けたお名前です。供養の度に戒名を眺めてそのご遺徳を思い出していただきたいのです。時間が経つにつれ、ご自身の人生が積み重ねられて同じ戒名を眺めても浮かぶ景色が変化していく、そこに戒名に無限の広がりがある、と私も師匠から諭されました。これだけはお伝えしたいですね。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
戒名の役割の一つとしてグリーフケアがありますよね。葬送の場では色々な喪失がありますが、戒名はそれを癒す側面があります。戒名をもらうことで、父さん、母さんがいいところに行って、ちゃんと過ごしているんだねと思えるのは遺族にとって大切なことです。しっかりヒアリングして、次はこういう道を歩んでいきますということを戒名に込め、だからみなさんもしっかり生きていきましょう、みなさんにとってこれからもどういう人であってほしいかという願いも込めましょうとお伝えしています。</p>
<p><strong>真宗B</strong><br />
戒名によって故人が成仏したということをよりイメージしやすくなるはずです。故人にゆかりのある漢字を使った法名にすることで、残された人も納得すると思います。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
人生のコピーライティング、グリーフケア、仏教の神髄、宇宙の原理など、戒名には色々な側面があります。どの視点で喜ぶかは人によって様々で、それが戒名のつかみどころのない魅力だと思います。家族の記憶を後世に伝えるためにも、この人はこんなことをしていたんだよと、変幻自在に戒名を語るのが住職の力量。最高の戒名をつける自信を持って、これからも取り組んでいきたい。戒名はこれからも時代に応じて柔軟に変化していくのだと思います。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
その人の人生が次に進んで行くためのストーリーテラーがお坊さんだと思います。葬儀は一つの命が終わって、次の道を歩む節目の儀式です。大切な儀式で、ストーリーが納得できれば、みんなにとって意味がある儀式になり、そうであれば戒名が高いとかは問題にならない。納得感があるまでお坊さんを探せばいいんです。飲んだくれのお坊さんでも、この人に戒名をつけてほしいと檀家さんに心から思われているお坊さんはいます。そういうお寺の檀家さんは、あなたの飲み代になるのなら喜んで出すよという人は少なくないはずです。それが成立する人間相互の信頼感が大切ですね。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
新型コロナが出てきてから、納得して最期を迎えられる家族は少なくなっています。看取りが複雑化しています。戒名や葬儀は、その複雑な状況や心情を少しでも緩和することが役目だと思います。その意味で新型コロナの時代こそ、葬儀や戒名の役割が問われていると思います。</p>
<p><strong>浄土E</strong><br />
多くの人にとって、葬儀や戒名はお寺とのお付き合いの入口ですからね。お寺から見たら先行投資ですよ。</p>
<p><strong>禅F</strong><br />
入場チケットは高くないほうがいいですね(笑)<br />
いい葬儀にするためにどうするか、どんな戒名をつけてほしいか、気楽に相談してほしいですね。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
本日は貴重なお話をありがとうございました。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">編集後記：戒名が前向きに受け止められる社会になってほしい（井出悦郎）</h2>
<p>　今回の匿名座談会ではお坊さんたちの本音を色々と聞くことができました。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>戒名料が存在しないお寺も少なくない</strong></span><br />
　驚いたのは、戒名料というものが存在しているお寺が多数派ではなかったことです。むしろ戒名料という形で独立していることに違和感を覚えるというお坊さんも少なくありませんでした。<br />
　そもそも仏式の葬儀において戒名は必須の要素であり、葬儀と戒名はワンセットです。したがって、お寺によって様々な事情があるのでしょうが、戒名料という形で戒名のお布施が独立しているのは、見方によっては不自然とも言えるかもしれません。<br />
　今回は正確な統計調査ではありませんが、葬儀のお布施に戒名は含まれると考えているお寺は決して少なくないと考えられます。お寺とお付き合いする際には、葬儀のお布施に戒名も含まれるのか率直に聞いてみるのが良いかもしれません。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>社会変化に応じて戒名の役割が変わることは自然</strong></span><br />
　そして、お坊さんたちが、時代の流れを受けて戒名の役割が柔軟に変化していく可能性を、肯定的に考えていることも興味深く思いました。<br />
　家族葬になれば見栄もなくなることで院号へのこだわりが減る可能性や、LGBTQの方への対応など、社会が変われば戒名もあり方も変わるということも当然という捉え方でした。</p>
<p>　2019年9月に大阪の應典院で、「100人で考える生前戒名ワークショップ」を開催させていただきました。<br />
　その際に、私見ではありますが、生活者視点での戒名の価値として以下のようなまとめを提示させていただきました。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-1024x710.jpg" alt="" width="640" height="444" class="aligncenter size-large wp-image-28357" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-1024x710.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-300x208.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-768x533.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-1536x1065.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/07/kaimyo_value-2048x1420.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>　今回、お坊さんたちが語ってくれた、これから社会における戒名の役割とも重なるものがあると感じます。<br />
　戒名が本来持つ柔軟性によって、多くの人に戒名が前向きに受け止めてもらえることを心から願います。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>人生100年時代こそ生前戒名を授かり、人生の指針としていただきたい</strong></span><br />
　お坊さんの本音としては、ご縁のある方とじっくり話しながら戒名を考えたいということでした。亡くなってからのお付き合いだけではなく、やはり生前からのお付き合いの中で、その方の人生（生き様）に適した戒名を考え、お授けしたいという思いを強く感じます。まいてら寺院だけでなく、そのような思いを持つお寺（住職）は全国に多いはずです。</p>
<p>　戒名は死んでからではなく、生きているうちに戒名をいただき、生前戒名を生きる指針として、最期の一瞬まで生き切るという人生が理想と感じます。特に人生100年時代で余生が長くなる中、生きる指針を持たない老後は充実感を覚えられなくなり、生きることが苦しみにも変わる可能性があるのではないでしょうか。<br />
　特に後半生が充実することが、人生100年時代の極意となるでしょうから、その際に生前戒名という歴史的に受け継がれてきた知恵を頼り、自らの人生の指針とするのが一つのあり方だと感じます。（参考記事：<a href="https://mytera.jp/paper/nikki-ikigai02/">お寺で定年後の居場所さがし（後編）－生前戒名というあり方</a>）</p>
<p>　そして、今回の座談会で生まれた一つの名言「お寺選びは夜の繁華街」。自分に適した戒名や葬儀を執り行いたい場合には、選択する側にもしっかりした準備が求められます。お寺や住職との相性も関係するでしょうから、最初に出会ったお寺に決める必要もありませんから、時間をかけながら自分に合ったお寺をじっくり探すことが大切だと思います。そのようなお寺を求める方々にとって、まいてらがお寺探しの貴重な参考情報として貢献できるよう、これからも精進していきたいと思います。</p>
<p>　今回、戒名料やお布施という、とても話しにくいテーマについて、ご協力いただいた僧侶のみなさんに心から敬意を表します。<br />
　話しにくいテーマだからこそブラックボックスにせず、お寺も一般生活者も率直に話し合いながら相互理解を深めていくことが大切だと考えます。本記事がその一助となることを心から願い、終わりの言葉とさせていただきます。</p>
<p><strong>※生前に戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<p><strong>【本記事の編集・監修】</strong><br />
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（編集・監修：まいてら代表）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。寺院の経営支援と現場取材を10年以上継続し、全国の住職との協働や対話を通じて、供養や法事の実践知を継続的に体系化してきた。著書に『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a>』（祥伝社新書）</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="ttps://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div></p>
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		<gnf:modified>Mon, 08 Dec 2025 07:56:18 +0000</gnf:modified>
	</item>
		<item>
		<title>戒名は人柄で決まる？意味・戒名料など、戒名の基本【教えて！お坊さん：戒名①】</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/kaimyo1/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[玉川 将人]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Jun 2021 23:09:45 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://mytera.jp/?post_type=paper&#038;p=27953</guid>

					<description><![CDATA[　お仏壇やお墓で必ずといっていいほど目にする戒名かいみようですが、 「どうして必要なのか」「どのように文字が決まるのか」 「戒名の位によって何が変わるのか」 「戒名とは人柄で決まるのか？」など、 　わからないことばかり。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><em>　</em>お仏壇やお墓で必ずといっていいほど目にする<ruby>戒名<rt>かいみよう</rt></ruby>ですが、</p>
<p>「どうして必要なのか」「どのように文字が決まるのか」<br />
「戒名の位によって何が変わるのか」<br />
「戒名とは人柄で決まるのか？」など、</p>
<p><em>　</em>わからないことばかり。</p>
<p><em>　</em>世間では、戒名不要論や戒名料をめぐるモヤモヤも耳にします。</p>
<p><em>　</em>多くの人が感じているこうした疑問を、お坊さんたちに聞いてみました。宗派をこえ、さまざまな現役のお坊さんの声を直接お届けできる「まいてら」ならではの、「戒名のキホン」をお伝えします。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名は何を表すの？ &#8211; 人柄や生き方との関係</h2>
<p><em>　</em>戒名には、その人のパーソナリティや人生観がギュッと凝縮されています。生きている人にとっては、過去の自分をふり返り、未来を生きる指針となり、まさに戒名は人生（生き様）のコピーライティングと言えます。<br />
<em>　</em>亡くなった人に授けられる名前だと思われがちな戒名ですが、本来は師匠から出家者につけられる名前のことで、生きているうちに授かるものです。</p>
<p><em>　</em>いまでも生前の戒名授与を行う<a href="https://mytera.jp/tera/housenji32/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>宝泉寺<rt>ほうせんじ</rt></ruby>の<ruby>伊藤信道<rt>いとうしんどう</rt></ruby>住職</a>（愛知県・浄土宗西山禅林寺派）は「戒名は生きる<ruby>杖<rt>つえ</rt></ruby>」だとします。「戒名には、師匠から仏弟子への『こうした気持ちでがんばっていきなさい』という願いが込められています。その人を表す文字を使いもしますが、ご夫婦それぞれにいつまでも仲良くしてほしいという想いから『友』の字を授けたり、忍耐力に欠けた人に『忍』の字を授けたこともありました。こうすることで、生き方が戒名に近づき、その人の杖となって人生を支えてくれるんですよ」</p>
<figure id="attachment_27957" aria-describedby="caption-attachment-27957" style="width: 576px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-576x1024.jpg" alt="伊藤さんが授けた「忍」の入った戒名の位牌" width="576" height="1024" class="size-large wp-image-27957" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-576x1024.jpg 576w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-169x300.jpg 169w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-768x1365.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187-864x1536.jpg 864w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/1ba5c835b887676f4e684deb4cc58187.jpg 1080w" sizes="auto, (max-width: 576px) 100vw, 576px" /><figcaption id="caption-attachment-27957" class="wp-caption-text">伊藤さんが授けた「忍」の入った戒名の位牌</figcaption></figure>
<p>「お戒名は未来」と表現するのは<a href="https://mytera.jp/tera/honkyuji22/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>本休寺<rt>ほんきゆうじ</rt></ruby>の<ruby>岩田親靜<rt>いわたしんじよう</rt></ruby>住職</a>（千葉県・日蓮宗）。「生前戒名は、その後の人生をよりよく生きるためのもの。死後戒名は死者と生者をつなぎ、遺された家族や子孫の未来を支えてくれるもの。数世代先の人でも、戒名の文字を見て『ご先祖様はこんな人だったのかな』と想いを馳せることができます」<br />
<em>　</em>故人にとっては、その人の記憶を数文字に凝縮してくれる戒名が、後世とのつながりのきっかけとなってくれるのです。</p>
<figure id="attachment_27958" aria-describedby="caption-attachment-27958" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-1024x576.jpg" alt="歴代住職のお墓の横に立つ永代供養墓" width="640" height="360" class="size-large wp-image-27958" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-1024x576.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-300x169.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-768x432.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f-1536x864.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/b0c0a7d3949da412fae98a05a0b3d73f.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27958" class="wp-caption-text">歴代住職のお墓の横に立つ永代供養墓。埋葬された人たちの戒名を刻んだ石板が並ぶ</figcaption></figure>
<p><em>　</em>まいてらでは、2019年に「<a href="https://mytera.jp/paper/syukatsusai2019_report/" rel="noopener" target="_blank">100人で考える生前戒名ワークショップ</a>」を開催しましたが、「戒名を授かることで名字という家の縛りから解放される」という点に参加者の多くがうなずいていました。また、両親からもらった名前に自分の生き様や人柄を統合して、「本当の名前」にしてくれるのが戒名であるという点についても、納得されている方が多くいらっしゃいました。</p>
<p><em>　</em>生きる指針。亡き人とのつながり。そして自分自身を表す本当の名前。こうした点が、これまであまり語られることのなかった戒名の魅力や奥深さといえます。</p>
<p><strong>※戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名の仕組みを知る &#8211; 院号(院殿号)・道号・戒名・位号の違い</h2>
<p><em>　</em>ここで、戒名の基本についておさえておきましょう。</p>
<p><strong>【戒名の歴史と意味】</strong><br />
<em>　</em>戒名とは、師匠が出家者に授ける名前のこと。仏教にはお坊さんが守るべき「戒律」という決まりがあり、出家の際にこれを守る誓いを立てることから「戒名」と呼ばれます。</p>
<p><em>　</em>戒名の始まりは、お釈迦様の生きていた古代インドとする説もありますが、現代日本の戒名の起源は中国に見られます。中国で死者につけられていた名前である「<ruby>諱<rt>いみな</rt></ruby>」が原型で、日本ではこれが戒名となって定着します。「名づけの文化」は日本でも古くからあり、昔の武将などは、必ず幼名や童名（<ruby>源義経<rt>みなもとのよしつね</rt></ruby>の「<ruby>牛若丸<rt>うしわかまる</rt></ruby>」や<ruby>徳川家康<rt>とくがわいえやす</rt></ruby>の「<ruby>竹千代<rt>たけちよ</rt></ruby>」など）から、次々と新しい名前を名乗っていきました。人が成長する過程ごとにつけられる名前、その延長に死者への戒名があるとも考えられているのです。</p>
<figure id="attachment_27959" aria-describedby="caption-attachment-27959" style="width: 966px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/531074ef20c5d83ad2e6d2a73a2a75d4.jpg" alt="得度式（お坊さんになるための儀式）の様子" width="966" height="596" class="size-full wp-image-27959" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/531074ef20c5d83ad2e6d2a73a2a75d4.jpg 966w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/531074ef20c5d83ad2e6d2a73a2a75d4-300x185.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/531074ef20c5d83ad2e6d2a73a2a75d4-768x474.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 966px) 100vw, 966px" /><figcaption id="caption-attachment-27959" class="wp-caption-text">得度式（お坊さんになるための儀式）の様子。師匠から弟子へ、戒名が授けられる</figcaption></figure>
<p><strong>【戒名の基本構成】</strong><br />
　戒名とは本来２字で表されます。「空海」「最澄」「親鸞」「日蓮」…。作家の<ruby>瀬戸内晴美<rt>せとうちはるみ</rt></ruby>さんは出家して「寂聴」という戒名を授かっています。しかし死後戒名では、この2字に、院号（<ruby>院殿号<rt>いんでんごう</rt></ruby>）、<ruby>道号<rt>どうごう</rt></ruby>、<ruby>位号<rt>いごう</rt></ruby>といった称号が加わります。</p>
<p>　<strong>◯◯院　△△　◇◇　居士（大姉）<br />
　 院号 　 道号　戒名　　位号</strong></p>
<p><strong>・院号（院殿号）</strong>：お寺に大きな貢献をした人に授けられる称号で、もとは寺院を建立した皇族や武士を<ruby>顕彰<rt>けんしよう</rt></ruby>するものでした。院殿号は主に武士に授けられ、例えば徳川家康の戒名は「安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士」です。現代における院号は、バブル期以降に庶民化しました。</p>
<p><strong>・道号</strong>：戒名の上に付けられる2字のことです。かつての中国では本名の他に「<ruby>字<rt>あざな</rt></ruby>」をつける慣習があり、これが転じて現在の道号となっていったとされています。</p>
<p><strong>・戒名</strong>：その人自身を表す仏教徒としての名前です。生前に用いていた名前を1文字使う、経本の中の文字を使うなど、さまざまなつけ方があります。浄土真宗では<ruby>法名<rt>ほうみよう</rt></ruby>、日蓮宗では<ruby>法号<rt>ほうごう</rt></ruby>と言います。</p>
<p><strong>・位号</strong>：戒名における階級です。お寺や社会への貢献度に応じてつけられます。<ruby>居士<rt>こじ</rt></ruby>／<ruby>大姉<rt>だいし</rt></ruby>、<ruby>信士<rt>しんじ</rt></ruby>／<ruby>信女<rt>しんによ</rt></ruby>、子どもには、<ruby>童子<rt>どうじ</rt></ruby>／<ruby>童女<rt>どうじよ</rt></ruby>、<ruby>孩子<rt>がいし</rt></ruby>／<ruby>孩女<rt>がいによ</rt></ruby>、<ruby>嬰子<rt>えいじ</rt></ruby>／<ruby>嬰女<rt>えいによ</rt></ruby>などがあります。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名とは本来どんなものか &#8211; 宗派を超えて共有される考え方や違い</h2>
<p><em>　</em>実際の現場で、お坊さんたちはどのように戒名をつけているのでしょうか？<br />
<em>　</em>特に気になるのが道号と戒名の違い。ともに「その人を表す文字」があてられるそうですが、いったい何が違うのでしょうか。お坊さんたちが口を揃えたのは、「戒名はその人の個性や内面性、道号はその人が生きてきた環境や社会性を表す」というもの。個人と社会をひとつにして、仏としての名前を授かるのだそうです。</p>
<p>　<a href="https://mytera.jp/tera/jyutokuji53/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>壽徳寺<rt>じゆとくじ</rt></ruby>の<ruby>松村妙仁<rt>まつむらみようにん</rt></ruby>住職</a>（福島県・真言宗豊山派）は「戒名には『優』や『厳』など、お人柄や雰囲気にあった文字をあてます。一方で、道号は生前の功績や特技、生活環境などを表すことが多いですね。たとえば、会社の創業者の人には『興』の文字、山々に囲まれた生活環境の人には『峰』という文字などをつけたことがあります」と教えてくれました。</p>
<p>「道号には宇宙観を込める」と話すのは<a href="https://mytera.jp/tera/shitennouji21/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>四天王寺<rt>してんのうじ</rt></ruby>の<ruby>倉島隆行<rt>くらしまりゆうぎよう</rt></ruby>住職</a>（三重県・曹洞宗）。宇宙観とは、山や川や海などその人を囲む自然環境のこと。「夜空に浮かぶきれいな月を道号にしたことがあります。その日は私の父の葬儀とお檀家さんの通夜が重なったのですが、お通夜の会場まで車を走らせていると、きれいな月が浮かんでいました。父とその方が同じ月を見上げてこの世界を旅立たれたのだあと、そのご縁をありがたく思えたのです」</p>
<p><em>　</em>宗派によっては、道号や戒名に開祖や高僧の一字を入れます。浄土宗西山禅林寺派の戒名には「<ruby>空<rt>くう</rt></ruby>」、浄土宗鎮西派では「<ruby>誉<rt>よ</rt></ruby>」の文字が入り、「空」は浄土宗の開祖である法然上人の戒名「<ruby>源空<rt>げんくう</rt></ruby>」に、「誉」は浄土宗第5祖の<ruby>定慧<rt>じようえ</rt></ruby>の「<ruby>良誉<rt>りようよ</rt></ruby>」にちなんでいるのだそうです。また日蓮宗では、日蓮上人の「日」の字を用います。</p>
<figure id="attachment_27960" aria-describedby="caption-attachment-27960" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d-1024x768.jpg" alt="五重相伝" width="640" height="480" class="size-large wp-image-27960" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/c0426c944968ed90488ea4ed2605c85d.jpg 1125w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27960" class="wp-caption-text"><ruby>五重相伝<rt>ごじゅうそうでん</rt></ruby>と呼ばれる儀式。参加する檀家ひとりひとりに生前戒名が授けられる</figcaption></figure>
<p>「戒名は人から人へ、師匠から弟子へ授けるのが大原則。戒名の中で師匠と弟子が一体になるのですよ」と伊藤住職。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名の格差は存在する？ &#8211; 戒名と供養内容との関係</h2>
<p><em>　</em>戒名には、位号や院号などの複数の要素がありますが、すべてのお坊さんが「供養の内容に違いはない」と答えてくれました。</p>
<p><em>　</em>そして、もしご先祖様がいい戒名をもらっていたら、それに合わせないといけないのでしょうか。伊藤住職は、お寺として居士大姉を勧めることはないと話します。「お寺としては、信士信女で十分ですよとお伝えしています。ただその上で、ご先祖様の戒名に合わせて居士や大姉にしようかと迷われる方はいますね。そこはもう、ご家族のお気持ちです」</p>
<p><em>　</em>また浄土真宗では戒名ではなく「<ruby>法名<rt>ほうみよう</rt></ruby>」と呼び、すべて「<ruby>釋<rt>しやく</rt></ruby>◯◯」の2字で表されます。格差・階級のない、まさに平等の精神。阿弥陀如来さまの働きである『法』を信じる人はどんな人でも救われるという真宗の教えが表れています。ちなみに法名の2字の前につく「釋」は、お釋迦様（釋尊）の弟子という意味です」と、<a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/monk/" rel="noopener" target="_blank"><ruby>教西寺<rt>きようさいじ</rt></ruby>の<ruby>三宅教道<rt>みやけきようどう</rt></ruby>住職</a>（愛知県・浄土真宗本願寺派）。「でもその人を表すには2字では足りないことも…」と、真宗僧侶ならではの本音もあるようです。</p>
<h2 class="c_header_post-b">戒名料は本来ない &#8211; お布施として理解すべき理由</h2>
<p><em>　</em>戒名の階級によって包むべき戒名料が変わるという話をよく耳にしますよね。しかし「戒名料なんて存在しない」と話すお坊さんは少なくありません。</p>
<p><em>　</em>本来の戒名は、元気なうちに<ruby>授戒会<rt>じゆかいえ</rt></ruby>などの法要に参加して、仏弟子となった証として授けられるもの。伊藤住職は「法要に対してのお布施はお寺に納めてもらいますが、戒名に対して支払われる費用はありません」と、自身の経験から話します。</p>
<p><em>　</em>では、なぜ「戒名料」という考え方が一人歩きしているのでしょうか。岩田住職は「あらゆるモノやサービスにも価格をつけてしまう現代人の価値観が大きく影響しているのではないか」と考えます。行き過ぎた資本主義が、お葬式から戒名までもを買い物すべき商品にしてしまったのかもしれません。</p>
<p><em>　</em>日頃のお寺との関わりの中で交わされていた戒名やお布施も、今の時代ではお葬式の中で突然遺族に迫ってきます。戒名の意味が分からないままただ高額なお布施を求められると、不信感を覚えてしまう気持ちも分かります。岩田住職は「お布施はあっても戒名料はあってはならない」と、その違いを次のように話します。</p>
<p>「お布施には包む人の心が反映されますが、それを戒名料と称してしまうと、戒名がたちまち『商品』に変わってしまいます。本来、戒名とは仏教の教えに沿って生きていくことの証。お金で買うものではなく、生き方に悩み苦しむ人と僧侶との対話や信頼関係によって成り立つものなんです」</p>
<p><em>　</em>実際の現場で伊藤住職は、あくまでも目安として地域の相場を伝え、その上でいくら包むべきかはお檀家さんに委ねます。「実際に経済的に困窮している人には『無理しなくていいよ』とお伝えしますよ。ましてやいくら包んでくださいと請求することなんてありえない」とのこと。</p>
<p><em>　</em>また、岩田住職も「戒名には階級だけでなく文字数の違いもありますし、お檀家さんのお寺や社会への貢献度など、さまざまな要因を加味して授けます。その上でお布施の目安をお伝えすることもありますが、それは目安でしかなく、定価ではないのです」と、お布施の金額はご家族の『心』が決めるものとします。中には、お気持ちから相場以上のお布施を包んで下さるケースもあるのだとか。</p>
<p><em>　</em>そしてお二人とも、「金額によって供養の内容が変わることはありません」と、同じ想いを口にしました。</p>
<p>※戒名料について詳しくはこちらの記事「<a href="https://mytera.jp/paper/kaimyo2/" rel="noopener" target="_blank">戒名料についてお坊さんがホンネの覆面座談会</a>」をご覧ください</p>
<h2 class="c_header_post-b">自分で戒名をつけてよい？ &#8211; 自由度とお寺への相談のバランス</h2>
<p><em>　</em>戒名を自分でつけた人は、過去に何人もいます。有名なところでは、作家の山田風太郎の「風々院風々風々居士」、落語家の７代目<ruby>立川談志<rt>たてかわだんし</rt></ruby>の「立川雲黒斎家元勝手居士」など。<br />
<em>　</em>とはいえ、戒名はあくまでも、仏門に入る時に師匠から弟子に授けられるもの。「自分で作った戒名は戒名とは呼べないのでは」というのが、お坊さんたちの共通見解です。</p>
<p><em>　</em>ただし、どのような戒名にしたいかを伝えることはできますし、お坊さんの側も家族の声に耳を傾け、想いをくみとりながら、戒名を考えていきます。</p>
<p><em>　</em>三宅住職は、臨終後すぐに行われるお勤めのあと、約１時間かけて家族と話し込み、その場で法名を一緒に考えるのだとか。「あるご門徒さんのお葬式では、ご家族のさまざまなエピソードの中から、『自由』『お洒落』『イケメン』『優しい』『ニコニコ』などの言葉が出てきました。いつも安心や楽しさをもたらしてくださる方だったようなので、『楽』という文字を授けて、法名としました」</p>
<figure id="attachment_27961" aria-describedby="caption-attachment-27961" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1024x722.png" alt="法名の由来" width="640" height="451" class="size-large wp-image-27961" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1024x722.png 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-300x212.png 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-768x542.png 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215-1536x1083.png 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/85e4e660048cf1bfee118d3334d50215.png 1560w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27961" class="wp-caption-text">教西寺では法名の由来や生前の様子を住職と坊守の2人でお通夜までに１枚の紙にまとめ、葬儀式場で家族や参列者に手ずから配る（ご家族の許可を経て掲載）</figcaption></figure>
<p>「その人らしい法名ができると、ご家族の中にも納得感が生まれ、みんなが思う故人様像が共有できるんです」と三宅さん。こうした時間そのものが遺族のグリーフケアにもなりそうです。</p>
<p>「ご不幸があったお檀家さんのお家には、ご逝去からお通夜の日まで、可能な限り毎日欠かさず足を運びます。ご家族と接する数だけ信頼関係が深まり、おひとりおひとりのお話の中から戒名の文字が浮かび上がってきます」と岩田住職。できあがった戒名も、あわただしい葬儀会館ではなく、自宅でゆっくりと見てもらっているそうです。</p>
<p><em>　</em>松村住職も、故人様への言葉に耳を傾けることを大切にします。その後、戒名とにらめっこする時間はなんと6時間。「どの文字がその人らしいか、声にした時の語感や響きなど、あれこれ考えます。パソコンに向かって、筆書きして、お経本を開き、お檀家さんと長年親しくしていた母に相談し、また考えて……そして必ず一晩置きますね」お坊さんたちはこれほどの熟考を経て、戒名を決めていくのです。</p>
<figure id="attachment_27962" aria-describedby="caption-attachment-27962" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-1024x768.jpg" alt="境内にある歴代住職のお墓" width="640" height="480" class="size-large wp-image-27962" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b50f442db3fbcbca229425dcae99174.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-27962" class="wp-caption-text">境内にある歴代住職のお墓。江戸時代を生きた歴代住職の生き様が偲ばれる</figcaption></figure>
<p><em>　</em>お位牌やお墓に刻まれた戒名を、改めて1文字1文字じっと見てみると、とても美しい文字の組み合わせでできていることに気づきます。膨大な数の漢字から選ばれた数文字に、その人自身の生き様、家族の想い、そして師匠であるお坊さんからの願いが凝縮されているのです。</p>
<p><em>　</em>戒名は、世俗を離れて仏へと歩みを進めはじめた人への名前。亡き祖父母や両親が、仏となって私たちのことを見守ってくれている。そう思うと、戒名ってありがたいものだなあとしみじみ感じられますね。</p>
<p><strong>※戒名や葬儀のご相談を承っている寺院は<a href="https://mytera.jp/list/sougi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a></strong></p>
<p><strong>【記事に登場したお坊さん】</strong><br />
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2016/11/0032_02_prof.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">伊藤信道（いとうしんどう）</p><p class="c_profile__txt-a">宝泉寺住職。1955年（昭和30年）津島市生まれ。龍谷大学文学部仏教学科卒。大学では陸上競技部。アーユス仏教国際協力ネットワークや名古屋NGOセンター創立に関わる。浄土宗西山禅林寺派の僧侶育成機関「宗学院」講師も勤める。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/housenji32/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>宝泉寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div></p>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/03/0022_02_prof-1.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">岩田親靜（いわたしんじょう）</p><p class="c_profile__txt-a">本休寺住職。1972年生まれ。26歳の時に住職就任。30歳で結婚。現在、三人の子供の親。末娘の寝かしつけ時に、寝てしまい。朝3時頃に起きることが多い。趣味は読書。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/honkyuji22/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>本休寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2019/07/ae8371d0ad81151bb9e7d2776dc5ffa1.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">松村妙仁（まつむらみょうにん）</p><p class="c_profile__txt-a">壽徳寺住職。大学進学で上京。卒業後、音楽教室運営やコンサート・イベント企画運営会社に就職。先代住職であった父の死や東日本大震災をきっかけに、福島に戻ることを決意し、仏門へ。2015年11月、壽徳寺住職拝命。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/jyutokuji53/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>壽徳寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/06/0021_02_prof-1.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">倉島隆行(くらしまりゅうぎょう)</p><p class="c_profile__txt-a">四天王寺住職。大本山永平寺で修行後、欧州等へ参禅修行に向かう。その後、伊勢皇學館大学に結集された伊勢国際宗教フォーラム世話人としてダライ・ラマ１４世を招聘するなど、様々な宗教の垣根を超えて諸宗教対話に尽力している。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/shitennouji21/monk/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>四天王寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2020/05/18_04_03-14-43-01_edited-2-280x280.png" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">三宅教道（みやけきょうどう）</p><p class="c_profile__txt-a">教西寺住職。あなたのお話をお聞かせください。話すだけで心が軽くなる方もいらっしゃいます。気楽に世間話、ぐち悩み、ご相談をしていただけます。年齢・性別・社会的立場等関係なく、どなたにも来ていただけるようにしたいと考えています。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/tera/kyosaiji37/event/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>教西寺ページ</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2022/10/tamagawa_2amend.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">玉川将人（執筆）</p><p class="c_profile__txt-a">1981年生まれ。5年間で約500件の葬儀を担当した１級葬祭ディレクター。現在は仏壇墓石の素心（兵庫県）に勤務し、日本初の仏壇店メディア『こころね』も運営。仏教や弔いに特化したフリーライターとしても活動。</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="https://mytera.jp/column/writer_masato_tamagawa/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>玉川将人執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
<div class="c_profile-c"><div class="c_profile__img"><div class="c_profile__imgcircle"><img decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2017/02/prof_ide2.jpg" alt="" loading="lazy"  width="189" height="189"></div></div><div class="c_profile__info"><p class="c_profile__title-a">井出悦郎（編集・監修：まいてら代表）</p><p class="c_profile__txt-a">1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、まいてらを運営する一般社団法人お寺の未来を創業。寺院の経営支援と現場取材を10年以上継続し、全国の住職との協働や対話を通じて、供養や法事の実践知を継続的に体系化してきた。著書に『<a href="https://amzn.to/3DQmHAa" rel="noopener" target="_blank">これからの供養のかたち</a>』（祥伝社新書）</p><p class="c_profile__txt-b"><a href="ttps://mytera.jp/column/etsuro_ide/" target="_blank"><i class="icon icon_hp-a"></i>井出悦郎執筆のまいてら記事</a></p></div><!-- /c_profile-b --></div>
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		<gnf:modified>Mon, 08 Dec 2025 12:53:16 +0000</gnf:modified>
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		<item>
		<title>お賽銭、小銭ない場合はどうする？キャッシュレスの時代は、寺社で両替サービスが欲しい</title>
		<link>https://mytera.jp/paper/osaisen/</link>
					<comments>https://mytera.jp/paper/osaisen/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[井出悦郎]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 17 Mar 2021 23:53:21 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[財布の小銭を全てお賽銭にする習慣 　仕事柄、全国色々なお寺や神社にお参りします。本堂や本殿で手を合わせる時、お財布の中にある小銭を全てお賽銭にする習慣を心がけています。 　この習慣を始め理由は、毎回お賽銭の金額を考える気 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="c_header_post-b">財布の小銭を全てお賽銭にする習慣</h2>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/osaisen_amend-1024x693.jpg" alt="" width="640" height="433" class="aligncenter size-large wp-image-26913" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/osaisen_amend-1024x693.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/osaisen_amend-300x203.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/osaisen_amend-768x519.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/osaisen_amend.jpg 1508w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></p>
<p>　仕事柄、全国色々なお寺や神社にお参りします。本堂や本殿で手を合わせる時、お財布の中にある小銭を全てお賽銭にする習慣を心がけています。<br />
　この習慣を始め理由は、毎回お賽銭の金額を考える気持ちがわずらわしかったからです。そして、試しに全部の小銭をお賽銭に入れてみたら、気持ちがスッキリ。これはいいと思い、続けています。</p>
<p>　小銭が財布にいくらあるかもその時のご縁なので、時には千円を超えるお賽銭もあれば、数円のこともあります。でも、「全部お布施（お賽銭）」と決めているので、お賽銭の多寡が気になることもありません。</p>
<h2 class="c_header_post-b">お賽銭、小銭がない場合はどうする？</h2>
<p>　この一年、外出が減ったことでお釣りの発生する買い物がめっきり減ったことに加え、電子マネーを使えるお店が増えたため、財布の中に小銭があることがとても珍しくなりました。まさにキャッシュレスの時代です。</p>
<p>お賽銭をする際【お財布に小銭がない】ということもあります。</p>
<p>　そのため、小銭がない時には、千円札をお賽銭にするようになりました。<br />
　ただ、お札はお賽銭箱にうまく入らないためすき間から手を入れて押し込む必要があったり、小銭を投げ入れる時の「ジャラジャラ」という音が鳴らないため、どうも気持ちがスッキリしません。<br />
　そして、毎回千円札を入れることが、お財布に優しくないことも気がかりに・・・。</p>
<h2 class="c_header_post-b">お賽銭はやっぱり小銭がベスト！タイの寺院のサービスが素敵</h2>
<p>　今後、お賽銭箱の横にある電子マネーで「シャリーン！」という音のお賽銭ができるお寺や神社が増えていくでしょう。<br />
　ただ、個人的には電子マネーの時代になっても、小銭の「ジャラジャラ」という音を立ててお賽銭を入れたい気持ちが強いです。小銭が多い時の音はなんとも言えませんし、お参りにきたという実感を持てるのは圧倒的に小銭です。</p>
<figure id="attachment_26910" aria-describedby="caption-attachment-26910" style="width: 640px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/2018-07-13-10.41.08-1024x768.jpg" alt="" width="640" height="480" class="size-large wp-image-26910" srcset="https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/2018-07-13-10.41.08-1024x768.jpg 1024w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/2018-07-13-10.41.08-300x225.jpg 300w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/2018-07-13-10.41.08-768x576.jpg 768w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/2018-07-13-10.41.08-1536x1152.jpg 1536w, https://mytera.jp/wp-content/uploads/2021/03/2018-07-13-10.41.08-2048x1536.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption id="caption-attachment-26910" class="wp-caption-text">タイのワット・ポーの涅槃像。像の前にはお賽銭箱がたくさん並ぶ</figcaption></figure>
<p>　話は変わりますが、タイのバンコクに、ワット･ポーという涅槃像が有名な寺院があります。私はこのお寺の賽銭箱がとても好きです。<br />
　全長46メートルの巨大な涅槃像の前には、100個以上の賽銭箱がズラリと並び、参拝者は涅槃像の頭から足のほうに順番に歩きながら、お賽銭を入れていきます。<br />
　当然、そんなに小銭を持っている人はいないので、ワット･ポーではお札をたくさんの小銭と両替してもらえるサービスがあります。<br />
　ずっしりとした小銭袋を持ちながら、ひたすらお賽銭を入れ続けると、途中からあれこれ考えなくなり、最後は無心でスッキリした気持ちよさになります。</p>
<h2 class="c_header_post-b">寺社で電子マネーを小銭に両替してもらえるとうれしい</h2>
<p>　時代の流れで、電子マネーがお寺・神社に普及していくことは避けられないでしょう。<br />
　であれば、電子マネーで小銭を両替してもらえるサービスがあると、個人的にはとても嬉しく思います。</p>
<p>　そして、そのサービスは寺社にもメリットがあります。今は小銭のお賽銭は、5円や10円の人がほとんどでしょう。しかし、電子マネーで両替してもらう場合、わざわざ10円を両替する人は少ないでしょうから、自然と単価が上がるはずです。<br />
　両替の最低金額を決めたり、300円セットや500円セットなど、少し高めの金額帯で両替を準備しておけば、手間も削減できますし、電子マネーの手数料もカバーできます。また、お賽銭の中にある小銭を循環活用すれば、銀行の両替手数料もかかりません。</p>
<p>　逆説的ですが、電子マネーの時代こそ、やっぱりお賽銭は小銭が一番です。ジャラジャラという音と、小銭を投げ入れる身体感覚は電子マネーでは代替できません。<br />
　電子マネーのお賽銭に反対する寺社も少なくないと聞きますが、時代に応じた参拝者の気持ちに立ち、神仏と人々との心の距離を縮める最適なお賽銭のあり方を、全国の寺社には工夫していただきたいものです。</p>
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		<gnf:modified>Wed, 27 Mar 2024 13:57:23 +0000</gnf:modified>
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