【報告】新型コロナウイルス感染症の影響下　心温まるお葬式の工夫

　西法寺がある地域では、現在お葬式は99％、葬儀社の斎場で行われています。葬儀社の新型コロナウイルス感染拡大防止のための対応もさまざまに取り組まれています。ご遺族もできるだけ少数でと配慮され、全員マスク着用で行われています。

　そのような状況の中で、今回初めての形式での葬儀を行いました。喪主を務めた関東在住の長男さんは単身福岡に帰省し、関東に残った妻と子どもたちはラインのライブ中継を活用して、息を引き取る前のお母さんとお別れをしました。お母さんは気丈にもみんなに「ありがとう」と伝えました。
　通夜と葬儀は、先にお浄土に参ったお父さんとともに苦労して建てた我が家で行いたいとの、たっての願い。感染拡大防止のため参列者は三名、窓を開け換気をし、座布団の間隔をあけ、全員マスク着用。そしてそこに加えて、パソコンの中の関東の家族たち、ライブ中継で行いました。

　今の時代だからこそ、このような状況下でもできる工夫があります。遠くにいても出会える時代になりました。長男さんの家族の安全を第一にしつつ、大切な最後の時間を共に過ごしたいとの精一杯の葬儀に、温かな思いを持たせていただきました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西法寺住職
【追記】
　今回のお葬式がご縁となり、思い切って、YouTubeチャンネル「町上津役西法寺」を開設いたしました。よろしくお願いします。
https://youtu.be/3zXn7II7sJ0

福岡県北九州市八幡西区

西法寺

「ご門徒さんは宝」を合言葉に─

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