安心のお寺10ヶ条
『安心のお寺』には、満たすべき基準があります
一般社団法人お寺の未来は日本全国の数百を超えるお寺への運営支援を通じ、良きお寺に備わっている『安心のお寺10ヶ条』を見出しました。『まいてら』では、厳正な登録審査プロセスを経た総合判断に基づいて登録が承認された、「安心のお寺」が掲載されています。
第1条:
確固な理念・方針
お寺が世の中や人々にどのような価値を提供するかという使命と、その使命を実現する方策が明確になっている
第2条:
仏教・寺院運営に真摯な僧侶・スタッフ
仏教の味わいを伝える確かな信仰・見識・技法・包容力を備えた僧侶と、協働して寺院運営に取り組む、寺族などのスタッフがいる
第3条:
まごころの弔い(葬儀・法事・お墓)
受け手の視点に立ち、亡き人とのつながりを感じられる、心のこもった丁寧な弔いの儀礼を執り行っている
第4条:
充実したエンディングサポート
良き死を迎えるための学びや支援の仕組みが整っている
第5条:
仏教の智慧に触れる祈り・体験の場
仏教の豊かな智慧に触れられる、法話会、坐禅会、写経会、祈願・祈祷をはじめ、様々な法要や仏教体験が充実している
第6条:
活発なお寺コミュニティ
年齢・性別・社会的立場を超えて、檀信徒や地域社会の人々が集い、様々なテーマで活動し、相互のご縁を深めている
第7条:
慈悲の社会福祉活動
困難な境遇にある人々や様々な社会的課題に対し、未来志向で温かい支援の手を差し伸べている
第8条:
整った施設・設備
気持ちよくお参りできるよう本堂・境内・墓地等が掃き清められ、宗教空間の品格と雰囲気を備えている
第9条:
財務の安定性
長期にわたって健全な運営を実現し、檀信徒への経済負担を抑えられるよう、安定した財務管理が行われている
第10条:
堅実な管理運営 (※必須基準)
宗教法人としての法令順守は当然のこと、様々な規約の整備や、情報管理の体制が整っている
登録審査プロセス
- 寺院から100以上の項目にわたる経営情報、登記簿謄本・財務資料等の提出を受けるとともに、現地訪問で寺院活動の現場を確認します
- 第1-9条の視点でお寺の特徴が良く表れた条項を見い出します。第10条は全ての寺院が満たす必要のある必須基準となります
- 「安心のお寺10ヶ条に適合した条項の数」と「適合度合いの水準」の両面から総合判断し、『安心のお寺』として登録が承認されます
『安心のお寺』マーク
登録審査プロセスを経た寺院は「まいてら登録寺院」として、『安心のお寺』マークが付いています。
『安心のお寺』マークのついていない寺院は「まいてらご縁寺院」として、将来的に「まいてら登録寺院」を目指しているお寺です。