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お寺で学ぶ、今と未来を生きる智慧『スクール・ナーランダ』開校
2017年3月4日(土)・5日(日)|飛鳥山善興寺 他
浄土真宗本願寺派が新たにはじめた”現代版寺子屋”ともいえる取り組み『スクール・ナーランダ』。お寺を、10代〜20代の人たちにむけたあたらしい学びの場として、多様な分野の専門家や僧侶と共に「今と未来を生きる智慧」を学ぼうという試みです。
2月4日〜5日にかけて、第1回目となる『スクール・ナーランダ』が京都の本願寺(お西)にて開催されました。公式Facebookページに会の模様がアップされていますが、お寺という空間を舞台に、これまでありそうでなかった切り口の講師陣による授業がとても興味深く新鮮です。
3月には第2回目として、富山県高岡市の飛鳥山善興寺を中心とする各所にて開催されます。京都会場とは趣の異なる講師陣で、【「土徳 – 土地からのいただきもの」が育むものづくり】をテーマに掲げています。
対象年齢を若い人に限定している点も意義深いこのイベント。参加費が低く設定されているのも親切です。これから社会に出ようとする10代から20代の方たちは、ぜひこの機会を活かしてお寺で学んでみてはいかがでしょうか。(まいてら編集部・遠藤)
スクール・ナーランダ 2017 Vol.2 富山
<テーマ>
「土徳 – 土地からのいただきもの」が育むものづくり
富山県高岡市は、400年以上続く鋳物技術で日本の仏具の95%を製造する「仏具の里」。実直で勤勉な職人たちの気質は、豊かな自然と「真宗王国」と呼ばれるこの地の精神風土(土徳)から生まれるものです。
戦中戦後、富山に疎開していた板画家・棟方志功は、「富山では、大きないただきものをしました。それは、『南無阿弥陀仏』でありました」と語っています。この精神風土は、棟方の師であり宗教学者の柳宗悦にも大きな影響を与え、「民藝思想」の誕生につながりました。土徳の風土の中で伝統の技を受け継ぐ富山の職人たちの魅力と課題や他力=人智を超えた「はたらき」と芸術表現との関係について学びます。
会場の善興寺では、富山時代の棟方が遺した最後の大作など、他では見られない作品に出会えます。さらに、富山の民藝ゆかりの場所や伝統産業に従事する職人たちの工房も訪問します。
<講師>
3月4日(土)…
太田浩史(真宗大谷派僧侶)
観山正見(天文学者)
内藤礼(美術家)
3月5日(日)…
飛鳥寛静(浄土真宗本願寺派僧侶)
能作克治(金属鋳物メーカー)
島谷好徳(鍛金職人)
【関連リンク】
■ スクール・ナーランダ facebookページ
■ 浄土真宗本願寺派 (紹介ページ)
行事・イベント名 | スクール・ナーランダ 2017 Vol.2 富山 |
日程 | 2017年3月4日(土)・5日(日) |
時間 | 10:00-17:30 |
場所 | 飛鳥山善興寺 他 富山県高岡市中田4500-1(地図) |
定員 | 50名/日 ※対象年齢 15歳-29歳 |
参加費 | 1日 2,000円、2日通し 3,000円 (両日昼食付き) |
お申し込み方法 | 応募フォームより申し込み (締切:2017年2月20日(月)) |
お問い合わせ先 | 浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進室 メール / 電話 075-371-5181 |