『重誓偈』の写経

『重誓偈』の写経

浄土真宗のみ教えによって救いにあずかったものは、貪欲（とんよく）・瞋恚（しんに）・愚痴（ぐち）の三毒の煩悩をかかえたままで、正定聚（しょうじょうじゅ）の身にさせていただきます。
これを親鸞聖人は、「便同弥勒」（次の世で仏になられる弥勒菩薩と同じ）といい、「如来と等し」（信心よろこぶその人を、如来と等しとときたもう、大信心は仏性なり、仏性すなわた涅槃なり）と喜ばれました。
真宗のみ教えに生きる私たちは他力の救済を信じて、ただ仏徳を讃仰（さんごう）し、報恩感謝の営みにいそしむばかりであります。
その中で写経を発願いたしますのは、私たちの日々の生活の中で、仏恩を忘れがちになり、懈怠（けたい）に過ごしがちであります。それにもかかわらず、仏は「大悲無倦常照我」（だいひむけんじょうしょうが）と常にうむことなく照らし護ってくださっています。
写経のひとときをもたせていただき、心静かに念仏を申しつつ、仏恩の深重（じんじゅう）なることを臆念させていただきたいためです。

お寺で写経を希望されます方は、お勤めなどの予定が入っている場合がございますので、事前に連絡をお願いします。

三重県津市

寂陽山　法苑院　妙華寺

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