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まいてら寺院で「おてら終活カフェ」が始まっています!

2019.01.23

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まいてら寺院で「おてら終活カフェ」が始まっています。

この数年、世の中には様々な終活情報が溢れています。
多死社会を迎える中で、個人化・単身化する家族も増え、自らの死とその後については、生前に自分で決めようという流れが起きています。
そして、その流れにともなって様々なビジネスチャンスも増えていることが、終活情報の氾濫にもつながっています。

一方で、様々な終活情報を束ねる「死生観(どう生き、どう死んでいくか)」について考える場が、世の中には意外とありません。
相続・葬儀・お墓等の終活を実現する具体的な手段は枝であり、死生観は幹と言えます。
幹だけでは観念的。枝だけでも何かむなしい。
幹と枝がしっかり両輪として絡み合うことが、終活においては大切と考えます。

そして、両輪が回る場として、お寺ほどふさわしい場はないのではないでしょうか。
そもそもお寺は葬儀とお墓だけではなく、どう生き、どう死んでいくかという死生観を養う場。
その場の本来性に根ざした、古いようで新しいお寺での終活。
「おてら終活カフェ」は、お寺という懐かしさと安心の空間で、変化の速い現代において少し立ち止まって、ご自身の人生を考えていただく時間を提供します。

「おてら終活カフェ」の具体的な内容は、お寺や住職の個性によって様々ですが、それぞれのお寺では以下の要素を共有しています。

・来し方を振返り、これからどう生きるかという行く先に思いを馳せ、自らの人生を考える場にする
・相続・葬儀・お墓等の具体的な実務について知り、考える時間は大切にする
・エンディングノートを埋めたい人は、後日お寺に相談することもできる。必要に応じて適切な専門家を紹介してもらえる
・講演・講義だけでなく、対話形式の時間に気軽に質問できる
・お茶を飲みながら、リラックスして話を聞くことができる

また、「おてら終活カフェ」を通じて、希望される方は生前に戒名を考えることもできます。
戒名は、親からもらった名前と、自らの生き様を表す言葉を、仏教的な意味合いも伴って、数文字に集約・統合するものです。ある意味、戒名は人生のコピーライティングと言え、生き様も伴った自分の本当の名前にしていくものとも言えます。
戒名を見ていると、「この人はこういう人だったのかなぁ」と感じられることも多く、戒名は人の記憶を保存し、後世に伝承する優れた知恵の一つだと思います。
(参考記事:お寺は「死者の記憶バンク」)

死後よりも生前に戒名をもらい、それを指針に残りの人生を生きていくことは幸福感にも寄与すると思います。
「戒名は高い」という手垢のついたイメージがありますが、真摯に取り組んでいるお寺ではそんな法外なことはありません。
先人たちの知恵である戒名というものについても、「おてら終活カフェ」では考え直すきっかけにしていただきたいと思っています。

これから、全国のまいてら寺院では少しずつ「おてら終活カフェ」が始まっていきます。
随時告知していきますので、機会があればぜひ近くのまいてら寺院を訪ねてはいかがでしょうか?
お茶を飲みながら、肩肘はらずにリラックスして、人生を考る時間にしていただければと思います。

「おてら終活カフェ」を行なっているお寺を探す
→ http://mytera.jp/gyouji/otera-syukatsu-cafe/

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井出悦郎

井出悦郎

1979年生まれ、東京育ち。東京大学文学部卒。人間形成に資する思想・哲学に関心があり、大学では中国哲学を専攻。銀行、ITベンチャー、経営コンサルティングを経て、「これからの人づくりのヒント」と直感した仏教との出会いを機縁に、一般社団法人お寺の未来を創業。同社代表理事を務める

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