【花だより】静岡県伊豆の国市 正蓮寺のハス 200鉢

泥の中にしか咲かず、かつ泥に染まらない清浄さ。汚泥不染をはじめ、愛でれば5つの徳に包まれるハスの花。
極楽浄土に咲くというハスを、正蓮寺ではお檀家さんや蓮ファンの方々と一緒に育てています。

100種類200鉢のハスの咲く境内は、住職の祖父18世元了法師が仏説阿弥陀経の世界を具現化しようと作られました。昨年改修され、山門から本堂までの200メートルほどの参道は、まるで蓮小路と呼びたくなるほど整然とハスが並び、あっちをむいてもこっちをむいても蓮だらけ。

開花時期の6月下旬～8月上旬には毎年500名ほどの方が各地から訪れ、写真を撮ったり水彩画を描いたり、木陰のベンチでぼーっとしたり。

色とりどりの競うように咲くハスの花。葉の上をころころ転がる、白く清らかな朝露。夏の早朝、日ごろのストレスを手放して、かりそめの極楽浄土を体験できるひととき。
　伊豆の野山を撫でながら吹く風が清らかな香りを運び、きっとあなたの次に蓮が大好きな住職が「ハスのほっこり茶」を用意してお待ちしております。

「管理が大変でしょ？」とよく聞かれます。でもすぐに笑顔でこう答えます。 「好きですから」

静岡県伊豆の国市

法栄山 正蓮寺

おかげさまを生む 伊豆のハス寺

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